【ネタバレあり】映画「ディパーテッド」の真実の意味【5分に1回の衝撃】

1.「ディパーテッド」の作品紹介

公開日: 2007年10月6日 (日本)
監督:マーティン・スコセッシ
原作者:オリジナル脚本
原作: オリジナル脚本
出演者:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン
受賞歴:第79回アカデミー賞、作品賞・監督賞・脚色賞・編集賞受賞。ドラマ部門作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞ノミネート 第12回ブロードキャスト映画批評家協会 作品賞・監督賞受賞。脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・アンサンブル演技賞・音楽賞ノミネート 第27回ボストン映画批評家協会賞 作品賞・監督賞・助演男優賞・脚本賞受賞、アンサンブル・キャスト賞受賞
冒頭の1分だけで、当時のボストンを牛耳っていたアイルランド出身のマフィアの考え方がわかります。悪いけど…男ならなぜかあこがれてしまうスピーチです。

2.「ディパーテッド」のあらすじ


画像出典:https://video.unext.jp/

「ディパーテッド」の主人公を演じるキャストは、レオナルド・ディカプリオということになっていますが、実質は2人。

マット・デイモンもその1人です。

それぞれの役名は後述しますが、ここでは主人公が2人いるということを抑えておきましょう。

この物語は警察とマフィアの騙しあいであり、伏線の張り合いです。

そのため、物語が複雑になってしまうこともあります。

「ディパーテッド」を観るときは、レオナルド・デカプリオとマット・デイモン両者の視点と感情に寄り添っていきましょう。

「ディパーテッド」のあらすじ(ネタバレなし)

物語の舞台であるボストンでは、強力な犯罪組織と警察組織の熾烈な争いが長い間繰り広げられていました。

どちらの組織も優位に立つために情報を欲します。

そこで、採用されたのがスパイを送り込むこと。

犯罪組織からはボスのコステロに育てられたサリバンが、警察組織からは新人のビリーが秘密裏に送り込まれることになりました。

どちらにも悪の親玉コステロの息がかかっています。

何があろうともこのコステロから逃げ出すことは出来ません。

つまり、少しでも失敗をするとすぐにこの世から亡き者にされてしまいます。

しかし、それぞれには使命があります。

相手側に潜入したスパイ同士、恐怖の中から相手の撲滅に全力を尽くします。

情報が洩れていることを知り、警察組織も犯罪組織も内部にスパイがいることを悟ります。

両者ともに内部に潜り込んだスパイを下がることに躍起になります。

さて、彼らは無事に任務を全うできるのでしょうか?

「ディパーテッド」のあらすじ(ネタバレあり)


画像出典:https://video.unext.jp/

新人警察官の主人公が呼び出された部屋は特別な部屋でした。

そこには警察の中でも特別任務を任された上司が二人いて、主人公に特別でしかも危険を伴う任務を言い渡します。

それは、巨大な犯罪組織に潜入し情報を集めるというものでした。

犯罪組織に潜り込むためにこれまでの経歴は全て消去して、「ビリー」という名前で書類上生まれ変わります。

一方で、幼少のころから犯罪組織で育てられた超優秀な男サリバンは、その実力を認められ警察組織の中でも優秀な特別捜査官に任命されます。

そこでサリバンは警察組織内の動きを全てコステロに流していたのです。

つまり、敵対する警察組織と犯罪組織の中にはお互いのスパイが紛れ込んでいたのです。

どちらのスパイも素性がバレてしまえばコステロに殺されてしまいます。

彼らはスパイであることがバレないように慎重に情報を流していくのです。

当然のことながら、どちらの組織も秘密が漏れていることに気づき、内部にスパイがいると確信します。

そして、内部のスパイ探しに躍起になっていくのです。

犯罪組織は中国との麻薬の密売を行おうとしますが、もちろんこの情報もビリーによって警察に流されます。

また、同様のことがサリバンによって犯罪組織に情報が流れます。

この取引情報に関して、警察にいるサリバンは直前まで知らされていませんでした。

そのため、ギリギリになって電波の探知をされないように指示を出します。

ギリギリで犯罪組織は警察組織から逃れます。

つまり、警察は犯罪組織の逮捕に失敗したのです。

この時にはビリーもサリバンも気づいていませんが、実は潜入捜査官はビリーとサリバン以外にも二人いるのです。

警察組織も犯罪組織のコステロも抜け目がありません。

犯罪組織に配属されたビリーは、毎日のようにコステロにバレるのではないかとビクビクしています。

コステロからの指示で、銀行口座と保険証の番号を調べられることになりました。

もしも、この番号が警察内にある情報と一致してしまうと、ビリーがスパイであるということがバレてしまいます。

ビリーが自分の番号を書こうとすると、仲間のマフィアは「CITIZEN(市民)」というスペルをかけなくて困っています。

ビリーはこの無学な男に濡れ衣を着せるために自分の番号を書いた紙をこの男の所有物へとすり替えます。

このとっさの判断によってビリーは何とか難を乗り越えました。

スパイではないスパイを間違えて消したコステロはついに内部からのスパイを駆逐したと思い、大きな取引に乗り出します。

当然このことはビリーによって情報が警察に流されています。

大きな取引きのために現場へ向かうコステロとビリー。

その取引現場には警察組織が待ち構えています。

ついに、コステロの組織は警察組織によって葬られてしまってのです。

任務を終えて、警察署に戻ってきたビリーは、サリバンと面と向かいます。

サリバンの部屋には自分の文字で書いた「CITIZEN(市民)」の文字。

ついに動かぬ証拠を見つけたビリーはサリバンが犯罪組織のスパイであるということを確信します。

サリバンを呼び出し、自分の存在証明を元に戻せと命令するビリー。

ビリーは警察時代の仲間を呼び出しますが、既に犯罪組織の壊滅させた名誉ある存在のサリバンとビリーのどちらを信じてよいかわかりません。

ビリーがサリバンを連れて行こうとすると、警察に潜入していたもう一人のスパイによってビリーとビリーの仲間は殺されてしまいます。

また、サリバンは犯罪組織の一員としてではなく、警察として生きていくために仲間のスパイも殺します。

これで、自分の素性を知っている人間は居なくなりました。

サリバンはついに自分の新しい人生を確立させたのです。

日常が戻り、買い物から帰ってきたサリバン。

家の中には、謹慎を命じられていた警察がいます。

そして、サリバンはこの警察によって殺されてしまいます。

物語の結末はここまで。

主要な登場人物のほとんどは「死者(ディパーテッド)」になってしまうのです。

3.「ディパーテッド」のみどころ


画像出典:https://video.unext.jp/

「ディパーテッド」のみどころは、警察とマフィアの騙しあいや相手の手の内を読みあう知能戦です。

そんな、知能戦を演じるキャストの迫真の演技も見逃せません。

多くの知能戦があるため、観ている方は展開の速さに驚きます。

そんな「ディパーテッド」のおいしい部分を見逃すことないように、ここで見どころを紹介します。

キャストには大御所俳優と若手俳優の面々

「ディパーテッド」で共演しているキャストは、大御所のジャック・ニコルソン、そして新進気鋭の若手俳優であるレオナルド・ディカプリオとマット・デイモン。

この3人がこの作品の主なキャストになっています。

犯罪組織の親玉を好演したジャック・ニコルソンの演技は流石の一言。

悪い役が最も似合う男です。

そして、犯罪組織に潜り込んだ新人警察官のレオナルド・ディカプリオは、悪を演じつつも常に身元がバレて殺されてしまうのではないか、という恐怖を抱く男を好演しています。

さらに、犯罪組織から派遣されて警察官として内部情報を犯罪組織に流しているマット・デイモン。

時に恋をし、時に権力を欲しながら、何とか親であるジャック・ニコルソンに情報を流そうと必死です。

恐怖に支配され、敵側にもぐりこんだ二人の男の名演と悪の親玉であり恐怖の元凶であるジャック・ニコルソンとの共演は見逃すことが出来ません。

主人公は二人、2つの視点でハラハラ感が2倍

「ディパーテッド」は一般的な映画と異なり、主人公を襲う困難や危険を2倍楽しめます。

「ディパーテッド」の主人公は二人いると考えてよいでしょう。

一人は新人警察官であり、犯罪組織に潜り込んだビリー・コスティガン(レオナルド・ディカカプリオ)。

そして、若くして犯罪組織で育ち、警察組織に潜り込んだコリン・サリバン(マット・デイモン)です。

どちらも、敵側の組織に潜り込むわけですから、自分の身元がバレてはいけません。

身元を隠しながらスパイ行為を継続するのです。

しかも、組織内にスパイがいることはどちらの組織も悟っており、懸命にスパイを探られるという状況下です。

二人とも何度もピンチが訪れますが、何とか機転を利かせて逃れます。

そして、先に相手のスパイを見つけた方に軍配は上がり、自分の命を保証されます。

スパイを見つけるにしても疑いがバレれば、自分の身をも危険にさらすことになります。

どちらも相手は人の死を何ともも考えない巨大な犯罪組織と警察組織。

潜り込んだ二人を待ち受ける数々の困難がこの作品のエッセンスです。

伏線に次ぐ伏線、そしてさらに伏線

「ディパーテッド」の見どころの一つとして挙げておくべき部分は、物語の展開に多くの伏線が散りばめられているところでしょう。

巨大な犯罪組織を牛耳っている親玉フランク・コステロを逮捕して、組織を解体までもっていくためには決定的な証拠が必要となります。

そのために警察はあの手この手で、犯罪組織やフランク・コステロの犯罪の証拠を得ようとします。

しかし、犯罪組織の親玉であるフランク・コステロも海千山千の犯罪のプロです。

そうそう簡単には尻尾を掴ませません。

そのため、両者は両者ともに動きを把握して罠を仕掛けます。

つまりお互いに騙しあうのです。

この騙しあいがあるために、物語の展開もリズム感よく全てのシーンが伏線となっているのです。

つまり、見どころは全てのシーン。

こう言ってしまうと元も子もないですが、少しのカットでも見逃すと伏線を回収出来ませんので注意しましょう。

物語の結末を見逃すな

お互いの組織内に潜り込んだ敵を炙り出すのが、両組織内の重要なミッションの一つであり潜入している本人たちの命運を分けます。

潜入している二人はお互いを意識しつつも、対面する瞬間はほとんどありません。

お互いがスパイだからです。

謎に満ちたお互いの素性を知るための工作は、息もつかせない展開でラストまで続きます。

そして、ラストはついにお互いがお互いの素性を知り、元々警察であるビリーが元々マフィアであるコリンを捕まえます。

ビリーは潜入捜査をしていたため、自分のアイデンティティーはこの世から消されてしまっています。

ビリーは自分の存在を証明し、無事にマフィアであるコリンを捕まえることが出来るのでしょうか?

存在の証明を持たない人間にとって、自分が潜入捜査官であることを証明するのは非常に困難です。

結局、ビリーもコリンも他人からの信頼を得られず、ビリーはコリン以外の犯罪組織の潜入者によって殺されてしまいます。

ついに、真相を知る存在を全て消えたために自由に生活が出来ると思われたその瞬間にコリンすらも警察によって殺されてしまいます。

この映画のラストはメインとなるキャラクターが全て死んでしまうという衝撃的な結末で幕を閉じます。

4.「ディパーテッド」私の視点


画像出典:https://video.unext.jp/

私自身は警察でもマフィアでもないので実際のところはわかりません。

しかし、大きな組織同士のぶつかり合いにはとても興味深いものがあります。

そして、題名となっている「ディパーテッド」の意味を理解出来ない人も多くいるでしょう。

ここではこの映画のタイトルの意味と私個人の感想を交えてコメントしていきます。

私の個人的な感想とは恋の話です。

追うのもプロだが、逃げるのもプロ

犯罪組織を壊滅されるべく集まった警察組織は捜査のプロ集団。

しかし、その操作から逃れようとする犯罪組織も当然のようにプロの集団です。

警察組織は犯罪集団の親玉がフランクであることを知っています。

しかし、長期間に渡って犯罪で財を成してきたフランクも、警察から逮捕されない方法を知り尽くしています。

フランクはその狡猾な頭脳で、決して警察に尻尾を掴ませないのです。

警察が証拠をつかもうと、役の密売の現場を抑えるための情報をキャッチします。

しかし、それはフランクが流した偽の情報であり、警察をおびき寄せるための罠だったりします。

警察組織も黙っていません。

この罠に対して、罠に引っかかったふりをしてさらにフランクを追い詰めます。

追い詰められたフランクはさらに罠をかけます。

このやり取りが延々と2時間にわたって繰り広げられます。

日本の漫画で流行した「DEATH NOTE」に近い頭脳戦です。

この展開と罠の掛け合いはかなりの見ごたえがあります。

もはや天才同士の頭脳勝負です。

しかも、その規模の大きなこと。

プロ同士の罠の掛け合いに注目してこの映画を観ましょう。

ディパーテッドの意味を感想を交えて解説

「ディパーテッド」の意味が分からないという人も多くいることでしょう。

知っている人も多いかもしれませんが「ディパーテッド」は韓国で大ヒットした「インファナル・アフェア」のハリウッド版です。

ハリウッド用に脚本も多少書き直されています。

脚本がオリジナルから書き直されている過程で、タイトルも「ディパーテッド」となりました。

「ディパーテッド」は直訳すると「死者」となります。

映画のラストには潜入捜査官として殉職したビリーの葬式のシーンがあります。

もちろん、死者とはビリーをはじめとしてこの抗争によって死んでしまった人々を指す言葉でもあるでしょう。

しかし、それだけではないと私は考えます。

「ディパーテッド」のそもそも意味は「分かたれた者」からきています。

もちろん、そもそも属していた組織から「分かたれた者」ではありますが、それだけではありません。

主人公のビリーは本来のアイデンティティの記録をこの世から抹消されてしまっています。

そしてビリーが仕事を終えてから求めたのは富でも名誉でもなく、本来の自分のアイデンティティでした。

つまりビリーは本来のアイデンティティを社会的な照明が出来ないことによって、「分かたれた者」だったのです。

「ディパーテッド」は社会的に存在を葬られてしまったビリーを指す言葉でもあるのです。

同時に二人の男性を虜にした美人カウンセラーに一言

実はこの映画、男同士の泥臭い作品となっていますが唯一女性も登場します。

マドリンという名の女性精神科医です。

マドリンのプライベートの側面ではサリバンの同棲相手であり、結婚の約束も交わしています。

先ほども書きましたが、マドリンのオフィシャルな側面は精神科医として患者のカウンセリングと薬の処方をしています。

そして、潜入捜査を続けるビリーは精神的に追い詰められていたため、精神科医のマドリンを主治医にしています。

精神科医は患者の深い傷を知らなければならないため、同情的にもなってしまいます。

しかも、ビリーとマドリンは男と女。

マドリンとビリーは不思議な共感を得て互いに惹かれていきます。

そして、二人は愛し合い、肉体関係を結びます。

そうです。マドリンは浮気したのです。

しかも、危険な相手を二人も。私はマドリンが許せません。

個人的な感想でした。ここまで読んでいただいた方、すみません。

5.「ディパーテッド」をおすすめしたい人


画像出典:https://video.unext.jp/

「ディパーテッド」をおすすめしたいのは、知能レベルの高い戦いを好む人です。

もちろん、警察モノやマフィア・ギャングモノが好きな人にもおすすめしたい作品です。

謎を解くのが好きなミステリー好きな人も楽しく見ることが出来ます。

でもちょっと残酷なシーンがきつめなので心臓の弱い人は注意が必要です。

知能戦を見るのが好きな人

先ほども書きましたが、「ディパーテッド」は警察とマフィアの騙しあいであり、追いかけっこでもあります。

互いが互いをけん制しあい、罠を仕掛けあいます。

人間関係は複雑で、マフィアになって潜入捜査を続ける警察と警察になって情報を流すマフィアの両方が存在します。

スパイを見破るために策を講じますが、スパイであることがバレてしまえば本人の命も失いますし、組織同士の戦いで負けを意味します。

潜入している捜査官とマフィア、両方の知能戦や推理戦が楽しめる映画です。

したがって、「ディパーテッド」は知能戦を見るのが好きな人におすすめです。

どんでん返し系の映画が好きな人

先がわからず、観ながら先を読んでいるの常に予想を裏切るような映画が好きな人は「ディパーテッド」をおすすめします。

映画を観るときは主人公の感情に寄り添って物語を追っていきますが、この物語の主人公は二人。

しかも、観る側としてはこの二人の主人公を取り巻く危険な環境の知識も頭に入ります。

そのため、犯罪組織や警察組織がスパイを追い詰めていく過程も知ることになります。

あわや、もうダメかと思われる瞬間に毎回予想もつかない大どんでん返しが待ち受けています。

展開を予想しながら、予想を超えた展開を楽しむのもこの映画を他の楽しく見る方法の一つです。

レオナルド・ディカプリを好きな人と嫌いな人

レオナルド・ディカプリオを好きな人と嫌いな人、両極端いると思いますがこの映画は両者におすすめです。

レオナルド・ディカプリオを好きな人は、極限まで追い詰められた男の生きざまを好演している点でもっと好きになれるはずです。

特に、マフィアを演じて凶悪で暴力的な側面と、恐怖して精神がおかしくなってしまっている側面をうまく演じ分けています。

世界を代表する俳優の真骨頂を垣間見ることができます。

また、レオナルド・ディカプリオを嫌いな人にもおすすめの理由、それはラストまで観てもらえばわかります。

とてもスッキリとした気分になれると思いますよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です