現代社会の問題に切り込んでいる!?「ダークナイト」ネタバレあり

「ダークナイト」は世界中で大ヒットしたバットマン三部作の内の二作目の作品です。

映像の迫力や痛快なアクションは非常に見応えがあります。

しかし、それらのハリウッド特有の映像によって登場人物たちが抱えている葛藤を見逃してしまってはいませんか?

また、この作品でクリストファー・ノーランをはじめとする作り手たちが社会に問いたかったモノが理解できずにいませんか?

ジョーカーを演じたヒース・レジャーが薬物中毒で死んでしまうというニュースも話題になりました。

多くの人がおすすめするこの映画ですが、私はあえてこの映画がどのような問題を社会に投げかけているのか考えていきたいと思います。

見方を変えれば、違った印象でこの作品を観ることが出来るようになると思います。それでははじめましょう。

1,「ダークナイト」の作品紹介

公開日: 2008年7月18日(米国)、2008年8月9日(日本)
監督: クリストファー・ノーラン
原作者:ボブ・ケイン、ビル・フィンガー
原作: バットマン
出演者:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー他。
受賞歴:スクリーム賞、放送映画批評家協会賞、ピープルズ・チョイス・アワード、英国アカデミー賞、第32回日本アカデミー賞にて海外作品賞、映画館大賞、他多数。

2,「ダークナイト」のあらすじ


画像出典:http://nbtx.blog105.fc2.com

この作品はSFアクションであると同時にきめ細かい人間の心の葛藤も描いています。

人間の細かい感情の揺れを描くには物語の筋を理解しておかなければならないでしょう。

ここからは「ダークナイト」のあらすじを紹介します。

「ダークナイト」のあらすじ(ネタバレなし)

マフィアによる犯罪が跋扈していたゴッサムシティはバットマンによって冷静さを取り戻していました。

さらに、表社会では正義感あふれる地方検事ハーヴェイ・デントがマフィアによる犯罪を取り締まっていました。

そこに突如として現れたのは恐ろしい化粧をした悪の化身であるジョーカーでした。

ジョーカーの目的はただ1つ、バットマンを殺すことでした。

ゴッサムシティにある裏社会マネー半分の報酬でバットマンを殺すことをマフィアと交渉するジョーカーはその巧妙かつ残酷なやり方でマフィアたちからも恐れられるようになります。

マフィアたちはバットマンとデントによって仕事を妨害されていました。

多くの仲間たちが逮捕されるに至り、マフィアはジョーカーとの交渉に乗り出します。

ジョーカーはバットマンの正体を暴きだし、追い詰めるために一般市民を次々と犠牲にしていきます。

混乱と恐怖の過程で徐々に世論もバットマンをジョーカーの前に差し出すことを望むようになります。

バットマンがいるから犠牲者が次々と現れるようになったというのが有力な世論となってしまいました。

追い詰められたバットマンは自分の正体を現すことを決意します。

ジョーカー率いるマフィア軍団とバットマン、デントそしてゴードン率いる警察軍団の戦いが始まります。

その結末は如何に…。 

「ダークナイト」のあらすじ(ネタバレあり)


画像出典:https://popposblog.com

ゴッサムシティにある大銀行のビルの屋上には覆面を被った強盗団が集まりました。

ジョーカーと言う名前のボスからの命令で

用が済んだ奴は消せ

と言われている強盗団は仕事を済ませる過程で次々と仲間を殺していきます。

結局最後まで残ったのはジョーカー本人ただ1人でした。

ジョーカーが銀行から盗んだ大量の金はマフィアがマネーロンダリングを行っている最中のお金でした。

しかし、ジョーカーはマフィアの金だと知っても全く躊躇はしません。

 一方、ある駐車場ではマフィア同士による麻薬の取引が行われていました。

するとそこに現れたのは黒い人影であり、マフィアたちはバットマンが現れたと勘違いします。

銃を連射するバットマンに似た格好をしていた男たちはマフィアを何人も殺します。

そこに突如バットモービルに乗って現れたのは本物のバットマンでした。

次々とマフィアを退治しながら、同時に偽物のバットマンたちも捉えます。

バットマンに扮した男の1人は

バットマンの助けになりたかった

と話します。

この話に対しバットマンは

助けなど必要ない。二度と同じことをするな

と言い立ち去ります。

 ゴッサムシティではバットマンが治安を乱しているという世論もありました。

マフィアによるマネーロンダリングの捜査をおこなっていたゴードン警部補は新任検事のデントに働きかけて捜査協力を依頼します。

正義感があり、才能あふれるデントはマフィアの撲滅に精力的に活動していました。

そのことからデントはマフィアから目を付けられるほどの人物になっており、たびたび命を狙われる存在でもありました。

 デントは恋人のレイチェルと高級レストランでデートをしています。

そこにバットマンであるウェインも恋人と共に現れます。

4人は一緒に食事をしながらゴッザムシティの治安とバットマンのあり方について語り合います。

デントはゴッサムシティにバットマンは必要だと語ります。

これを聞いたウェインはデントのために資金援助をすることを提案します。

 バットマンの対策について会議をするマフィアたちは中国の巨大企業とも取引をしていて巨万の富を得ていました。

その会議の最中にジョーカーが現れます。

ジョーカーはバットマンを殺すのでマフィアたちが持っている金の半分を報酬としてよこせという交渉を行います。

この交渉をマフィアたちは最初ジョーカーに懸賞金をかけて敵対しますが、ジョーカーの前に屈します。

結局、マフィアたちはジョーカーにバットマン殺しを依頼することになります。

ジョーカーはバットマンをおびき出す手段として数々の殺害予告を行っていきます。

 ジョーカーはゴッサムシティの要人であるデントを含めた3人の殺害予告を行います。

デント以外の2人はいとも簡単に殺されてしまいます。

ジョーカーは自らデントを殺しにやって来ます。

ウェインが主催しているパーティに出席していたデントはウェインによって保護されます。

 ジョーカーによる次の標的は市長でした。

市長が演説をする葬式の祭典でジョーカーは市長を撃ち殺そうとしますが間一髪ゴードンが犠牲になることで市長は助かります。

夜になりマフィアのボスの1人がいるクラブにバットマンが現れジョーカーの居場所を聞き出そうとします。

しかし、マフィアはジョーカーについて何も話しません。

バットマンバッシングが強くなってきたゴッサムシティの状況を受けバットマンはデントと相談し正体を明かす決心をします。

デントが開いた記者会見でウェインが正体を明かそうとするとデント自ら「自分がバットマンだ」と言い張ります。

そのことにより、デントは政府によって拘束されてしまいます。

 デントを乗せた護送車をジョーカーたちがトラックで襲います。

デントは護送車ごとロケットランチャーで飛ばされそうになりますがバットマンによって助けられます。

バットマンとジョーカーは1対1で向きあいます。

バットポットから転倒し気を失っているバットマンの上に上乗りになろうとするジョーカーだったがその頭に銃を突きつけたのは死んだと見せかけていたゴードンでした。

ゴードンは見事にジョーカーの逮捕に成功します。

 デントとその恋人レイチェルが帰宅していないという情報を受け、ゴードンはジョーカーへの尋問を始めます。

しかし、なかなか口を割らないジョーカーに対してバットマン自ら尋問にうつります。

なんとかデントとレイチェルの居場所を聞き出したバットマンとゴードンは手分けをして2人を助けに行きます。

バットマンは顔半分が焼けただれてしまったデントを救出しますがレイチェルを爆死させてしまいます。

 バットマンスーツを着たまま落ち込んでいるウェインは自分の存在によって凶悪な犯罪や狂気的な事件が蔓延しているといことを嘆きます。

一方ゴードンは入院しているデントの元を訪れます。

顔半分が焼けただれているにもかかわらず治療を拒否したデントはレイチェルの死のショックや自分のふがいなさに憤慨しゴードンを一方的に責めたてます。

ゴードンが去った後に看護師に扮したジョーカーは言葉巧みにデントをたぶらかします。

 バットマンは最新の技術を使うことでジョーカーの居場所を特定させました。

そして、ジョーカーを追い詰めます。

しかし、ジョーカーも犬を使ってバットマンの体力を奪い優勢に勝負を進めていきます。

12時が近づくとジョーカーは自分で仕掛けた2艘の船の爆発が気になり始めます。

一般市民が乗船している船と、重犯罪受刑者が乗る船には両方とも爆弾が仕掛けてあり、お互いの起爆装置をお互いが握りしめているという仕掛けでした。

 バットマンと戦っている最中のジョーカーは先に起爆装置を押せば自分たちは助かるというこのゲームをどちらが先に押すか楽しみにしていたのです。

しかし、12時になっても爆発は起こりません。

すべての計画を完璧にこなしていたジョーカーでしたが、どちらも起爆装置を押さないという誤算が生じたのでした。

自分の誤算にケラケラと笑っているジョーカーはバットマンによって倒されます。

 一方、ジョーカーにたぶらかされていたデントは警察を含め5人を殺害していて正義から悪へと堕ちていたのでした。

ゴードン家族を殺しに来たデントは子供を人質にとり家族全員を恐怖に陥れます。

ゴードンの子供が撃ち殺される寸前でバットマンが救出します。

デントはこのことにより死亡します。

ゴッサムシティの正義のシンボルであったデントが人殺しをしていたことを公表すれば町は混乱と狂気が蔓延してしまうと危惧したバットマンは決意します。

すべてのデントの罪を自分が被り、悪として逃げ続けると言い出し去っていきます。

ゴードンは最後に言います。

バットマンこそが真のゴッサムシティのヒーローであり「ダークナイト」なのだ、と。

 3,「ダークナイト」のみどころ


画像出典:https://www.cinemacafe.net

何通りものドラマが絡み合う中で強引にもあらすじを紹介しました。

2時間30分超える大作ですが、間延びすることなく見どころが全てのカットに凝縮されています。

続いては「ダークナイト」のみどころを紹介します。

正義とは何かを考えさせる

この作品に出てくる主な登場人物はバットマン、ジョーカー、そしてデントです。

それぞれにそれぞれの考え方があるのですが、バットマンとデントはゴッザムシティのために正義を行おうという考えが一致しています。

そして、多くの事件が起こるたびに自分の正義について葛藤しています。

一方でジョーカーは「悪」という概念を完全に悟っています。

ジョーカーの考え方であれば、社会が混乱している時に「万人は万人に対して狼になる」という人間観を持っています。

 ジョーカーはバットマンと対峙するときに良く「俺たちは」という言葉を使用します。

彼の考え方であればバットマンも又「悪」なのです。

バットマンという存在が正義を行おうとすればするほど悪が跋扈するのだという相対的な見方を台詞で言っています。

従来のヒーロー映画であれば主人公によって悪が倒されるといういわゆる勧善懲悪モノが大半です。

しかしこの作品はそういった作品とは一線を画します。

正義とは何なのか考えさせられてしまいます。

『ダークナイト』という作品は悪役であるジョーカーの理路整然とした正義や悪の議論もみどころの一つなのです。 

SF作品でありながら実際の腐敗した社会を風刺している

バットマンは当然のことながら実際には存在しません。

間違いなくSFエンターテイメント映画です。

しかし、ただのSF映画としてみることが出来ないのは先にも触れたように、人間の内奥に迫り正義と悪を問うというだけではなく舞台設定も現実の社会状況に酷似しているからです。

マネーロンダリングの問題や政治家と起業家たちがマフィアと結託しているという話は現実でも良く起こっています。

また、法律を遵守し市民を守るべき仕事であるはずの警察がマフィアなどによって買収されているということも現実社会では大いにある話です。

私たちが生きる社会は決してポジティブな要素だけで形成されているわけではなく、多くのネガティブな要素が混ざって出来上がっているのです。 

最後の最後に人間は信じることが出来る!

人間の悪の部分を知り尽くしているジョーカーは最後にゲームを行います。

一つの船には一般市民を乗せ、もう片方の船には囚人たちを乗せた船に爆弾を仕掛けておきます。

互いに起爆装置を握らせて相手を殺せば自分は助かるという状況を設定しています。

ゲーム理論の1つである「囚人のジレンマ」というゲームに似ています。

お互いに相談をすることが出来ない状況で相手を信じ通さなければいけないのです。

この作品の場合はお互いに命がかかっています。

 船に乗っているのが一方は一般市民、もう一方は犯罪者と差をつけることによってボタンを押させる動機を巧みに作っています。

一般市民は相手が犯罪者であるから殺してもいいという考え方が容易に出来るでしょうし、犯罪者はこれまでの犯罪歴から人を殺しても良いと考えます。

ジョーカーはこのような立場やシチュエーションを作り上げることによって人間同士の殺し合いを楽しみにしているのです。

しかし、結果はどちらも起爆装置を押すことはありませんでした。

一般市民は人を殺してしまうという恐怖や良心によりボタンを押すことを躊躇します。

犯罪者側も1人の屈強な黒人によりボタンを押すことを避けました。

ジョーカーの予想は最後に外れたのです。

人間には極限状態でも自分の利益のためだけで人を殺してはいけないという良心が残っていたのです。

 4,「ダークナイト」私の視点


画像出典:https://www.cinematoday.jp

ここからは私の見方で「ダークナイト」を紹介します。

正義を語るために必要な悪の設定

正義のヒーローになる夢は多くの子供たちが持っています。

それは、昔も今も変わりません。

勧善懲悪モノの映画が昔も今も変わらず人気があるのは根底にそういった感情があるからでしょう。

しかし、現実の社会は誰が「正義」で誰が「悪」か?

単純に割り切れないというのが本当のところです。

しかし、自分は正義の徒として生きていたいという人は多くいます。

自分が正義であり続けるためには悪という存在を必要とします。

犯罪者やマフィアなど、法律を破り社会を混乱させる人々は単純に悪として設定できます。

「悪」を設定し反対の立場をとればすぐに「正義」の立場になることが可能です。

正義の立場であれば多くの市民からの理解や賞賛も受けることが出来るのです。

ゴッサムシティが一度でも混乱を始めると人々はこぞって誰の責任でこのようなことが起こったんだとお互いを疑い始めます。

そして、バットマンが悪の根源だということになり総勢でたたき始めるのです。

自分たちが正義という安泰な立場にいるためには悪を設定する必要があるのです。

 正義の名のもとに人が集まる!そして、暴徒と化してしまう

この作品の冒頭にはマフィアの間で麻薬の取引を行うシーンがあります。

そこに登場したのはバットマンのような格好をする普通の男性たちでした。

彼らはゴッサムシティを守るために正義の名のもとに集まった有志でした。

彼らの行動を促している根底にあるものは「正義」です。

「正義」の名の元であれば人々は危険も顧みることなく武器をとり戦い始めるのです。

そして、「正義」の名の元に犯罪者であるという理由で簡単に人を殺してしまいます。

バットマンが現れ偽バットマンたちを拘束します。

偽バットマンの1人が

バットマンを助けたかった

と語ります。

この台詞こそ単純な正義のために人殺しも容認されるという表現でしょう。

動機は「正義」なのです。

そして、この「正義」はいつの間にか人間を集団化して狂気的な行動に走らせてしまいます。


画像出典:https://blog.goo.ne.jp

ネットでの有名人叩き!正論ではあるけど…

現在はネット上で全ての人が簡単に社会に対して意見を表現する自由が与えられています。

そのため、テレビなどで露出の多い有名人が何か不祥事を起こすと、多くの名もなき市民から一斉にバッシングを浴びることがあります。

ネットでの炎上は無視できるものではなく、あまりにも世論がひどい場合には事務所を解雇、テレビ業界から干されてしまうということも多々あります。

例えば、芸能人による麻薬の使用が大きく取り上げられることがあります。

麻薬の使用は日本の法律によって固く禁じられていますが、使用者の依存についてはあまり触れられません。

 意見とは色々な立場や思想から様々な種類が合っても良いはずです。

しかし、法を犯した者に対する世間のバッシングは非常に激しく犯罪者を擁護するようなコメントをした人にまで火の粉はかかってしまいます。

テレビのコメンテーターは様々な見方を視聴者に提供するのも1つの役割です。

しかし、名もなき一般市民によって常に監視されているために自由な発言が許されず、結局は当たり障りのないコメントになってしまうのです。

このため、一度火が付いた正義の世論は時間がたち落ち着くまでは誰も止めることが出来ない狂気的な流れを生み出します。

 薬物の使用は犯罪であるし、「薬物使用は絶対ダメ」という意見は正論です。

しかし、この問題が何故起こってしまうのかという追及は様々な見方によって言及されます。

ネットでの正論はその見方を遮り、問題の解決の糸口をなくしてしまっています。

また、ネットでの狂気的とも言えるほどのバッシングによって人1人の人生をも左右しています。

バッシングを続けていた人々は熱が冷めれば元の世界に戻るか、あるいは新たな悪を探し出すでしょう。

しかし、バッシングをされてしまった当の本人は完全に狂ってしまった人生を歩み続けていかなければならないのです。

5,「ダークナイト」をおすすめしたい人


画像出典:https://www.esquire.com/jp

正義と悪との葛藤を抱えている人々の物語である「ダークナイト」。

両者を簡単に決めることなど誰にもできません。

「ダークナイト」をおすすめしたいのはこんな人です。

正論こそ正義だと考えている人

この作品に出てくる偽バットマンたちは自分たちが正義であると信じて疑がわない人々でもあります。

そんな人々が複数以上となると勢いがついてしまい、いつの間にか人殺しまでが正義の名の元に容認されてしまうのです。

かつて、ユダヤ人を迫害したナチスドイツも初めは正義の名の元に集まった人々でした。

勿論、このことは日本国内でも何度も起こっていることです。

 学校や会社でのいじめやパワハラの問題は現場ではどのように広まっているのでしょうか。

いじめや暴力は決して許されたものではありませんし、そのことを容認する気は全くありません。

しかし、何か些細なことでも全ていじめやパワハラだとして行為者を弾圧しているような傾向はありませんか。

学校でも会社でもこれまで主導権を持っていたはずの人がいつの間にか主導権を失いいじめやパワハラの対象となるという場合は多くあります。

このことが何を指し示しているかと言うと、問題とされているいじめやパワハラが根本的には解決されてはおらず、正義という後ろ盾をもった行為者の主導権が移ったというだけのことなのです。

バットマンはゴッサムシティの平和という自分の正義を貫くために葛藤の末、自ら悪というレッテルを背負うことを決断します。

私たちはバットマンほどの力や財力があるわけではありませんが、何度でも自分の正義と現在の状況を問い直す必要があるのです。 

発言の機会がネットに限定されている人

ネット上では、過激な発言やトピックが人々を惹きつける部分があります。

「バズ」狙いでそういった過激な内容をアップする人も多くいます。

個人のブログやSNSなどであれば自分の名前を公表している人もいます。

しかし、それらの多くの発言者が自分の立場も名前も公表しない形で発言を行っています。

安全地帯であればどのような発言でも可能です。

しかし、もしもテレビのような自分という人間が他の人に特定されている場合でも同じ発言が出来るのでしょうか。

 この作品に出てくる主人公であるバットマンは少なからずゴッサムシティに住む人々の世論によって感情も行動も翻弄されてしまいます。

バットマン自体は裏社会の秩序を守っているために公の場での発言はしていません。

しかし、行動はしています。

ウェインがデントこそスーパーヒーローだと認めた理由は巨悪を前に命の危険も顧みず公の場で正義の絶えに悪と戦う発言をし続けていたからにほかなりません。

最後にデントは不運な境遇とジョーカーによる心理操作によって悪に堕ちていってしまいます。

正義感の強いデントのような人間を悪に堕としてしまっているのはジョーカーであり、名を名乗ることの内過激な発言者なのではないでしょうか?

私たちも実社会を生きていく中での発言がどのように影響を与えるか今一度考えてみる必要があるのです。

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