史上最悪のバッドエンド映画「ミスト」のあらすじと作品紹介(ネタバレあり)

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こんにちは、エンタメブリッジライターのさくやです。

今回の記事では映画「ミスト」をご紹介したいと思います。

この映画はアメリカの有名なホラー作家であるスティーブン・キング氏の小説「霧」を映画化したものです。
題名そのまんまですね笑

私はスティーブン・キングが結構好きで、彼の小説が原作になっている映画やテレビドラマをよく観ます。

まだこの映画を観たことがない人は、ネタバレありのあらすじは見ないでほしいです。

衝撃のラスト15分

このようにうたっている映画だけあって、ラストがこの映画の大きな見どころになっています。

皆さんにも是非結末を知らない状態で「衝撃のラスト15分」を体験して頂きたいです!

それでは早速始めていきましょう!

1.「ミスト」の作品紹介

公開日: 2007年11月21日 (アメリカ)
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作者: スティーヴン・キング
原作: 霧
出演者:トーマス・ジェーン、ローリー・ホールデン、ネイサン・ギャンブル、マーシャ・ゲイ・ハーデン、 フランシス・スターンハーゲン、他。
受賞
歴:日本の映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第48位

2.「ミスト」のあらすじ紹介

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画像出典:http://www.future-nova.com/entry/mist

「ミスト」のあらすじをご紹介します。

ネタバレなしとネタバレありに分けてあるので、まだ本編を観ていないという方はネタバレなしだけ読んでお楽しみください。

それでは行きましょう。

「ミスト」のあらすじ(ネタバレなし)

激しい嵐から幕を開けるこの映画、何とも不穏な感じがしてなりません。

史上最大の雷雨の翌朝、湖の畔に住むデヴィッドと妻のステファニーは自宅の窓や小屋が壊れているのを見つけます。

デヴィッドは映画のポスターを描く画家で、昨晩の嵐のせいで、できあがったばかりの作品も壊れてしまいます。

自宅の修理や買い出しのために、息子のビリーと隣人のノートンと共に車で近くのスーパーマーケットへ向うことになります。

隣人のノートン氏とは以前もめたことがあり、今回の小屋の損壊もノートン氏の木の倒木が原因で、関係は良好ではありません。

そして3人が向かったスーパーマーケットこそ恐ろしい災難が降りかかる現場になってしまうのです。

スーパーマーケットは買いだめをしようとする客たちで大賑わいでした。
いつ復旧するかもわからない嵐の大きな被害のせいで、田舎町の住人たちは買いだめに必死です。

デヴィッドたちが買い物をしていると、店の外ではサイレンを鳴らしたパトカーや救急車がものすごいスピードで走り去っていきます。

その直後に、鼻血を流した男性がスーパーへと、何かに追われるようにものすごい形相で走ってきます。

霧の中に何かいる!!

ドアを閉めろ!

こう叫ぶ男。

店内の客たちが戸惑うなか外ではものすごいスピードで辺り一面が白い霧に包まれていきます。

いきなり大きな揺れが発生して戸惑う人々。

こうしてデヴィッドはじめとするスーパーマーケットの客たちはミストの中の「何か」と戦うことになるのです。

「ミスト」のあらすじ(ネタバレあり)

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画像出典:http://sonoeiga.no-mania.com/Entry/59/

史上最大の雷雨と言われる激しい嵐から幕開けとなる「ミスト」。

デヴィッドと妻のステファニー、8歳の息子ビリーは湖畔に住む3人家族。

デヴィッドとビリー、そして隣人のノートンは共に嵐で破損した自宅の修理や買い出しのために地元のスーパーマーケットへと向かいます。

そして3人が向かったスーパーマーケットこそ恐ろしい災難が降りかかる現場になってしまうのです。

スーパーマーケットは買いだめをしようとする客たちでごった返しています。
いつ復旧するかもわからない嵐の大きな被害のせいで、田舎町の住人たちは買いだめに必死です。

デヴィッドたちが買い物をしていると、店の外ではサイレンを鳴らしたパトカーや救急車がものすごいスピードで走り去っていきます。

その直後に、鼻血を流したダンがスーパーへと、何かに追われるようにものすごい形相で走ってきます

霧の中に何かいる!

ドアを閉めろ!

店内にいる客たちの不安を増してゆくばかりです。

自宅に2人の子供を残してきた女性は、

8歳の娘と弟が待ってる、お願い誰か家まで送って。

こう頼みますが、みな目を背け女性を送り届けようとする人は現れません。

沈黙に包まれたスーパーの客たちはみな「外に出て死にたくない」そんな風に思っているような顔でした。

デヴィッドはマイロン、ジム、ノーム、そして副店長のオリーと共に裏の倉庫を調べに行きます。

デヴィッドはシャッターの奥から大きな音が聞こえたことを理由に、開けるのは危険だとマイロン、ジム、ノームを説得するのですが、彼らは無視して開けてしまいます。

隙間からまるでタコのような、巨大な謎の触手がズルズルと侵入してきてノームの体に巻き付きます。

デヴィッドとオリーは必至に助け出そうとし、斧で触手を切るのですが、結局ノームは連れ去られてしまいます。

彼らは外に謎の触手を持った生物がいることを店内の人々に伝えようとします。

しかし、元々デヴィッドや町の人々との関係が良好でなかったノートンは、謎の生物の話を信じようとせず、結局、彼と数人は救助を要請するために脱出することを主張し、店の外へと出て行ってしまいます。

日は沈み夜になると、いっそう外の静けさと不気味さは増してきます。

ミセス・カーモディは狂信的なキリスト教信者で、町の中では困った人物として有名です。

極端な宗教的言動のため、最初は周囲の人から避けられていました。

スーパーに閉じ込められ、外に出た人々が謎の「何か」に殺されていくという極限的状態で、ミセス・カーモディの狂信的な発言を信じる者が少しずつ現れ始めます。

そんな中、店にいた軍の兵士は、軍が異次元の世界をを探る「アローヘッド計画」なるものを実行していると聞いたことを打ち明けます。

ミセス・カーモディは、この霧やそれに伴う災難は「兵士に責任がある」と説明し、兵士は彼女の信者たちによってナイフで刺され、生贄として店外に放り出され、霧の中の「何か」に連れ去られてしまうのです。

この悲劇を目の当たりにしたデヴィッドは、息子のビリーがミセス・カーモディによって次の生贄にされてしまうことを恐れ、オリー他数名と共に店外に出ていくことを決意します。

皆が寝静まったことを確認し、脱出を実行しようとしたその時、ミセス・カーモディに阻まれてしまいます。

ミセス・カーモディの説教により、常軌を逸した彼女の信者はたちはデヴィッドたちを生贄にしようとします。

危機一髪のところで、オリーが拳銃でミセス・カーモディを射殺し、何とかスーパーマーケットを脱出。

車へと向かう途中でオリーたち数名が、謎の生物の犠牲になってしまいます。

デヴィッドの車に乗り込めたのは彼と息子のビリーを合わせ5人。

車をどれだけ走らせど、一向に霧は晴れてきません。
そしてとうとうガソリン切れとなってしまい、先が見えない絶望の中、生きることをあきらめることに。

デヴィッドはオリーの銃を取り出し弾を数えるが、4発しか残っていませんでした。

自分は何とかする。

と言い残し、最愛の息子であるビリーら4人を射殺してしまうのでした。

3.「ミスト」の見どころ

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画像出典:https://eiga-yomuyomu.com/mist

あらすじを読んでいても終始もやもやが続く映画だったと思います。

一体この映画は何を伝えたかったのでしょう。

続いては「ミスト」の見どころを紹介していきます。

史上最悪の後味と目されるラスト!

この映画を初めて観たときは何とも表現しがたい感情を抱いたことをおぼえていますねぇ。
決して気持ちのいい終わり方ではありません、むしろその逆。

初めて観る方には、結末をしらない状態で鑑賞してもらいたい一作かなという風に思う作品です。

公開当初も

映画史上かつてない衝撃のラスト15分

というキャッチコピーで宣伝されていました。

私もこの映画の最大の見どころだと思っています。

このラストを体験してあなたは何を思うか。

是非寝ないで最後まで観てください笑

謎の生物の正体とは?!

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画像出典:https://twitter.com/yaman5142/status/1013419921819119619

「ミスト」にはいくつかの怪物たちが登場するのですが、どれも気持ち悪いものでした。

まず、倉庫のシャッターからノームに触手を巻き付けてきた怪物。

この怪物の全容はラスト、デヴィッドたちがビリーらを射殺するシーンであきらかになります。

体の大きさはものすごくデカいく、大きめのビルと同等ぐらいではないかと思うくらいです。
クモとカニとタコの触手を掛け合わせたような怪物です。

この触手によって登場するたくさんの人々をさらっていきました。

そして夜に店内の光に誘われてきた昆虫のような怪物もいました。
こちらもサイズは大きく、サソリとハチを合わせたような飛行生物です。

尻尾には猛毒があり、レジ係の女性が刺されて殺されてしまいます。

この怪物は「アローヘッド計画」なるものに関わってきます。

「アローヘッド計画」は、軍が主導していて、現実世界の周囲に存在する異次元の世界に窓を開けて観察するというものです。

しかし、この計画は失敗してしまい、開けてしまった窓から異次元の世界の生物がこちら側に侵入してきてしまいます。

それが、あの怪物たちの正体ということになります。

異次元がほんとうに存在していて、あのような怪物たちがウジャウジャいるんでしょうか、、
考えただけでも恐ろしいです笑

4. 単純なホラーじゃない!「ミスト」のもう1つの視点

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画像出典:http://gensun.org/?q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88+

この映画のホラー要素は、突如霧が町を覆い、霧の中の「何か」が人を次々と襲っていくという点にありますよね。

ホラーと言えば、昼間の場面で登場人物のキャラクター性を映し出し、観客に認識させます。
この時点で私たちは、「この人一番最初に死にそうだなぁ」なんて予想したりしますよね?笑

そして、夜や暗闇のシーンになると、霊や怪物のようなものが出てきて登場人物を順番に襲っていくという型がオーソドックス。

こうした一般的なホラー作品と「ミスト」は何が違うかというと、恐怖のシーンは昼夜関係ない、という点です。

(まぁ人を襲っていく怪物が桁外れな巨大生物であったり、霊的な要素などは一切ないという点も異なりますが。)

なぜなら、日が昇っている昇っていないに関わらず、霧によって人間の視界が遮られてしまうからです。

この点が「ミスト」の独自性。

そしてもう1つのこの映画の独自性が、前面に押し出して描かれている「集団心理・群集心理」なのです。

人間は個人が集まり、複数化・集団化すると各々の心理状態が徐々に変化していきます。
これまでに一度も頭の中に閃いたことのないような思考、さらには行動をも行ってしまうのです。

こうした集団下での心理状態は昔から研究されており、集団心理の発生に関していくつかの説が立てられています。

感情や思考、行動が集団内の人間に急速に伝染していくという感染理論。
潜在的な同質性が、あるきっかけをもとに表面化するという収斂理論。
このほかにもいくつかあるようです。

いずれにせよ、この映画に登場するスーパーマーケットの人々はまさに異常な心理状態になっていることが分かります。

集団では、個人の責任感が薄れ、大きな力を持っているように錯覚してしまうのです。

これはまさに、ミセス・カーモディと彼女の信者たちに当てはまっていることです。

兵士をナイフで刺し、生贄のためにスーパーマーケットから締め出す彼ら。

私たちの現実に当てはめてみますと、いじめによる自殺、集団暴行、ネット上での書き込み等々、皆さんもニュースや新聞の記事でよく目にする事柄ではないでしょうか?

集団心理の恐ろしさは我々の身近なところにある。

人間は弱い生き物である。

私はこの映画を観てこのように感じました。皆さんも感じることは各々違うでしょうが、こうして映画を観終えた後に、現実とつなげて考えてみることも大事なこともかもしれません。

意図せぬところに様々な問題のキーやアイデアが転がっていることもあるのではないでしょうか。

5.「ミスト」はこんな人におすすめ

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画像出典:http://gensun.org/?q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%88

人間って普段生活している中で、大部分の情報を視角から得ていますよね。

ミストにより視界を完全にシャットアウトされてしまうことにより、人間の「見えないものに対する」恐怖が掻き立てられます。

例えば夜なんかも、怖く感じたりするのは暗闇で周りが見えないからだと思います。

「ミスト」は「見えないものに対する」恐怖を上手く描いた映画だと思います。

「ミスト」はこのような方に是非観てもらいたい映画です。

ありきたりなストーリーに飽きた人

ハリウッド映画など、多くの映画はあるストーリーの型に沿って製作されているものが多いですよね。

私たちもアクション映画などの大体の結末は観ていて予測することができると思います。

そうしたストーリーの型に当てはめられたものであっても、映画は私たちに多くの感動や興奮、楽しみを提供してくれます。

でも、同じような類の映画ばかりにたまに飽きてしまうことだってあると思うんです。

そうした時に、意外なストーリー展開だったり、どんでん返しの結末があるような映画を観ることで映画の面白さを再認識できるような気がするんです。

「ミスト」はそうした類の映画だと思っています。

何度も言ってるかもしれませんが、「衝撃のラスト15分」を是非体験してみてください。

人それぞれ感じるものは違うと思いますが、それはそれでよいのだと思います。

人間の心理が好きな人

先程も少し紹介した異次元の世界からこちらにやってきた怪物はとても恐ろしいものです。

しかし、私が恐ろしいと感じたもう一つの存在、それは「人間」そのものです。

この映画のもう一つの側面として、スーパーマーケットに閉じ込められた人間の心理が巧妙に描かれています。

ひとりひとりの登場人物は買いだめなどのためにスーパーにやってきた普通の町の住人です。

それが、霧の中の「見えない何か」によって周囲を囲まれ、スーパーという狭い空間に長時間閉じ込められる過程で人々は恐ろしいほどに変化していくのです。

こうした状況に直面した時に人間は何かを信じるという事で安心感を得ようとします。

そして、その一つが「神」や「宗教」です。

狂信的なキリスト教信者であるミセス・カーモディはこの映画で非常に重要な役割を果たしている人物です。聖書を片手に「これは神の裁きだ!」と言っていたミセス・カーモディに耳を貸そうとする人など誰もいませんでした。

そんな彼女が最後には、恐怖の中にいる人々から多くの信者を生み出し、まるで予言者のように扱われま

「兵士を生贄にしろ」と命令するミセス・カーモディに従う人々を見ていると何だか恐ろしくなりました。

人間なら誰にでも当てはまり得る集団心理が、上手く描かれておりこれも見どころの一つだと思いました。
是非注目しながらストーリーを追ってみてください。

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