こんにちは、エンタメブリッジのごーです。
今回、皆さんにご紹介するのは「ワイルドスピード/スーパーコンボ」を紹介します。
ワイルドスピードシリーズの最新作であり、ホブズとショウのバディ映画となっています。
マッチョな二人が世界を駆け巡ってアクションを繰り広げます。
そして、このシリーズを通してテーマとなっているのは「家族」。
今回も家族がテーマになっていますが、それに付け加えて人間とは何か?
というテーマも提出しています。
今回の手ごわい相手はA.Iになっています。
最新の科学技術に対する人間たちの絆です。
さぁ、そんな壮大なテーマとアクションがどの様に絡んでいくのでしょうか?
それでは、作品紹介から始めましょう。
目次
1.「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の作品紹介
公開日: 2019年08月02日 (日本)
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:クリス・モーガン、ドリュー・ピアーズ
原作者:クリス・モーガン
出演者:ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバ、ヴァネッサ・カービー、ヘレン・ミレン
2:30周辺の「ハカ」に注目。
ラグビー選手さながらのカッコいい戦士のハカです。
2.「ワイルドスピード/スーパーコンボ」のあらすじ
画像出典:https://video.unext.jp/
まずは、「ワイルドスピード/スーパーコンボ」のあらすじから紹介です。
本作品は他のシリーズに比べて、シンプルな物語になっています。
登場人物も最小限に抑えられているので、それぞれの感情に寄り添うことも容易でしょう。
ここでは「ネタバレあり」のあらすじも紹介しますが、是非とも本編を観てください。
次の章でも紹介しますが、この映画の見どころは登場人物同士のやり取りや、迫力のあるアクションですから。
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」のあらすじ(ネタバレなし)
画像出典:https://video.unext.jp/
デッカード・ショウの妹、ハッティはMI6のエージェントとしてテロ組織からウイルス兵器を回収する作戦を担っていました。
しかし、この作戦の途中、テロ組織の人々の邪魔をされてしまいます。
その組織でのリーダーはブリクストンという名のコンピューターが埋め込まれたサイボーグ人間。
あまりの強さに、ハッティはその場から逃げ出すことを決意します。
ハッティはとっさの判断で、ウイルス武器を奪われないために自分の身体の中にウイルスを埋め込みました。
そして、消えたウイルスの捜索ミッションに選ばれたのが犬猿の仲である、ホブズとショウ。
肉体派で喧嘩ばかりしているこの二人は、無事にウイルス兵器を取り返すことが出来るのでしょうか。
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」のあらすじ(ネタバレあり)
画像出典:https://video.unext.jp/
MI6でエージェントとして働いていたハッティは、ブリクストン率いる闇の組織からの妨害あいウイルスを自分の身体に流し込みその場から逃げることを決意しました。
なんとかその場を切り抜けたハッティですが、その体内に埋め込んだウイルスと共にブリクストン達に追われる身になってしまいます。
しかも、埋め込んだウイルスもハッティを蝕むのは時間の問題。
ハッティはMI6本部に助けを求めます。
ハッティの捜索のミッションを与えられたのは、ホブズとショウ。
お互いが同じミッションに駆り出されていることを本人たちは知りません。
しかし、ロンドンについてみると、そこには犬猿の仲である二人が対峙してしまいます。
相棒が分かったと途端に喧嘩を始める二人。
ホブズはハッティを見つけて保護しようとしますが、そこにブリクストンが襲ってきます。
ホブズはハッティがショウの妹だと知り、仕方なく3人でブリクストンから逃げることを選択します。
愛好のドライビングテクニックで何とかブリクストンから逃れるものの、ホブズとショウは警察からの指名手配を受けてしまうことになります。
これはブリクストンが所属している闇組織エティオンによる裏工作でした。
3人はまず、ハッティの身体の中からウイルスを取り除くために、ウイルスの開発者を訪ねます。
ハッティの身体からウイルスを抜き取る方法は2つだけ。
ハッティの身体を燃やすか、エティオンの本部にある専用の機械を使用するか。
3人が選択したのはエティオン本部に乗り込むこと。
エティオン本部という事もあり、敵はかなりたくさんいます。
ホブズとショウはあえなく敵に捕まってしまいます。
電気イスに座らされて、ピンチを迎えますがハッティがタイミングよく二人を救出。
3人は車を奪って逃走します。
壮絶なカーチェイスの末、命からがら逃げ伸びますがせっかく盗んだウイルスを取り出す装置が壊れてしまっています。
装置を治せる人はホブズと仲たがいしていたホブズの兄しかいません。
3人はホブズの兄に合うために3人はホブズの母国サモアに行きます。
兄は最初、ホブズを受け入れることはありませんでした。
しかし、母親の命令で弟であるホブズに協力することを約束します。
サモアには家族を最も大切にすることが掟として根付いているのです。
そして、銃を持たずに敵と戦うときは素手か伝統的な武器。
ホブズの兄によって、ウイルスを除去する機械が直り、ハッティの身体から無事にウイルスを除去することが出来ました。
そして、3人を追ってきたブリクストン率いるエティオン軍との最後の戦いが始まります。
ホブズ率いるサモアの戦士たちは伝統的な衣装と武器で、最新鋭の科学技術で武装した敵と対峙します。
エティオン軍の最強の武器であり、弱点でもあるのは科学技術であるということ。
一度、コンピューターに不具合が生じると、銃を撃つことすら出来なくなってしまいます。
そこでは素手で戦うサモアの戦士たちが圧勝します。
ここからブリクストンとのヘリコプター対車でのバトルが繰り広げられますが、このアクションシーンはぜひ本編をご覧ください。
非常に迫力のあるシーンに仕上がっています。
最後はホブズとショウのタッグ対ブリクストンの戦いになります。
ブリクストンは脳にコンピューターが埋め込まれているため、相手の次の攻撃がかなりの精度で予測可能です。
ホブズとショウはそんな相手に対抗策を見出し、チームワークを駆使して倒します。
エティオンに見限られたブリクストンはコンピューターの電源を切られてしまいます。
ドローンからは
いつかまた再開することになるだろう
という言葉を残し、飛び去っていきます。
3.「ワイルドスピード/スーパーコンボ」のみどころ
画像出典:https://video.unext.jp/
ワイルドスピードと言ったら、最高にクールなカーアクションでしょう。
今回は宿敵関係にあるホブズとショウが主演とあって、二人の絶妙なやりとりも見逃せないポイントとなっています。
ここからは「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の見どころを紹介していきます。
カーアクションにCG映像もプラスされた大迫力シーンの数々
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ワイルドスピードには数多くのスポーツカーやカスタムカー、そして主にホブズが乗りこなす戦車も登場します。
そして、これらの車がカーチェイスを繰り広げます。
カーアクションが大人気となり、ワイルドスピードの人気は不動のものとなっています。
そして、今回の「ワイルドスピード/スーパーコンボ」では、近未来のバイクアクションが繰り広げられます。
ワイルドスピードの中では、あまりCGを使ったアクションは使われていませんでしたが、映画「トランスフォーマー」さながらのシーンも多く出てきます。
カーアクションだけでも迫力がありましたが、CGを多用することにより今回はさらに迫力が増しています。
シリーズのお約束となった世界狭しと展開する物語のダイナミクス
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ワイルドスピードシリーズの醍醐味の一つは舞台となる場所が、地球規模だという事です。
今回はホブズの地元、サモアも舞台となります。
サモアは原住民たちが、自分たち独自の文化や伝統を保存している場所。
ワイルドスピードでは、近未来的な武器や兵器を使って戦うことが多くありますが今回は真逆です。
サモアの先住民族が用いていた、伝統的な武器や地の利を活かして戦うシーンが出てきます。
ラグビーのワールドカップで日本でもお馴染みになった「ハカ」はとても迫力があります。
ホブズのような屈強の戦士たちが、伝統的な武器を持って戦うシーンは必見です。
登場人物のホブズとショウの漫才のようなやり取り
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ホブズとショウは宿敵、ライバル関係にあります。
そのため、タッグを組んでミッションをすることにお互いに嫌悪感を覚えていますが、結局タッグを組みます。
お互いがお互いをののしり合う感じは漫才のようで、とてもリズミカルで面白いです。
この部分も「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の魅力となっています。
そもそも、ワイルドスピードのシリーズは、誰かしらバディやタッグを組んでミッションを成功させていく物語。
お互いの実力を認めつつも、なかなか相いれない二人は共通の敵を見出すことで徐々にチームとして成立していきます。
お互いをののしり合うセリフの応酬は字幕でも吹替でも楽しめます。
4.「ワイルドスピード/スーパーコンボ」私の視点
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今回の「ワイルドスピード/スーパーコンボ」はシリーズの中でも、かなり方向性を変えてきた作品だと感じました。
もちろん、これまでのシリーズ同様にアクションシーンは見逃せません。
ここからは、これまでのシリーズとは一線を画す部分も合わせて私独自の視点を紹介します。
登場人物が最小になり、物語の展開がわかりやすい
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シリーズ初期の作品の登場人物は非常に少なかったのですが、回を重ねるごとに登場人物であり仲間、家族がどんどん増えていきました。
それぞれが、それぞれの分野のスペシャリストであり、ファンにはたまらない部分でした。
しかし、登場人物が多すぎて、物語が複雑になりどのキャラクターに感情を移入したらよいのか迷ってしまう側面もありました。
今回のメインはホブスとショウになり、いわゆるタッグものの映画として楽しめます。
登場人物を絞ったことにより、物語の進行がシンプルになり感情も移入しやすくなりました。
特にサモアも舞台になるため、ホブズの方にスポットが当たっています。
娘への愛や、地元の家族への愛。
そして、自分の出自である民族への愛にあふれた内容になっています。
ワイルドスピードシリーズの良さを活かしたまま、分りやすい物語になりました。
人間の生活を豊かにするのは科学技術か?人間同士のつながりか?
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「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の根本的なテーマとなっているのが、人間の生活を豊かにするのは科学技術か?
人間同士のつながりか?
という問いです。
現在ではAI技術(人工知能)の発達もあり、未来の人間のあり方や働き方などが活発に議論されています。
科学技術の発展は、人類の生活を大きく変化させてきました。
特にインターネットは革命と言われています。
お家時間で過ごした人々の多くが、あらゆる場面でインターネットを利用しています。
私がこの「ワイルドスピード/スーパーコンボ」を観たのはU-NEXTですが、これもインターネットが無ければ利用出来ません。
確かに科学技術は人間の生活を豊かにしているのです。
しかし、一方でインターネットの発達は人間同士の直接的なつながりを切り裂いた側面があります。
今では会議などもインターネットで行えるため、直接膝をつき合わせる必要はなくなったのです。
科学技術推進派にとっては、人間的な直接のつながりは非効率だということになります。
効率化を重視しようとします。
人間には感情があり、この感情こそが判断を鈍らせるという事にもなります。
そこをAIが非常に効率的に判断を下してくれるのです。
全て効率化を求めるのであれば、政治も経済もAIに任せてしまえばよいのです。
長い会議でイライラした経験はありませんか?
そんな、会議もする必要はないし、もしかしたら大部分の仕事もAIが行ってくれるかもしれません。
しかし、そこには家族への愛、恋愛、友人などが失われてしまうかもしれません。
あなたはどう思いますか?
で?ホブスとショウの妹は恋に堕ちたの?
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少し気になるのは、ホブズとショウの妹ハッティとの関係です。
今回は、ハッティが原因でホブズとショウはタッグを組むことになります。
当然、ショウの妹であるハッティも仲間となって一緒に敵を倒します。
所々ホブズとハッティが絡みますが、なかなか恋愛に発展することはありません。
ワイルドスピードお得意の仲間同士での恋愛。
今回も観られるのかと思いきや、なかなか観られません。
口をふさぐ名目でキスはします…。
最後にホブズの車に乗り込むハッティ。
生き延びたら、二人は結ばれる約束をしています。
もしかしたら、次回作では恋人同士になっているかもしれません。
ちなみにホブズには子供がいます。
したがって、もしもこの二人がくっつけば、ハッティにとっては本当の子供ではない子を育てることになります。
ワイルドスピードは複雑な人間関係がたくさん出てきますが、すべてハッピーでさわやかな恋愛に描いているところが凄いです。
もしかしたら、アメリカというお国柄なのでしょうか。
5.「ワイルドスピード/スーパーコンボ」をおすすめしたい人
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ワイルド・スピードシリーズのファンなら、激しいアクションや様々なキャラクターの登場人物に注目することでしょう。
もちろん、今回もマッチョ系の登場人物たちが縦横無尽に大活躍します。
そんなアクションで、仕事や日常のストレスも一瞬で吹き飛びます。
今回はそれだけではなく、「科学技術と人間」という壮大なテーマもあります。
という事で、ここからは「ワイルドスピード/スーパーコンボ」をおすすめしたい人を紹介していきます。
マッチョ系アクションが大好きな人
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もちろん、ワイルドスピードと言えば、マッチョ系のアクションでしょう。
ホブズもショウもマッチョな体格と、豪快なアクションで敵を倒していきます。
もちろん、ハッティも女性の細い体でホブズすら窮地に追い込みます。
敵役として登場したブリクストンも、内蔵されたコンピューターを駆使してホブズやショウと戦います。
その迫力こそがアクション映画の醍醐味でしょう。
今回の撮影でも一体何台の車が廃車になったのかわかりません。
車代だけで相当のお金をかけています。
また、ヘリコプターも頻繁に登場し、車対ヘリコプターの壮絶な争いも観ることが出来ます。
そんな、マッチョ系のアクションが好きな人は必見の作品です。
日々のストレスを吹き飛ばしたい人
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日々の疲れやストレスを吹き飛ばしたい人にもおすすめです。
先ほども記述した通り、今回の作品は初期の作品同様にメインとなる登場人物はかなり少なめになっています。
そのため、一人ひとりの感情に寄り添いやすくなっていますし、物語の展開がわかりやすくなっています。
仕事で疲れてると、色々と考えながら観るような映画は見たくありません。
この作品は、何も考えずにいても映像だけで頭に入ってくるストーリー構成になっています。
しかも、最終的には主人公達が勝利する「勧善懲悪」系となっていますので、日々のストレスを吹き飛ばしたい人にはおすすめの作品です。
科学技術の発展に危惧をしている人
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科学技術の発展が人間の生活を脅かすのではないか?
と危惧をしている人にも必見の映画です。
2045年には「シンギュラリティ」。
つまりコンピューターが自ら成長をし始め人間の能力を超えるという転換点である、という議論が広がっています。
確かにA.Iはコンピューターには攻略不可能だと言われていた、将棋や囲碁で人間に勝利しています。
しかも、その成績は圧倒的になっています。
したがって、コンピューターによる最適化、不要な人間の選別が始まると考える人が現れるのです。
確かに、科学技術によって人間の就業領域がかなり狭められていくのは確かなことかもしれません。
そして、科学技術の発展や利用を止めることは誰にも出来ません。
それでは、コンピューターには絶対的に侵されない「人間独自の領域」はどこにあるのでしょうか。
むしろ、ここに注目すべきでしょう。
この作品では、まさにこの点。
人間の人間らしさ、コンピューターや機械には犯すことのできない領域にスポットを当てています。
それは、人間と人間とのつながりであり、感情や思いやりなのです。
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