音楽映画「シング・ストリート 未来へのうた」楽曲&あらすじ紹介

シング・ストリートフライヤー

こんにちは!エンタメブリッジ 、ライターのハイリです。

ちょっと、そこのアナタ!

毎日死んだ魚のような目ばかりしてないで、たまには良い音楽を聴いたり、青春映画を観たりしませんか?

そこでオススメなのが、音楽&青春映画「シング・ストリート 未来へのうた」です。

以前、ご紹介した音楽映画「はじまりのうた」と同じジョン・カーニーが監督&脚本&歌曲作り等を務めています。 

このジョン・カーニー監督の多才ぶりが凄い!

アイルランドのロックバンドでベーシストをしていた監督の半自伝的な作品です。

誰もが経験したような10代の頃の鬱屈、葛藤、不安、恋愛感情を、素晴らしい音楽とストーリーで映画的な、ある高みへと導いています。

作家の村上春樹氏が、

「僕の小説を書くこつは音楽と同じ。まずリズム、ハーモニー、インプロビゼーション(即興性)」

とラジオの公開収録で語った、と新聞記事にありました。

村上春樹氏と同じように、ジョン・カーニー監督も音楽のように映画を撮っているはずです! 

今回あらすじを書き起こしてみて、とてもテンポがよく、その展開の仕方の無駄の無さに、「ポップソングみたいな構成だなー」と唸りました。

一般的にハリウッド映画は、三幕構成と言ってシド・フィールドが提唱したシナリオの理論に基づいて作られた作品が多いですが、それに収まらない魅力を発揮するミニシアター系映画の良作の一つが本作です。

アイルランドという土地の持つ独特の空気感と、曇天がもたらす閉塞感。

それを最大に生かした音楽映画「シング・ストリート 未来へのうた」、どうぞ!

1.「シング・ストリート 未来へのうた」作品紹介

公開日: 2016年7月9日 (日本)
監督: ジョン・カーニー
原案: ジョン・カーニー、サイモン・カーモディ
脚本: ジョン・カーニー
歌曲: ゲイリー・クラーク、ジョン・カーニー
音楽監修: ベッキー・ベンサム
主題歌: アダム・レビーン
出演者:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボーイントン、マリア・ドイル・ケネディ、エイダン・ギレン、他。
受賞歴:ゴールデングローブ賞で作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)ノミネート、他多数。

2.「シング・ストリート 未来へのうた」のあらすじ

シングストリートあらすじ上
画像出典:https://natalie.mu/eiga

劇場公開時、映画ファンや音楽ファンの間でかなり話題になった「シング・ストリート 未来へのうた」ですが、近年もテレビの地上波等で放送されたりと、その人気は衰えていません。

その人気の秘密は、誰にでも経験のある甘酸っぱい青春の思い出と、それを盛り上げる切ない楽曲の数々、そして、り身近に感じられる登場人物たちのキャラクターの魅力にあるのではないでしょうか。

では、早速、そのあらすじをご紹介します!

「シング・ストリート 未来へのうた」のあらすじ(ネタバレなし)

1985年、大不況下のアイルランドの首都ダブリン。

主人公のコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は、両親の口喧嘩をシャットアウトするため、部屋でギターの弾き語りをします。

両親の喧嘩の原因は、父親の失業と、それに伴い、学費が払えないことでした。

末っ子のコナーは、学校を転校するよう両親に言われます。
(↓コナーは、一番右の少年。)

シングストリートネタバレあり
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

コナーの兄で長男のブレンダン(ジャック・レイナー)は、大学を中退し、いつも家にいます。

(↓画像左の人物がブレンダンで、右がコナー。)

シングストリートネタバレなし上
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

兄ブレンダンは、音楽の知識が豊富で、コナーに多大な影響を与えています。

ブレンダンは、大学を中退して自堕落な生活をしていますが、心理学者フロイトの肖像ポスターを部屋に貼ったり、会話の内容もインテリであることを伺わせます。

どうやら大麻を常用していたようですが、憎めない奴です!

筆者は、このブレンダンのキャラクターがドイツ人の知人にあまりにも似ていて、それだけで「リアル過ぎるわ!」と、笑ってしまいました。

さすが監督の半自伝映画だけある!

コナーは、新しい学校に登校しますが、ネズミの死骸を投げつけられたり、そこかしこで喧嘩が起きていたり、先生はアル中のお爺さんだったり、荒れまくった学校です。

これまで通っていた学校と、生徒の雰囲気がまるで違い、戸惑うコナー。

コナーは、茶色い靴で登校していましたが、校長に

校則で、黒い靴しかダメだと決まっている。

と注意されます。

いじめっ子のバリーにも目をつけられ、トイレで

パンツを下ろせ。

と脅されてしまうコナー。

散々な目にあった初日。

家に帰ったコナーは、テレビでデュラン・デュランの「Rio」という曲のPVを観ます。

兄のブレンダンが、「このバンドは未知数だが、ベースが良い」などと、解説。

(実際のPVがwebにありましたので載せておきます↓。レトロでサイケデリックな映像ですね。)

兄のブレンダンは、当時としては珍しいPVを観ながら、

音楽と映像の融合が素晴らしい。どんな独裁者も勝てない!

と熱弁。

コナーは、そんな兄の話を、頷きながら聞いています。

コナーは、後にバンドメンバーを集める際、この兄の蘊蓄↑を丸パクリして友人に披露します!

子供時代、兄弟が与える影響って本当に大きいですよね…。

翌日登校したコナーは、また茶色い靴だったので、校長室に呼び出されます。

コナーが、買うお金がない事情を話すと、校長は、

靴を脱げ。帰りに取りに来い。

とのこと。

靴下で校内を歩くコナーは、皆の注目の的。

いじめっ子のバリーがまたやって来て、コナーの顔を叩きます。

そこに偶然居合わせた、ダーレン(ベン・キャロラン)によると、バリーは、一年間いじめ続けるそう。

弱さを見せたから、いじめられる。

とダーレンはコナーに諭し、いじめに対抗する年間計画のコンサルタントをしてやると言って、手作りの名刺をくれます。

そして、コナーは、学校前にいる美少女ラフィーナ(ルーシー・ボイントン)を見かけ、惹きつけられるように彼女に近づきます。

(↓これが、ラフィーナ。モデルを目指しています。ちなみに、この女優ルーシー・ボイントンは、大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」にフレディ・マーキュリーの妻役で出演しています。)

ネタバレなしシングストリート
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

コナーは、ラフィーナに声をかけ、モデルを目指していることを知ると、

自分たちのバンドのPVに出ないか?

と咄嗟に言ってしまいます。

ここでコナーが、ラフィーナに「歌ってみて」と言われ、口ずさむのが、ノルウェーのバンドa-haの「take on me」という曲。下に動画を貼っておきます↓が、この曲は、「ラ・ラ・ランド」でも主人公のミアとセブがパーティーで偶然再会した時にセブがバイトで演奏していた曲です!

出演を了承したラフィーナは、コナーに電話番号を渡します。

喜んだコナーは、そばにいたダーレンがプロデューサーだと嘘をつきます。

成り行きでバンドを組むことになったコナーは、ダーレンに、色々な楽器が上手い友人エイモン(マーク・マッケンナ)を紹介され、その後も、黒人のンギグ(パーシー・チャンブルカ)や、メンバー募集の貼り紙で集まったギャリー(カール・ライス)やラリー(コナー・ハミルトン)が加わって、5人体制のバンドが誕生。

バンド名は、高校名とかけて「シング・ストリート」に決定!

(ここまでで既にものすごく話の展開のテンポがいいんです!音楽のように映画撮ってますね、間違いなく)

「シング・ストリート 未来へのうた」のあらすじ(ネタバレあり)

バンドは、手始めにプロの曲を演奏しテープに録音。

コナーは、それを兄ブレンダンに聞かせますが、

他人のカバーはよせ。上手にやろうと思うな。ロックとはリスクだ。

と怒られます。

ブレンダンは、コナーに作曲の仕方を教えることに…。

そして、バンド内で作曲ができるエイモンとコナーの曲作りが始まります。

早速、コナーはラフィーナから着想を得て作った新曲を録音し、ラフィーナに渡しに行き…。

曲名は、「モデルの謎」ですが、コナーは「別のモデルのことだ」と照れて嘘をついてしまいます。

コナーは、ビデオ撮影をするので出演して欲しい、とラフィーナにお願いします。

そして、ビデオ撮影の当日。

父親の衣装などに身を包んで撮影がスタート。

ラフィーナもやって来て、カメラを回します。

シングストリート見どころ
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

途中、いじめっ子のバリーが通りかかりますが、迫力に圧倒されたのか、ことなきを得て無事に撮影終了。 

(この撮影の場面が、手作り感あふれていてとても楽しそう!)

その後、コナーはラフィーナを自転車で自宅まで遠回りしながら送ります。

自宅に着くと、ラフィーナの年上の彼氏(麻薬の売人をしているという噂…)が車でやって来ます。

そして、ラフィーナを乗せた彼氏の車は行ってしまい…。

シングストリートあらすじネタバレなし
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

コナーがふとラフィーナの家を見ると、そこは児童養護施設でした。

後日、コナーは撮影済みのビデオを兄ブレンダンに見せます。

ブレンダンは、ラフィーナが素晴らしいことや、コナー自身の想像力を鍛える必要がある、と助言。

(兄貴の弟への助言が的を得ていることばかりで、兄は本当は自分も音楽がやりたかったのだろうなぁということが伝わります。)

そして、ブレンダンは、母親が浮気している事実をコナーに教えます。

コナーは、家庭のピリピリした雰囲気も嫌で、バンド仲間との作曲や練習に没頭。

コナーの曲作りは、ほとんどがラフィーナのことを歌詞で描いています。

そんなコナーの服装は徐々に派手になって行き、校内でも目立つ存在に。

ある日、コナーは校長に呼び出され、顔のメイクをトイレで無理やり暴力的に洗い流されてしまい…。

落ち込むコナーですが、学校までラフィーナが会いに来て、曲の感想を話し合います。

その中でラフィーナは、彼氏とは冷却期間であることや、彼氏とロンドンに行くつもりであることを伝え…。

ラフィーナは、コナーに

たとえ悲しくても、楽しい曲を作って。

と言います。

ラフィーナは、父が事故死し、母親は精神病院に入院していると暴露。

コナーは家で兄ブレンダンにそのことを全て話し、兄は「悲しみの中で見出す喜び」に当たるような曲のレコードを参考に貸してくれました。

(本当に、兄ちゃんが弟思いで、ぶっきらぼうなのに全力で応援してくれる、いい奴なんです!)

コナーは、ラフィーナへの気持ちと、彼女の言葉に突き動かされ、バンドメンバーを鼓舞。

バカやいじめっ子だらけのクソだめだけど、何とか受け入れて音楽をやって行く。

と、コナーはメンバーに宣言。

メンバーとラフィーナは、遠出して海でPVを撮影。

撮影中、ラフィーナは予定にないにも関わらず、突然、海に飛び込み、それを撮らせます。

コナーが飛び込んで彼女を助けますが、ずぶ濡れのラフィーナは、

作品のためよ、何でもハンパはだめ!わかった?

とコナーに叫び、コナーは、ラフィーナにキスします。

コナーは、海の向こうに晴れた時だけイギリスが見えることをラフィーナに教えます。

コナーは、兄ブレンダンが、

この国の芸術家は、国を出なきゃうつ病になる。

と言っていた事を話します。

ラフィーナは、コナーが兄を慕っていることを見抜き、2人は親の愛について話し合い…。

(互いに親や家族の話をするのって、とても仲が深まりますよね〜!)

シングストリート海
画像出典:http://blog.livedoor.jp/stainbeck/

この出来事で、2人の中に信頼関係が生まれます。

コナーは自信がつき、学校でいじめっ子バリーに反論できるようになってきます。

そんな中、学校で学期末ディスコが行われることになり、コナーたちは、初ライブとして出演することに。

ある日、コナーとラフィーナは祖父の船で遠出し、キスを交わします。

一方、コナーの両親は、母親の浮気が原因で離婚することが決定。

バンドは、学校の体育館でPVを撮りますが、約束していたラフィーナは最後まで現れませんでした。

(ここの、コナーの想像上の映像が、レトロで素敵!)

コナーは、ラフィーナを自宅に尋ねますが、ラフィーナは前の晩にロンドンに旅立った後でした。

コナーは傷心の気持ちを歌にします。

ところが、ラフィーナは彼氏に騙されていて、戻ってきていました。

夢を諦めたように見えるラフィーナにガッカリするコナー。

そして初ライブの日が近づいてきました。

コナーたちは、いじめっ子のバリーに、バンドスタッフのローディー(裏方兼、用心棒)になって欲しいと頼み、バリーは承諾。

バリーも家庭に問題を抱え、居場所がなかったのでした。

(いじめっ子も、寂しかったのでしょうね。バンドに誘われて嬉しそう!)

ライブ当日。コナーは、

せっかく彼女が出来たのに、友達に戻ってしまった人へ

と呼びかけ、新曲のバラードを歌います。

そして最後には、校長の顔のお面をつけて、

俺の化粧を落とす権利ないだろ、お前をやっつける!

とロックを歌います。

校長のお面を観客にもばら撒き、会場は大盛り上がり。

会場には、コナーの曲を聞いて気持ちが変化したラフィーナも来ていました。

ライブの後、コナーとラフィーナは、手を取り合って、兄ブレンダンの元へ。

シングストリートネタバレあり2人
画像出典:https://eiga.com/

2人は、ブレンダンに、ロンドンに行くため、港に送ってくれるよう頼みます。

了承したブレンダンは、2人を乗せた車で出発。

そして、コナーとラフィーナは、港から祖父の船に乗り、ロンドンへ出発。

ブレンダンに別れを告げます。

行こう、間違ってても、明日には正しくなる。

と、アダム・レビーンの歌う曲に乗せて、故郷を後にする2人。

今でなければいつ行く?探さないで何がわかる?

荒天の海、2人は後ろを振り返らず、前に向かって突き進みます。

兄ブレンダンは、2人を見送った後、ガッツポーズをします。おしまい。

3.「シング・ストリート 未来へのうた」の見どころ

シングストリート見どころ
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

続いては、見どころを、3つに絞ってご紹介します!

主人公のコナーのように、色白の青少年のほっぺたがピンク色なの可愛いですよね。

さて、見どころ、ジョン・カーニー監督の映画といえば、まずはコレ!

楽曲とピッタリのストーリー

80年代の懐かしいメロディと、ストーリーがピッタリ融合し、ストーリーが終盤に向けて収束していくのを効果的に盛り上げています。

ストーリー展開を、歌の歌詞が補完しているんですよねー。 

通常、登場人物が、自分の気持ちを吐露するのって、独白が多すぎると観客の気持ちが遠のくし、会話が多すぎても映像的でなくなるので、難しいです。

バンドを組んで作曲していく過程で、歌詞に主人公の心情を乗せて歌っているので、それがドラマ的に効果的に機能しています。

要するに、わざとらしくないんです!とても自然に心情が表現されている! 

しかも曲自体も良いので、一挙両得と言いますか、よくできた映画だな、と思います。

余談ですが、筆者は青春時代にバンドを組んだ経験はありませんが、割と厳しめの吹奏楽部で副部長をしていました。

仲間と共同で音楽を作り上げていくのって、技術だけでは決してうまくいかないんですよね…。

部員が80人くらいいたので、部員の間でも気持ちに温度差があるわけです。

その温度差をなるべく少なくして、一つの目標に向けて汗をかいて頑張るのって、大変だけど、すっごい楽しいんですよねー。(マゾ気質)

渦中にいる時は、とにかく必死なので楽しむ気持ちの余裕はないんですが…。

そういう自分の青春時代と重ねながら観ていました。

兄弟愛と、恋愛模様を含めた成長の物語

この映画の最後では、

全ての兄弟たちへ捧ぐ

と、献辞が述べられています。

監督は、兄弟の物語として描いたのでしょう。

お兄さんのブレンダンは、鬱屈とした毎日を送りながらも、弟コナーに不器用に接し、自分の持つ知識や生きる術を一生懸命伝えます。

時には、

俺みたいに、人生諦めるなよ!

と怒号にも似た声で、コナーを激励します。

そしてそれを受け取ったコナーは、ラフィーナと共に祖父の船に乗り、兄の夢をも背負いながら、新天地ロンドンに向けて旅立つのです。

コナーとラフィーナを見送ったブレンダンは、ガッツポーズをしていたように、自分の叶えられない夢を弟に託したのです。

ブレンダンも実は昔、ドイツに行きたがっていたのに、親の反対で諦めざるを得なかったみたいですし…。

そんなブレンダンは別れ際に、自作の歌詞を弟に渡していました。

筆者も兄弟がいますが、劇中でブレンダンが言っているように、上の兄弟が開拓した道を下の子が通るっていうのはよくある話ですよね?

私も上の兄弟から、文化的な面などでかなり影響を受けていると思います。

この映画では、兄が弟を思う気持ちにホッコリしますし、兄ブレンダンが陰ながら弟の恋愛を応援しています。

主人公の恋愛模様と兄弟愛が、この物語の中心となっています。

曇天のアイルランド×80年代

筆者は、イギリスまでしか行ったことがありませんが、イギリスやアイルランドは、霧や曇りの天気が多いと言いますね。

その曇天模様が、登場人物たちの心象風景として有効に機能しています。

天気が悪い日が多い方が、人間は哲学的になるもんだと思います。

80年代のサイケデリックなカルチャーと、この曇天の相乗効果で、この作品に奥行きを持たせています。

初めは芋っぽかったコナーも、徐々に垢抜けてたくましくなっていきます!

4.「シング・ストリート 未来へのうた」筆者の視点

シングストリート筆者の
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

主人公のコナーは、校長に目をつけられますが、一貫して反抗的です。

ロックをやるからには、反骨精神って大事ですね! 

コナーは、校長に茶色い靴を禁止されたので、その腹いせに「Brown shoes」(茶色い靴)という曲を作り、学校のライブで校長を前に歌います。

理不尽な大人への怒りをも創作に転化する、それこそがミュージシャン魂!

権力にへつらってばかりのロックミュージシャンは、演歌歌手にでもなりやがれ!と個人的には思います。

反骨精神のない骨抜きロックばかりが横行する昨今の日本、まずは自分達から、権力に迎合しないロックな精神を培っていきたいものです(笑)。

エイエイオー!

5.「シング・ストリート 未来へのうた」をオススメしたい人

シングストリートオススメ
画像出典:https://gaga.ne.jp/singstreet/

続いては、本作をオススメする人をご紹介します。

ズバリ、音楽が苦手な人以外は、全員楽しめるのではないでしょうか?

しかしそれだけだとちょっとアレなんで、真面目に以下のようにご紹介します!

音楽好きな人や、青春映画好きな人

本作は、サントラ盤も発売されていますし、懐かしのメロディも随所で流れます。

また、ラストで流れるアダム・レビーン(マルーン5)の歌声も印象的。

アダム・レビーンは、同監督の前作「はじまりのうた」に続いての起用ですね。

更には、U2のボノも音楽監修に関わっているそうです。

全体として、青春映画特有の甘酸っぱさに満ちていますので、ジャンルとしての青春映画に思入れのある人は、絶対に見逃せませんよ!

夢を追いかけている人

何かしら好きなことをして夢を追いかけている人には、登場人物たちに共感する部分があるはず。

青春時代の無鉄砲さ、純粋さを、大人になっても忘れずにいたいものです。

最後の歌の歌詞にもあるように、「これは君の人生、どこでもいけるし、何でもなれる」ということを思い起こさせてくれます。

ラストシーンで、2人が船でイギリスに渡る場面は、まさに先人が誰も通ったことのない道をまっすぐ突き進む無鉄砲さと、力強さが表現されていました。

青春だなー!と思いました。

いじめられている人

コナーは、転校先でいじめられますが、バンドを組んで自信をつけ、最後にはいじめっ子のバリーをバンドのスタッフに加入させます。

バンドメンバーが、バリーを勧誘した誘い文句は、

君は、僕らと同じはみ出し者だ。

でした。

いじめっ子バリーは、両親に虐げられ、家庭での居場所がありませんでした。

バンドに誘われた時のバリーの嬉しそうな顔!

いじめっ子には、いじめっ子になってしまう複雑な背景があったのでした。

コナー達のように、いじめに負けて引き下がるのではなく、自分の好きなことに敵を巻き込む姿勢が前向きで凄いなと思いました。

自分の信念を曲げず、敵意ではなく善意を持って相手に対応すれば、きっといじめっ子はいじめを止めるざるを得ないのではないでしょうか。

これは、かつて、リンカーン大統領が、政敵を自分の味方に組み入れたというエピソードを思い出させます。

敵を敵として終わらせず、その熱意を仲間として使ってもらうというとても賢く前向きなやり方。

決していじめに負けず、仲間と好きなことをやってみよう!とこの映画は教えてくれているようです。

以上、「シング・ストリート 未来へのうた」でした。

鑑賞して、前向きな気持ちを取り戻してみてはいかがでしょうか。

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