「ブレードランナー」解説。バージョンでどう違う?【あらすじネタバレ】

ブレードランナーファイナルカットポスター

こんにちわ。

エンタメブリッジライターのマーシーです。

「ブレードランナー」について書いていきます。

続編の「ブレードランナー2049」をhappaさんが素晴らしい記事を書いておられるので、そちらも併せてお読みください。

さて、「ブレードランナー」は「エイリアン」や「ブラックレイン」などでも有名なリドリー・スコット監督の作品で、1982年に公開された映画です。

公開当時の劇場公開用オリジナル版は、リドリー・スコット監督の意に沿わない映画会社の意向が強く反映された編集内容でした。

そのために、1992年のディレクターズ・カット版。そして2007年に映像をディジタルリマスターした、ファイナルカット版も公開され、合計5つものバージョンが存在しているのが現状です。

ここでは劇場公開当時のオリジナル版と2007年のファイナルカットの2本をもとに、その違いにも触れながら書いていきたいと思います。

なお、作品紹介の欄で、日本公開1982年と書いたのは、あくまでも「ブレードランナー」のオリジナル版が公開された日程であることをご理解ください。

また予告編は「ファイナルカット版」の映像であり、文中の写真に関しても基本的にファイナルカット版から引用していきます。

1.「ブレードランナー」作品紹介

公開日: 1982年7月3日 (日本)
監督: リドリー・スコット
原作者: フィリップ・K・ディック
原作: アンドロイドは電気羊の夢を見るか
出演者:ハリソン・フォード、ダリル・ハンナ、ショーン・ヤング、ルトガー・ハウアー。
受賞歴:
1983年度ヒューゴー賞 にて、最優秀映像作品賞受賞。1983年度ロンドン映画批評家協会賞にて、 特別業績賞受賞。1983年度ロサンゼルス映画批評家協会賞 にて、最優秀撮影賞受賞。
2018年度キネマ旬報「1980年代外国映画ベスト・テン」第1位。

2.「ブレードランナー」のあらすじ紹介

あらすじ紹介写真1
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/16/

「ブレードランナー」のあらすじを紹介していきますが、ネタバレありとネタバレなしがありますので、もしこれから「ブレードランナー」を見てみようという方がおられたら、ご注意ください。

「ブレードランナー」のあらすじ紹介(ネタバレなし)

2019年、環境汚染のため途切れる事のない酸性雨が降り注ぐロスアンゼルス。

裕福な人々は地球を嫌い、地球外へと逃げだしていく時代。

タイレル社の製造するレプリカント(人間そっくりのアンドロイド)4体が宇宙船を奪い地球へ逃亡してきた。

元ブレードランナー(レプリカント専門の捜査官)デッカードは、上司であったブライアントから呼び出される。

地球に逃亡してきた4体のネクサス6型レプリカント(ロイ・バッティ、リオン、ゾーラ、プリス)の捜査を命じられたのだ。

ネクサス6型はあまりに精巧に出来ていて、人間との見分けがむつかしい。

そのために、安全装置が設けられているとブライアントは言う。

彼らの寿命は4年間だ。

デッカードは既に警察を退職していたが、後任のブレードランナー、ホールデンがリオンに撃たれ負傷したため、デッカードにお鉢が回ってきたのだ。

レプリカントの捜査と言うと聞こえはいいが、実際は見つけ出し”解任”=射殺することが任務なのだ。

デッカードは、あまりに人間にそっくりなレプリカントを殺すことに嫌悪を覚え、退職したのだが、ブライアントに逆らえず任務を引き受ける。

デッカードは情報収集のため、レプリカントの開発者であるタイレル社にタイレル博士を訪ねるが、そこで博士の秘書であるレイチェルと出会う。

あらすじネタバレなし写真1
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/13/

タイレル博士の要請で、デッカードは、レイチェルのフォークトカンプフ検査(レプリカントと人間を判別する心理検査、特殊な嘘発見器と感情を揺さぶる練りこまれた質問群で検査する。)を行う。

その結果彼女もまたレプリカントである事を見抜く。

レイチェルはデッカードの部屋を訪ね、自分の記憶が、タイレル博士の姪の記憶が移植有れたものであることを知り、ショックのあまりデッカードの部屋を飛び出してしまう。

デッカードは、レプリカントであるレイチェルに惹かれていく自分にとまどいを覚えるのだった。

デッカードは、ブライアントの右であるガフとともに、ネクサス6型レプリカントの捜査を開始する。

レオンの宿泊したホテルのバスタブに落ちていたウロコが、人工の蛇のものであることが判明する。

デッカードは、4体のうちの1人、ゾーラが蛇使いのショーに出演していることを突き止め、追い詰められたゾーラが逃亡したところを追跡して射殺した。

あらすじネタバレなし写真2
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/12/

「ブレードランナー」のあらすじ紹介(ネタバレあり)

あらすじネタバレあり写真1
画像出典:https://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1087549/

ゾーラを射殺した現場に、ブライアントとガフが現れる。

ブライアントがデッカードに

よくやった。これであと4人だな。

いや、あと3人だ。

答えたデッカードに、ブライアントは、レプリカントであることに気づいたレイチェルが、タイレルのもとから逃げ出したことを告げるのだった。

その直後、デッカードはレオンに襲われるが、間一髪でレイチェルに救われる。

デッカードの部屋でレイチェルは

私が逃げたら追いかける?

私を殺すの?

と問いかける。

いや、追いかけないよ。
君には恩がある。でも他の誰かが追いかけるだろう。

部屋を出ていこうとするレイチェルを乱暴に引き留めるデッカード。

強引にキスをする。

嫌がるレイチェル。

今度は君からだ。

デッカードの問いかけに戸惑いながら答えるレイチェル。

どうしたいいのかわからないわ。

抱いて欲しいと言え。

レイチェルが答える。

抱いて。

私を離さないで。

あらすじネタバレあり写真2
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/6/

一方、タイレル社の遺伝子技術者J・F・セバスチャンに接近したロイは、セバスチャンを利用して、タイレル博士の部屋に赴く。

自分たちの4年の寿命を延ばすことは出来るのは、ネクサス6型を発明したタイレル博士だけに違いない。

セバスチャンと一緒にあらわれたロイを見て、一瞬驚いたタイレル博士だが、ロイに優しく語りかける。

ロイはタイレル博士に、自分とプリスの寿命を延ばしてほしいと頼むが、タイレル博士の答えは、残酷なものだった。

純粋に技術的な問題で、ネクサス6型の寿命は、最初に設定された期限を変更することは出来ないというのだ。

死を悟ったロイがつぶやく。

悪い事をいっぱいしてきた。

タイレル博士が答える。

しかし、充分な貢献もしてきた。残された命を精いっぱい楽しむが良い。

優しくロイに寄りそうタイレル博士をロイは殺してしまう。

案内してきたセバスチャンも同様に。

タイレル博士と一緒に殺されたセバスチャンの部屋に、デッカードが向かう。

待ち構えていたプリスとの戦い。
あらすじネタバレあり写真3 画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/3/

デッカードはプリスを射殺する。

タイレル博士の部屋からロイが帰ってくる。

射殺されたプリスにキスして悲しむロイ。

デッカードとの戦いが始まった。

ロイに指を2本折られ、必死にに逃げ回るデッカード。

怖いか、その恐怖の連続が奴隷の生涯だ。

あざ笑うロイ。

あらすじネタバレあり写真4
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/20/

とうとうビルの屋上に追い詰められたデッカードを、なぜかロイが助け上げる。

不安と不信の目でロイを見つめるしかないデッカードに、語り掛けるロイ。

俺は君たちの想像を絶するようなものを色々見てきた。
オリオンのそばで炎に包まれた宇宙船。
タンホイザー系統の闇の中で輝いていたオーロラ。
あの目くるめく瞬間もいずれは消える。
時が来れば・・・
涙のように、雨のように。
その時が来た・・・

ロイの4年間の寿命が尽きたのだった。

あらすじネタバレあり写真5
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/5/

ロイの死により任務を達成したデッカードにガフが告げる。

お見事、これであなたの任務は終わった。
彼女も惜しいですね、長生きできなくて。

部屋に戻ったデッカードは、レイチェルを連れて逃げることを決断する。

部屋にはガフの残した折り紙が。

ガフはレイチェルの寿命が長くないことから、見逃してくれたのだろう。

しかしガフは知らない。レイチェルは、タイレル博士の作った特別なレプリカントであることを。

レイチェルには4年の寿命は設定されていないのだ。

レイチェルが何年生きるかはわからないが、最後まで一緒に生きていこう。

デッカードはそう決意するのだった。

3.「ブレードランナー」の見どころ

見どころ写真1
画像出典: https://eiga.com/movie/53062/gallery/9/

1982年のオリジナル版と2007年のファイナルカット版。見どころ満載の映画ですが、

ここでは、その違いも踏まえた「ブレードランナー」の見どころを3つに絞ってご紹介します。

バージョンの違いを楽しむ

見どころ写真2
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/

冒頭にも書きましたが、「ブレードランナー」は、1982年に公開されてから2007年までに、5つのバージョンが作られました。

1982年の公開の時点で3つのバージョンがあり、1992年にディレクターズ・カット版、そして2007年に公開されたファイナルカット版の計5つのバージョンですね。

「ブレードランナー」には、熱狂的とも言えるコアなファン層が存在し、5つのバージョンの細かな違いから、深い意図をくみ取る研究者のような鑑賞をしています。

私はそこまで深く鑑賞して読み取る力は無いのですが、基本的な楽しみ方としては、1982年のオリジナル劇場公開版と2007年のファイナルカット版を見ればいいのではないかと思います。

「ブレードランナー」になぜ5つものバージョンがあるのかという理由は、1982年に劇場公開されたオリジナル版が、試写会の場で、関係者から難解すぎるとの評価を受けたことが原因と言われています。

結果的に監督の意に反した編集だった訳です。

そのために、1982年のオリジナル劇場公開版には、ところどころに、主役であるデッカードのモノローグが差しはさまれ、物語をわかりやすく説明しています。

また、オリジナル版では、ラストシーンでデッカードとレイチェルが、デッカードの部屋から逃げ出した後に、空を飛びまた地上を走行して逃避行をするシーンがあり、二人の未来への希望が感じられるハッピーエンドに近い感じで締めくくられます。

デッカードのモノローグとこのラストの逃避行シーンが、ファイナルカット版ではバッサリ削られています。

そのせいで、ファイナルカット版はオリジナル版よりも、少し難解でデッカードとレイチェルの未来への希望が感じ取れる結末にはなっていません。

また、オリジナル版にはない重要なシーンとして、デッカードが見る「ユニコーンの夢」があります。

コアなファンの論争の種になっているシーンで、このユニコーンの夢は、デッカード自身がレプリカントであることを示唆しているのではないかとも言われているのですね。

私個人としては、劇場公開時にオリジナル版を見ていることもあり、わかりやすくて好きです。

但し、ファイナルカット版は、デジタルリマスターされた映像が、信じられないほど美しく、まるで新作と見まがうほどのクォリティですので、両方見ても損は無いと思います。

5つのバージョンを全て見る必要は無いと思いますが、先ずオリジナル版とファイナルカット版の違いを見比べて、楽しんでみてはいかがでしょう。

息を呑む映像美を楽しむ

見どころ写真4
画像出典:https://mastermixmovies.wordpress.com/2018/02/02/more-human-than-human/

「ブレードランナー」で高く評価されるのは、その退廃的な近未来都市の描き方です。

環境汚染による酸性雨が降り続き、巨大な着物姿の女性の映像ビルボードや日本語の看板などオリエンタルな要素に溢れた街の光景。

それは、「スター・ウォーズ」(1977年)、「スター・トレック」(1979年)などの宇宙冒険劇で描かれた未来の風景とは全く異なるものでした。

「ブレードランナー」の近未来の描き方は、1985年公開のテリー・ギリアム監督「未来世紀ブラジル」2002年のスティーヴン・スピルバーグ監督「マイノリティ・リポート」に強い影響を与えます。

それ以外にも、多くの映画に影響を与え、1993年には国が文化的、歴史的、芸術的に重要な映像作品を永久保存する制度であるアリカ国立フィルム登録簿に登録されています。

また、タイレル社のビルは、リドリー・スコット監督が、エジプトのピラミッドをイメージしたと言われています。

そのユニークさと巨大さは、見るものにある種の感動を与える映像美と言えるのではないでしょうか?

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画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/16/

アメリカの歴史に残すべきと認められた映像美を心行くまで楽しんでください。

人間と変わらない心を持ったレプリカントの哀切さ

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画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/8/

ロイ、プリス、レオン、ゾーラの4人のレプリカントは、自らの寿命が4年であることを知り、寿命を延ばしてもらうために、地球にやってきます。

人間に作られた存在ですが、タイレル博士の天才的頭脳が生み出したネクサス6型である彼らは、いつしか人間と同じ感情を持ち、仲間を愛し、命を慈しむ存在になっていました。

自らの寿命を延ばすために、多くの人間の命も奪いましたが、ロイはタイレル博士に対して、

悪いことを一杯してしまった。

と告白し、また最後には、仲間の3人(正確にはリオンはレイチェルが射殺したのですが)の命、特に深く愛したプリスの命をも奪ったデッカードを殺さずに、ビルの屋上から落下する寸前に助け上げたのでした。

オリジナル版では、デッカードのモノローグで、

彼はなぜ俺を助けたのだろうか?きっと自分だけの命ではなく、全ての命の尊さに気づいたのだ。

と解説されていますが、創造主である人間と同じく、自分たちはなぜ生まれて、何のために生きるのか。

と最後まで自問自答していたのではないでしょうか?

4人のレプリカントの死。中でもラストシーンでのロイの死は印象的です。

古いマンガですが「妖怪人間ベム」で、ベムたちが「早く人間になりたい。」と叫びますよね。

4人のレプリカント達の死を見るとなぜかそれを思い出してしまいました。

4.「ブレードランナー」を見てマーシーが感じること

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画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/4/

「ブレードランナー」は言うまでもなく世界中に多くのファンを持つ映画ですが、私は日本人の感性に深く訴えかける映画だと感じます。

リドリー・スコット監督の日本びいきは言うまでもありませんが、それだけにとどまらず、やはりレプリカントの哀切さが、情感を揺さぶる映画ですよね。

見どころで、「ブレードランナー」を見ると「妖怪人間ベム」を思い出すと書きました。

それ以外にも、たとえばSF作家、光瀬龍原作の小説「百億の昼と千億の夜」(萩尾 望都で漫画化)や「デビルマン」のラストシーンなどを思い起こすのは、私だけでしょうか?

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画像出典:ハヤカワ文庫JA          画像出典:永井豪原作「デビルマン」

「百億の昼と千億の夜」は、古代ギリシャの哲学者プラトンや、阿修羅王、キリストが時空を超えて人類を超えた存在で惑星管理委員会と闘う物語です。

アトランティス王国は、惑星管理委員会の管理下での繁栄を築くのですが、最後は惑星管理委員会の判断で滅亡させられてしまうのです。

アトランティスの人たちにとって神に等しい惑星管理委員会には、アトランティス文明や人類の繁栄は、失敗作でしかなかったんですね。

「デビルマン」のラストシーンでは、人類滅亡後のハルマゲドンが描かれます。

サタン(飛鳥凉)率いるデーモン軍団とデビルマン(不動明)率いるデビルマン軍団との激しい戦いに勝利したサタンが横たわるデビルマンに語り掛けます。

サタンは、かって天使でしたが、神が自ら創造したデーモンの醜さを憎み滅ぼそうとしたことに、疑問を感じ、デーモンを率いて神の軍団と闘ったのでした。

神の軍団との戦いから逃れるための永い眠りから覚めたサタン。

人間が我が物顔でのさばっていたのに腹を立てたサタンは、人間を滅ぼすことを決意し、デーモンを率いて戦いを挑み、勝利を得ます。

それはデーモンを滅ぼそうとして神の行為と同じものであることに気づいたのでした。

横たわる瀕死のデビルマン(不動明、両性具有であるサタンは人間、不動明に恋をしていました。)にサタンは「デーモンを滅ぼそうとした神と同じ愚かな行為だった。

人間を滅ぼす権利はわたしにはなかったのだ。」と明に囁きかけるのでした。

深い悲しみに包まれたサタンの前に、神の軍団が舞い降りてきます。

再び創造主である神の軍団とデーモンとの戦いが始まるのでした。

「百億の昼と千億の夜」のプラトンや阿修羅王、デビルマンのサタン。

どちらも自らを超えた絶対的な存在である惑星管理委員会や神に戦いを挑みます。

それは永遠に勝利を掴むことの無い絶望的な戦いなのですが、それでも彼らは、絶対的な支配者の管理や呪縛から逃れて、自由な存在になるために戦うのです。

「ブレードランナー」のレプリカント達にとっての創造主は人間です。

彼らにとって人間は絶対的な神に等しい存在ですよね。

それでも彼らは、人間と同様の感情を持ったがために、自らがどこから来てどこに行くのかを考え、そして創造主が作ったルール(4年間の寿命)を破ってでも、命を謳歌したかったのではないでしょうか?

私は「ブレードランナー」は、絶対的な存在の支配から逃れ、自らの命を自由に生きたいと願う純粋な魂の物語だと思うのです。

これは、一神教であるキリスト教の世界観からは、ある意味逸脱した世界観であり、だからこそ日本人の感性に強く訴えかける物語だと言えるのでしょうね。

5.「ブレードランナー」はこんな人におすすめ

おすすめ写真1
画像出典:https://eiga.com/movie/53062/gallery/2/

さて、名作の誉れ高い「ブレードランナー」ですが、難解な解釈や批評がイメージされて、今までなんとなく「敷居が高そう。」と見てない方もいらっしゃるかもしれないですね。

そんなことはなくて、どんな方でも見て楽しめる映画であることは、間違いない。

ここでは、特にお薦めしたい人について書いていきます。

「ブレードランナー2049」を見た人

「ブレードランナー2049」を見たけど「ブレードランナー」は見たことない。

また「ブレードランナー」は昔見た覚えがあるけど、うろ覚えのままで「ブレードランナー2049」を見てしまった。

こんな人はぜひ「ブレードランナー」を見ましょう!!

そして、「ブレードランナー2049」にすんなりと違和感なく入っていけるのは、1982年のオリジナル劇場版がお薦めです。

本来リドリー・スコット監督の意に沿わない編集であると言われているので、コアなファンの皆さんには異論があるかもしれません。

でも、デッカードのモノローグで、物語が非常にわかりやすく進行します。

とにかく、続編の「ブレードランナー2049」を含めた「ブレードランナー物語」を手っ取り早く理解したい方にお薦めします。

古い日本SFファンの方

前項にも書きましたが、「妖怪人間ベム」や「デビルマン」などのSF漫画。

そして光瀬龍や山田正紀と言った日本SF草創期の作家たちの小説が好きな方。

光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」は、先述しましたが、山田正紀は、初期の小説「神狩り」や「幻象機械」で、人間を支配する超越的な存在ととの戦いを描きました。

創造主である人間の支配から逃れ、定められた寿命を延ばそうと、命を慈しむ感情を芽生えさせたネクサス6型レプリカントの哀しくも美しい戦い。

彼らの哀切さが、光瀬龍や山田世紀の小説の主人公たちには、共通するテーマが見いだせるのです。

勝てる見込みがない超越者との戦いに果敢に挑むテーマのSFが好きな人にお薦めします。

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