ディーンフジオカが映画「海を駆ける」で新境地!珠玉のファンタジーのネタバレあらすじをご紹介!

海を駆けるメインビジュアル

 

こんにちは!エンタメブリッジライターのカナエです。

みなさんは“海”にどんなイメージをお持ちですか?

青い空を映したキラキラ眩しく輝く“水の集合体”を心に描いたり、生命を生み出した”母なる海”のように考えたりする方もいらっしゃるでしょう。

寄せてきた波が引いていくときの力って予想外に強くて、自分まで引き込まれそうで怖くなったことってありますよね。

特に私たち日本人とっては、“海”は先の東日本大震災でその恐ろしさをまざまざとみせつけた存在でもあります。

映画「海を駆ける」はそんな海の優しさと恐ろしさを描いた不思議なファンタジーです。

これからこの映画について詳細していくのでどうぞご覧ください!

1.海を駆けるの作品紹介

公開日: 2018年5月26日 (日本)
監督:深田晃司
脚本:深田晃司
原作:深田晃司
出演者:ラウ(ディーンフジオカ)、貴子(鶴田真由)、タカシ(太賀)、サチコ(阿部純子)、アディパティ・ドルケン(クリス)、セカール・サリ(イルマ)等
撮影:芹澤明子

2.海を駆けるのあらすじ

海を駆けるメインビジュアル
画像出典 https://eiga.com/movie/87651/gallery/

続いて海を駆けるのあらすじをご紹介します。

海を駆けるのあらすじ(ネタバレなし)

インドネシアの青く澄んだ海。その中から1人の男が現れて波打ち際まで近づいてきます。

体に一糸まとわぬその男は砂浜までくるとばたりと倒れてしまいました。

いったいこの男に何があったのでしょう?

そしてこの男は何者??

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

場面は変わって日本同様に大規模な津波に襲われたアチェの町。

NPO法人で災害復興の支援活動をしている日本人、貴子(たかこ)の家で、イスラムの若い女性イルマが貴子たちにインタビューしていました。

イルマは貴子の息子のタカシの大学の友人、クリスの幼馴染。

インドネシアはイスラム教が多いのでヒジャブと呼ばれるスカーフを頭に巻いたイスラム女性独特の格好をしていますが、ジャーナリストになりたいという熱い気持ちを持った女の子。

いつもカメラを持ち歩いて記事にする出来事がないかと探しています。

そんなイルマに頭が上がらないクリスは取材の手伝いばかりさせられていて、今日も日本人を取材したいと言うイルマの要望でタカシの家で撮影に協力していました。

カメラを向けられた運転手のヌンは、津波で妻と子供を失ったと語り始めます。

津波が来たのは日曜日で何故か金曜日にいつも行くアチェに子供が行くのを嫌がった・・波が銃撃戦のような音を立てていた・・それからは死体を見るのが辛い・・など。

その次に貴子が話します

はじめは通訳としてアチェに呼ばれたけれど他の仕事も多く津波の跡地の植林などもなかなか進まなかったので、仕事を続けるために息子タカシとアチェに越してきました・・。

旦那さんは?

イルマが訊ねます。

時々遊びに来ますと答える貴子。

長年インドネシアに住んでいるのでイルマと同じように身に着けたヒジャブがすっかり馴染んでいます。

貴子の息子タカシは貴子がインドネシアで現地の男性と結婚して生まれた子供で、ずっとインドネシアで暮らしていています。

家で母親と日本語で話しても自分はインドネシア人だと思っているので日本に対する興味もなさそうです。

インタビューの途中で貴子に電話がかかってきました。

電話の内容は日本人とみられる男が浜辺で倒れているという知らせで貴子は急遽海岸へ向かうことになり、イルマたちの取材は終了となりました。

しかしその日は姪のサチコが大学の夏休みを利用してアチェに来ることになっていました。

貴子はタカシに空港までサチコを迎えに行くよう頼みます。

クリスが自動車を持っているので嫌がるのを無理やり運転させてタカシは空港へ向かいました。

旅客機から降りてきたいとこのサチコはこれまであまり会うことのなかったタカシやその友達に緊張した様子でした。

クリスとも英語で会話しなければならないので長い黒髪のかわいい子なのに顔が強張ってしまいます。

それにサチコはインドネシアにある目的があってやってきたのです。

3人がクリスの車に乗り込もうとしていた時中年の女性が話しかけてきました。

貴子の友人でジャーナリストの女性レニです。

彼女は身元不明の日本人らしき男が浜辺に打ち上げられたと聞いて様子を見に行こうとしていました。

先に貴子も行っているのでタカシたちも一緒に行く事にします。

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

助けられた男は浜辺の施設でタオルをかぶって放心状態で座っていました。

貴子が日本語で話しかけた時だけ反応があるように見えたので現場の男たちはとりあえず貴子に預かって欲しいと頼みます。

見知らぬ男を家に置くことに抵抗がある貴子は最初は断りますが、他に行くあてもない男を見て仕方なく承諾するのでした。

謎の男を連れて帰ることになった貴子はトラックの荷台に皆で乗り込みます。

途中で様子を見に来たイルマも一緒です。

貴子は息子たちに男の呼び名を「ラウ」にしようと提案しました。

ラウって?

そう訊ねたサチコはインドネシア語で海という意味だと教えられます。

でもちょっと安直じゃない?

笑いながらタカシが母親をやじります。

その時突然ラウが立ち上がり高い声で歌い出しました。

すると驚いたことにそれに応じるように荷台に積んでいたバケツの中の魚が飛び跳ねます。

またトラックを運転していたヌンは死んだ自分の妻と子が川のそばで手を振っているのを目撃してトラックを急停車。

車から飛び出します。

しかしラウが歌い終わるとその姿も消えているのでした。

荷台の魚も動かなくなってしまいました。

家に帰ると戸口でぼんやり外を眺めているラウ。

サチコがシャワーを浴びると言いますが、ここは水しか出ないと貴子に言われて困惑する様子を背中で聞いています。

しかしサチコがシャワーを浴びるとなんとお湯が!

それを聞いた貴子はわけがわからずびっくり。

そんな2人のやりとりに不思議な笑みを浮かべるラウなのでした。

翌日から貴子はラウを連れて身元調べに出かけました。

家に2人きりになったタカシとサチコは他人行儀でぎこちない様子です。

写真好きのタカシが暗室で写真を現像しているとサチコがうっかり開けてしまい怒られます。

サチコはイルマとクリスが来たことを知らせに来たのでした。

イルマは貴子がラウの身元捜しをするのを取材しようとしていて、タカシとサチコを誘います。

貴子はクロダという日本人がコテージにと泊まっていたことを知り、ラウではないかと女主人に訊ねていました。

女主人はラウを見てもよくわからないようです。

合流したイルマはそんなラウの様子をカメラで撮影します。

サチコは1人で海岸をぶらぶら歩いて何かを確認しているようでした。

クリスがやってきて何をしているのかを訊ねると持っていた写真を見せてこの場所に行きたいと言うのでした。

お父さんの遺灰を撒きにインドネシアに来たんでしょ

とクリス。

タカシから聞いたの

サチコは父親に写真の場所に撒いてほしいと遺言されたと言います。

クリスは写真を暫く見ていましたがどこなのか見当がつきません。

その後浜辺から帰る途中、ラウが女の子が倒れているのを見つけます。

どうやら熱中症のようでした。

子供、苦しいんだね

困って女の子を抱き寄せるイルマにラウはインドネシア語で話しかけます。

インドネシア語喋れるの?

驚くイルマの前で、ラウは手のひらを上に向けます。

するとふわふわした水の玉が現れ、ラウはその玉を少女の口元にもっていき流し込みました。

元気になった少女は嬉しそうに父親の処へ駆けていきます。

イルマはあわてながらもすべてをカメラに収めるのでした。

こんな風に度々不思議なことをやってのけるラウ。

ラウの正体は何なのでしょうか??

海を駆けるのあらすじ(ネタバレあり)

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

ラウの不思議さは増すばかりです。

サチコが慣れない環境で高熱を出して寝込んだ時も、サチコの寝室にやってきて寝ているサチコに手をかざします。

すると朝になるとすっかり熱がひいていました。

サチコは熱が出ている間に見た夢を思い出します。

それは父の夢で岩場のトーチカ(機関銃などを撃つために作られた場所)からカメラでこちらを見ている夢でした。

イルマはジャーナリストのレニにラウが少女を助けた時の映像を渡します。

自分を認めてもらいたい一心だったのですがレニは自分の手柄としてラウをテレビに出演させ、集まった記者たちの前で少女にしたことを再現させようとしました。

テレビを見ていたイルマはレニに裏切られたことがわかって悔し涙を流します。

ラウは水の玉を出そうとしますが途中で面倒になったのか、疲れたと言ってそこから出て行ってしまいました。

タカシとサチコも家でラウが出ているテレビを見ていました。

ラウってなんなんだろう・・

二人が不思議がっていると突然ラウがドアを開けて入ってきます。

今テレビで見ていたラウが部屋に入ってきたことに茫然とする二人。

しかしラウはなんでもない様子で食事していたサチコに言います。

これ食べていい?

日本語で聞いて食べだします。

タカシはあわててドアを開けて外の様子を見ますがいつもと変わりません。

サチコは熱を出した時見舞いに来たクリスに父親の夢を話したところ、それはウェー島のサバンという浜辺だろうと言われたので2人で行ってみることにします。

当日貴子が植林作業をするために外出していたのでタカシとラウもいく事になりました。

例によってトラックの荷台に乗せて貰って港に向かいますが、途中で貴子の姿を見つけたサチコは「貴子さーん」と呼びますが聞こえないようです。

するとラウが荷台から飛び降りて貴子の後を追いかけます。

作業をする貴子のそばにぼんやり座り込むラウ。

レニからと思われる電話が貴子のところにかかってきます。

ラウだと思っていたクロダという日本人はもう帰国しているそうです。

ラウって宇宙人みたい・・

でもテレビに出ちゃったから隠れていた方がいいわよ

そう貴子はラウに告げます。

蝶が来てラウはそれを子供のように追いかけます。

そして追いながら貴子の上に手をかざしました。

すると貴子はばたりと倒れて動かなくなるのでした。

どうやら息絶えてしまったようです。

港に着いたサチコとタカシはクリスを待ちますが現れず、2人で船に乗ります。

すると船にクリスとイルマがいて思わずクリスをひっぱたくサチコ。

でもそれは誤解でクリスが好きなのはサチコだとわかって4人は笑いだすのでした。

ウェー島についた4人は島の景色を楽しみます。

いつのまにかラウが加わっていて子供たちと遊んでいます。

でもラウの奇行に慣れた4人はもはや気にしません。

サチコは写真の場所のトーチカを見つけ父親の遺灰を撒きます。

そして海で泳いでいるタカシに手を振るのでした。

そのときラウと遊んでいた子供の1人がふいにラウと同じ歌を歌い始めます。

すると子供の背後の滝が逆行してあがり、サチコの横に死んだ父が現れます。

しかしサチコは気づきません。

その後4人とラウが海岸で海を眺めてると、棺桶を担いだ島民がやって来ます。

そしてラウが水に引き込んで子供を殺したと言うのでした。

ラウは自分たちと一緒にいたと抗議する4人。

違うよねラウ?

サチコはラウに聞きますが、その姿は何故か透けていて後ろの海が見えました。

そろそろ帰らなくちゃ

ラウはそう言って海に向かって駆けだしました。

ラウを追う4人。

いつの間にかラウと一緒に海の上を走っていました!

それを追いかけようにも島民たちは波に足を取られていくことが出来ません。

ついにラウは水に飛び込んで姿を消します。

4人も水に落ち泳ぎながらラウを探しますがそれきりラウは現れず、仕方なしに4人は浜辺に戻るのでした・・。

3.海を駆けるの見どころ

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

それではこの映画の見どころをご紹介します。

津波の被害が残るアチェの町

サチコがアチェに来てまだ日が浅い頃、タカシとも仲良くなくてやることもなくぶらぶらとアチェの町を歩きます。

そこでイルマと偶然会って、イルマはサチコをある場所へと案内してくれます。

それは津波で大きな船が町まで流されてきてそのままになっている光景でした。

昔「スピード2」という映画がありましたが、その中に大きなクルーズ船が海岸を越えて街の中まで建物を潰しながら進んでくるという圧巻のシーンがありました。

アクション映画として現実には到底起こりえない迫力を楽しむ場面でしたが、インドネシアの津波で町まで入り込んだ船の映像を見た時、事実は小説より奇なり、時に簡単に自然は私たちの考えを凌駕してしまうのだと痛感しました。

映画スピード2のクルーズ船の場面

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画像出典 https://eiga.com/movie/45986/

船を見た時サチコの心に去来したのはきっとあの東日本大震災の光景でしょう。

それはインドネシアの人の心にも日本人の心にも深く突き刺さった消えない記憶なのです。

でもその船の看板に上がって風に吹かれながら2人の話すことはクリスとの恋愛話。

若い世代は過去にばかり囚われていません。

これから開かれる未来へとその目は向いています。

それが救いでもあるのですね!

サチコの悲しみ

この物語ではラウとサチコの触れ合いも大きな軸になっています。

具体的に言葉では表されませんが、サチコは父を失った大きな喪失感で落ち込んでしまっていました。

ラウはそんな沈んだサチコの状態にすぐ繊細に気づきます。

そしてシャワーのお湯を出してあげたり、慣れない場所で病気になったサチコの熱を下げてあげたり、父親の夢を見せて遺言の場所に導いてあげたりしています。

そしてサチコはいとこのタカシやクリス、イルマとも打ち解けて仲間になって明るい笑顔を取り戻していくのです。

しかしラウはサチコを立ち直らせる一方でその叔母の貴子を殺したり子供たちの命も奪ったりしています。

限りなく慈愛に満ちて私たちを包み込む一方、時に凶暴に襲い掛かる海・・ラウは海そのものなのですね。

クライマックスの海を駆けるシーンはカタルシスに満たされます!

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

そろそろ帰らなくちゃ

子供を殺したと島民に名指しされたラウは海に向かって駆けだします。

それを追うサチコやタカシたち4人。

いつのまにかラウは彼らにとって大事な友達になっていたのです。

海に向かったラウは波に足を沈めることもなく、なんと海の上を走っていくのです。

それを追う4人も同じようにまばゆい海面を走ります。

島民たちは海に落ちてしまい彼らを追うことが出来ません。

海を駆ける彼らはもう人間以上の存在、海の一部になっています。

これ以上ない幸福感に満たされて笑い叫びながら彼らはラウと走るのです。

しかしラウは海の中に飛び込んで消え去ります。

人間に戻った彼らは浜辺に・・人間の世界に戻るしかないのでした・・。

4.ライターが個人的に思ったこと

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画像出典 https://eiga.com/movie/87651/gallery/

ここではライターの感じたことをお話しします。

最初の場面でディーンフジオカさんが海から全裸で現れた時は、去年彼が主演したフジテレビのドラマ「モンテクリスト伯」みたいな映画かなあと思いましたが全く違いました。

彼が鶴田真由さん演じる貴子の家に居候することになったので、ここで2人に愛が・・なんて邪推してみましたがそれも全く関係ない話の筋で、この映画は4人の若い男女の青春模様を中心にミラクルを起こす男ラウを通して海という大自然を描いていたのですね。

個人的にはもしかしてラウはサチコの死んだ父親の使者だったのではないかと思ったりしました。

そしてこの映画を見てからは、家の近くの海岸を散歩しながらいつかこの穏やかな海が牙をむくのかと漠然とした不安を感じたりしています。

5.海を駆けるをオススメしたいのは?

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画像出典 https://cinemarche.net/fantasy/umikake/

海を駆けるは自然というものを再認識できる映画です。

オススメしたいのはこんな方々!

決まり切った日常に退屈している人

一日は24時間しかなくて1人の人間の行動範囲は限られてしまうから、あーあ、つまんないと思う人も多いでしょう。

でもちょっと視点を変えて大空や広い海を眺めてみましょう。

自然は大きくて自分は小さいなあ、と実感されます。

「海を駆ける」はインドネシアの自然とその中で暮らす人たちをファンタジックに描いています。

その瑞々しい自然の息遣いが伝わってきて窮屈な生活をしばし忘れさせてくれます。

自分の価値観にこだわってしまう人

人は自分の価値観で何でも判断します。

それは考え方の基準で大事な事ですが、その価値観の持ち方が頑固すぎて独断の先行しがちなタイプの人もいます。

そういう人は時々でもこうした大きな存在を見据える映画を見て世界はわからないものなんだと仕切り直しをするのもいいかなと思います。

インドネシアの風が自分の心にも吹いてきて気持ちがよくなります。

どうぞリフレッシュしてください!

終わりまで読んでいただきありがとうございました!!

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