【Netflix登場】1児の母が見た「子宮に沈める」大阪2児餓死事件から現代育児の辛さを考える

子宮に沈める フライヤー

こんつわ、エンタメブリッジライターしおりです。

私にはかねてから観たい映画が3つありました。

  1. 生まれる
  2. かみさまとのやくそく~あなたは親を選んで生まれてきた~
  3. 子宮に沈める

どれも、赤ちゃんという小さな命、出産・育児の神秘、または闇をテーマとして描かれた作品です。

この3つに共通するのは、どれもシンポジウムなどで自主上映される映画で、一般の映画館での上映はほぼなく、レンタルもありませんでした。

しかし、2015年「子宮に沈める」がついにTSUTAYAでレンタル開始となり、2019年にはNetflixで視聴可能となりました。

ただ、本作は2010年7月に起きた大阪2児餓死事件(と、2007年苫小牧2児置き去り事件)を題材としているので、この3つの中では群を抜いて、めまいがするほど重苦しい作品です。

2019年の今この映画を観て幸運だったことは、私自身が結婚・出産を経験し、子供、そして母親当事者という両面から観られたことです。

こんな母親がいるなんて許せない!

と思える人は平和ですよ。。

母親もそんなこと百も承知で「わかっとるわい!」と思いながら日々全く思いのままにならない育児と向き合っているんです。

少なくとも私の周囲のママには、育児に悩みがない人など1人もいなくて「叩いてしまって自己嫌悪で泣いた」「自分の子供なのに愛せない」と腹を割ればそんな生々しい声で溢れています。

もっと言うと、産後うつで入院してしまった女性もいれば、0歳で児童養護施設に預けたっきりの女性までいるんですよね…。

私はあえて今、この映画「子宮に沈める」をご紹介したいと思います。

「子宮に沈める」は、児童虐待とは、かくも自然に日常に入り込み、実際の事件がそうであったように、20cmほどの壁に隔てられた隣人さえ助けることができなかったほど、我々は無力な者となることをあぶりだしてきます。

このテーマと自分のこれまでの育児経験を合わせれば、レビューどころか本1冊くらいの分量になりそうです…。

今回は、できるだけ映画のストーリーに即し、虐待構造の外側にいる単身の方や、子育てを終えられた方、これから親になる方にもわかりやすく、今日本でなぜこれほど虐待事件が絶えないのか?現代日本で育児をする親の辛さは何なのか?などを、「子宮に沈める」を1つの教材として書いていきたいと思います。

1.子宮に沈めるの作品紹介

公開日:2014年11月8日 (日本)
監督:緒方貴臣
脚本:緒方貴臣
出演者:伊澤恵美子、土屋希乃、土屋瑛輝など。
配信:NetflixTSUTAYA(2019年5月現在)。

2.子宮に沈めるのあらすじ

子宮に沈める 弁当
画像出典:https://www.netflix.com/

この映画には派手な演出も音楽もありません。

日常の1コマ→日常の1コマ→日常の1コマを隠し撮りするように進んでいきます。

おそらく子役とのやりとりも、厳密な脚本はなくアドリブも多かったのでは?と思いますね。

私は皆さんに、「この状況が、今隣の家で100%起きてないとは言えない」という視点で見ていただきたいと思います!

子宮に沈めるのあらすじ(ネタバレなし)

映画に出てくるのは3人しかいません。

  • 母:由希子
  • 娘:さち(映画だと年齢はわかりませんが、大阪2児餓死事件の場合は3歳)
  • 息子:そら(同、0歳。死亡時は1歳。)

さて、あらすじは時系列で書くと、虐待がどのように日常に入り込むかわかりやすいかな?と思ったのでそうします。

【映画開始~10分】

どこにでもある幸せそうな家族で、由希子も私の100倍はママをがんばっていますね(あのキャラ弁を見たらそう思う)。

ただし、すでに父親不在。

パパおそいね~。

というさち(やはり子供の声は「本当の事件もそうだったんだろう…」とリアルで辛い…)。

父親不在は、虐待の引き金になりやすいことを実感させられるシーン。

結末は予想がつくと思いますが、その魔の手、育児放棄(ネグレクト)はいったいどこからどのように忍び寄ってくるのか・・・?

子宮に沈めるのあらすじ(ネタバレあり)

子宮に沈める 兄弟
画像出典:https://www.netflix.com/

【10~20分】

夫帰宅。

おそらく長くセックスレスだったこの夫婦。

由希子が迫ろうとすると、

疲れてんだよ!

拒絶され喧嘩となり、夫は家出(もしくは離婚)。

そんなときでも子供は泣き、あやさなければいけない。

この時点で、まるで母親だけが子供に縛り付けられてしまったような状態。

父親がネグレクトしてもネグレクトって言われないのはなぜなんだ?と監督も言ってるけど私もそう思う。

【20~30分】

シングルマザー生活の本格幕開け。

由希子はまだ子供に優しく、赤い毛糸で手編みのマフラーを編みつつ、資格の勉強にいそしむ。

高校時代の友人が遊びに来て夜の仕事に誘う(なんか、差を見せつけられる感じ)。

夜、飲みに行くようになったのか、短時間のネグレクトが始まる。

子供への当たりがだんだんキツくなる。

「お願いだからママの言うこと聞いて!」

「早くごはん食べて!」

・・・このあたりまでは、私もイライラしているときやってしまうので、由希子を傍観しながらも耳の痛い話ではあった(泣

ただし、まだ熱を出すさちなどには、介抱する優しい面がある。

【30~40分】

夜間は完全ネグレクト。

急に服装がケバくなり、キャバクラか風俗かで勤務が始まったよう。

連れ込んだ男と、子供が寝ている隣の部屋でセックス。

由希子は生理中でも無理やりレイプされることをOKするような、男に服従する面がある。

セックスの音を、さちは隣の部屋で目を覚まして聞いている(これはツライだろう・・・)。

事件当時、下村早苗被告はさんざん「淫乱女」と報道されたが、裁判記録を読む限り彼女はセックスは好きというわけではなく、むしろ末期的な愛情飢餓による自虐行為に近いように私は感じた。

「部屋の乱れは心の乱れ」とはよく言ったもので、部屋が急に散らかり始める。

パパがいーいー!

と寂しさから泣く子供。

うちの子供の保育園では、年度初めのこの時期まだ慣れない赤ちゃんが、「ママがいーいー!」と同じようにギャン泣きしているが、さちも「やっぱり同じように泣くんだな…」ととてもリアルで胸が痛む。

【40~60分】

ついに泣いた子供をあやさなくなる由希子。

苫小牧2児置き去り事件と同様、最後の食事にチャーハンを作る。

由希子の服装はこれまでで1番ケバくタバコも吸いはじめ、そのまま何十日間の家出をし、いったん映画から姿を消す(大阪の事件では50日、苫小牧では30日)。

はやくかえってきてね、いってらっしゃい。

と不安そうに送り出すさち。

部屋は、大阪2児餓死事件同様、ガムテープと南京錠により監禁(映画ではぎりキッチンがある部屋だが、実際の事件では水道もない1部屋に閉じ込められた)。

3歳さちによる、0歳そらの育児の始まり。

ここから、いよいよ目のそむけたくなる映像が連続していく…。

ママーどこー?どこー?

映画でこのレベルだが、現実は糞尿やゴミ(大阪の事件では、転居してから事件発覚までの半年間1度もゴミは出されていない)などもっとすさまじかっただろう・・・

【60分~75分】

弟のそら君、死亡。

ザーーと映らないテレビを明かりに、粘土のケーキで「はっぴばーすでーそーらー」と祝うさち。

大阪の事件では、離婚直後息子の1歳の誕生日に下村被告は「親族に祝ってほしかった」と言うが、誰からも連絡がなかったという。

私たちのことは、なかったことにしたかったのかなと思いました。

「なかったことにしたかった」というのは、下村被告が裁判でたびたび発言する常套句であり、幼少期の彼女が自分自身に嫌なことがあったときの処世術でもあった。

この言葉は、下村被告自身が壮絶なネグレクトを受けて育った心の空洞を映し出すようだ。

実際の事件では、風俗店寮のマンションに引っ越し、そこからネグレクトによる死亡までたったの6カ月。

離婚前の三重県の地元では、育児サークルを立ち上げるほど積極的だった下村被告が、離婚してからたった1年のこの急展開ぶりに多くの人が驚いた。

・・・さて、映画では3歳の壮絶なサバイバル生活が続く。

子供の生命力はすごい。この映画はある意味「子供力」みたいなものをめちゃくちゃ見せつけられる。

大人ならすぐ絶望して自殺してしまいそうな状況だけど、子供はそれでも生きる、生きる、生きる。

児童相談所(以下児相)を連想させるインターホンが鳴るが、さちは受話器まで手が届かない。

実際の事件でなぜ児相が介入できなかったか?は、下村一家の住民票が移されていなかったことで、「子供含め、誰が住んでいるかを把握できなかった」ということが大きかった。

そもそも単身者向けの1Kマンションなので、同じ階の住民ですら

近くのファミリーマンションで泣いているのかと思った。

と言う。

また、このマンションが分譲からの転貸マンションだったことがあり、国勢調査でもホームレスならばその場で書いてもらえるが、このような風俗寮は返送なしか白紙で突っ返されることがほとんどで、風俗嬢はホームレスよりも社会の闇に消えた存在となっている。

さて、家の中はハエが飛びはじめ、生ごみをあさり、生米を食べ、マヨネーズを吸い、観葉植物の葉を食べる壮絶なサバイバルで飢えをしのぐさち。

髪の毛も伸び切り、さながらアジアのストリートチルドレンのようになっていく。

食べ物や衛生だけでなく、真っ暗な夜の怖さや寂しさなんてどれほどのものだったのか…

【75分~85分】

母帰宅。

ママおそいよ~!

さちは生き延びていた。

実はこの「ママおそいよ」は苫小牧2児置き去り事件で、30日間ネグレクトされた末生き延びた5歳長男の言葉だ。

この事件の母親は殺意があり「まさか生きていると思わなかった」と言う。

ここからは大阪の事件ではなく、苫小牧の事件のように進んでいく。

由希子はマスクをし、そらの死体処理へ。

ウジ虫をとっていく(苫小牧の場合、生き延びた長男が、亡くなった弟の口にご飯を詰めていたことから、口にウジ虫が沸いたらしい)。

洗濯機で「死体を洗う」と連想させるシーンが終わると、死体を買い物袋で覆いガムテープで止める由希子。

そして風呂に水をたっぷり水を溜める。

ママといっしょがいいー!

とさちの声だけが響いて聞こえるのだが、おそらく生き延びたさちはバスタブで溺死させられた(苫小牧事件は長男は保護されている)。

「子宮に沈める」とは、「子宮」+「沈める」とよく意味の分からない日本語の組み合わせだなぁと思っていたが、さちを風呂に沈めて殺したことが、あの下村被告独特の思考回路の

(死んで、子宮から産み出したことも)なかったことにする。

という意味なのだろうか・・・?と思わされる。

そして部屋の掃除を始めた由希子。

【85分~最後】

ここからようやくフィクションらしいシーンとなる。

椅子の上でくたびれた様子で、毛糸と繋がったカギ針で、泣きながら自分の膣をゆっくりと刺す由希子。

喘ぐような声からして最初はオナニーなのか?と思ったけれど、監督によればこれはカギ針によるホストの子供の中絶シーンらしい(実際苫小牧の事件では、母親は帰宅時妊娠しており裁判中に出産した)。

その毛糸の向こうには、亡くなった2人の子供にマフラーが巻かれていた。

その後、シャワーを浴びた由希子の膣からは胎児の血が滴り、むせび泣きながら何か言葉を発しているのだがよく聞き取れない。

シャワーを出ると、裸のまま、亡くなった子供2人をビニールシートで包み、カーテンの隙間の真昼間のマンション街(日常)に目線をやるシーンでこの映画は終わる。

いかにこれが日常の範囲であったか?をダメ押しするようなシーンだ。

3.子宮に沈めるの見どころ

子宮に沈める ラスト
画像出典:https://www.netflix.com/

私は独身の頃、「なぜ虐待が起こるのだろう?」と思っていました。

その根本的な問いに対しては、どんな文献を読むよりも実際に母になってみることが1番手っ取り早かったと思います。

見どころは、自分の育児経験と照らしつつ書いていきますね。

また、本作のテーマとされた事件の史実に関しては、「ルポ虐待―大阪二児置き去り事件(杉山春 著)」がわかりやすく書かれていたので参考にしています。

監督の「反省」から生まれた映画

本作は意外にも、2010年大阪2児餓死事件が起きたときの、監督の「反省」により製作されたものでした。

まず今は懲役囚となった「下村早苗」で検索してみれば、事件発覚まで働いていたマットヘルスクラブの宣材写真(要はケバい)の写真がわんさか出てきます。

前例をみないネグレクトの実態やゴミ屋敷、さらに子供軟禁中にホストと楽しそうにしていた写真をSNSにアップしていたことが折り重なり、「母親らしからん!」として彼女は「鬼畜」「鬼母」など、ありとある過激なバッシングを受けました。

実はこの映画を製作した緒方貴臣監督には年子の妹がいて、17歳で結婚し、19歳でシングルマザーとなったそうです。

そして20歳だった緒方監督は、妹に対して

死ぬ気で頑張れば大丈夫だ、世の中にはもっと大変な想いをしている人がいっぱいいるんだから。

と言葉を投げかけていたのだとか。

そして監督は2010年この事件が起きたとき、下村早苗被告を非難している人と、自分が「あまり変わりないんだな」ということに気づき、「女性には元々、母性が備わっている」という日本独特の母性神話に対して社会に一石を投じるべく、この映画の製作に踏み切ったそうです。

育児は、努力や頑張りでどうにかなるものではありません。

むしろ「いかに手を抜くか?」に目を向けないと、100%パンクします。

下村被告は、幼少期から親が2度離婚、連れ子との生活、母親はリストカットに大量服薬で子供に依存、自身がネグレクト、中高では非行に走り輪姦に援交に少年院と、誰とも信頼関係を築けないまま結婚します。

さらにその新しい義理家族たちとも複雑な関係しか作れずに、最後は養育費も育児の手伝いも誰からも支援されない状況で1人ポツンとあのマンションに取り残されました。

事件は起こるべくして起こった…としか言いようがないです。

下村被告は、私にとってはぽっかりと心に大きな空洞が空いた人で、そこにありったけの闇をぶち込んだような人に映ります。

そして、他の大人に愛されずに育った人と同様に、人からどう見られるか?に異様に神経質で、彼女が生きるよすがとしたのは、その闇をカバーできるのに値するだけの過剰な「盛り」で、それがあのSNSに投稿されたホスト遊びなどぶっ飛んだ「よく見せた自分」だったのでしょう。

私は育児にエラそうなことは全く言えません。

ただ、1つだけ言うならば、彼女が唯一頑張れなかったことは

辛い、助けてほしい。

と言う気持ちを誰1人にも打ち明けられなかったことだと思います。

育児も辛ければ、自分が生きていることも辛い…絶対にそう思っていたはずですが、彼女は親にも友人にも「大丈夫だ」「頑張る」と言い続けていました。

SOSを出すことは恥ずかしいことでも何でもありません。

それが「盛り」に行ってしまうことが彼女の病理であり、子供に対して悲劇をまねいてしまったのでは?と今は思います。

日本の虐待の実情と種類

虐待のニュースを目にしない日はない…ほど虐待は深刻化している日本。

まず厚労省発表による虐待の相談件数を見てください。

子宮に沈める 厚労省相談件数

児童虐待事件は増え続け、また児童虐待という言葉自体の認知も増えたため、1年で1万件のペースで増加しています。

児童虐待の黎明期は1970年代の「コインロッカーベイビー」(全国のターミナル駅で新生児が相次いでコインロッカーに放置され死亡させられた事件)。

昭和初期まで日本の山間部で「間引き」の風習は残っていましたが、西洋の人権思想の流入もあってか、アイロニックに母親の独断でこのような乳児遺棄事件が起こるようになったのかもしれません。

その後も児童への虐待事件は相次ぎ、児童虐待は2000年に成立した「児童虐待の防止等に関する法律」により4種類に大別されました。

その4種類の虐待について少し説明しますと、

  • 身体的虐待:叩く、蹴る、つねる、ひっかく、髪を引っ張る、水に無理やり入れるなど。
    一言→小児科医ならば、両足のくるぶしから下が真っ赤になっている「熱湯ソックス」の子供を1度は見たことがあるそう。
  • 心理的虐待:「お前なんか産まなければよかった」「バカだ、とろい」「死ねばいい」などと言う。
    一言→虐待の半数がこれ。虐待に対し「人に話したらただじゃすまないぞ」と心理的拘束することもこれに入ります。
  • 性的虐待:子供の前で性行為を見せる。子供に性行為を強要する。ポルノを見せるなど。
    一言→子供が幼いと、何をされているか?を子供自身が気づきにくく、また他人も気づきにくいのが特徴。
  • 育児放棄(ネグレクト):ご飯を与えない、おむつを替えない、服を着替えさせないなど。
    一言→私の周囲のママたちは、育児に疲れれば、まずこのプチネグレクトになるように思います。
    でも、決して本人もやりたくてやっているわけではないので、罪悪感や自己嫌悪に陥って悪循環になりやすいですね。

最新の厚労省の発表によると、この4種類の虐待の被害件数の打ち分けは以下のようになります。

子宮に沈める グラフ
画像出典:http://www.orangeribbon.jp/

残念なことに、虐待加害者は実の母親がほとんどです。

肝心の「子宮に沈める」の虐待はどれに当てはまるのでしょうか?

育児放棄(ネグレクト)は言うまでもなく、実際の下村被告は児童虐待としては突出して重い懲役30年となりました。

それだけでなく、映画では、子供が起きている横でセックスをする性的虐待、放置による心理的虐待、冷や水に入れて殺す身体的虐待…と残念ながら4つの虐待要素すべてを含んだ凄惨な映画です。

いざ、虐待現場を見たらあなたはどうする?

さて、1度真剣に考えていただきたいのですが、あなたは街で虐待っぽいことをしている母親を見かけたらどう対応しますか?

見て見ぬふりですか?

叱りますか?

動画撮影してSNSで拡散させますか?

――子供の命を考えたら、どれもやってはいけません!

私の友人は、デパートの授乳スペースで「くさいんだよ!」と赤ちゃんに怒鳴りながらおむつ替えをしていた母親を見たと言います。

こんな光景を目撃したら、私たちはどうすればいいのでしょう?

今まさに育児中で、虐待家庭を支援するのアドバイザーの資格を取った私(これでも)としては、まず

大丈夫ですか?

と声をかけていただきたいと思います。

特に母親に対しては、そういう「おせっかいな人」が1人いてくれるだけで、なんだか「孤育て」から救われる気がするのです。

怒鳴ったら虐待をエスカレートさせるだけなので、絶対に怒鳴ってはいけません。

あくまで穏やかな口調で、できるだけ相手の左側に立ち(人間は人の話を冷静に聞こうと考える脳が左脳に備わっているからです)、左耳を通じて声をかけてあげましょう。

また、虐待の現場で絶対に言ってはいけないセリフは「普通」です。

「普通の家では」「普通はこうする」・・・

別に虐待のことでなくても、人からそんな言い方されたら嫌ですよね…。

虐待現場ではなおのこと、「普通」ができないことくらい親本人が1番自覚していて、それを他人から言われたところで嫌悪感が募るだけです。

また、見て見ぬふりをすることは、虐待当事者だけでなく、あとで自分を苦しめることになります。

大阪2児餓死事件が起きた多くのマンション住民が、事件後、途方に暮れるほどの罪悪感を抱きました。

ことが起きてからだと、あなた自身も苦しむことになります。

また、これは予備知識ですが、本当に子供の命に危険がある場合は、全国どこからでも24時間繋がる児童虐待相談窓口「189(いちはやく)」、刃物など持っている場合は警察に電話しましょう。

お節介かな?なんて思わなくていいです。

虐待じゃないとわかれば、それはそれでよかったと安心すればいいだけですから。

この事件が変えられたことと、変えられなかったこと

子宮に沈める 母
画像出典:https://www.netflix.com/

大阪2児餓死事件は多くの人や組織を揺さぶりましたが、この事件によって変えられたこと、そして変えられなかったことがありました。

まず、虐待事件が起これば矢面に立たされるのは児相。

大阪2児餓死事件の後も、1日1000件の苦情がしばらくの間続いたとか。

しかし、昨今の報道でご存知かと思いますが、児相は18歳までの子供のすべての業務を受けるため野戦病院並みのパンク状態です。

受ける相談は、0~18歳までのすべての相談・・・知的障害、発達障害、子育て、非行、学校、不登校、子供の性格や行動範囲の問題など本当に全部。

児童相談所自体は虐待の専門機関ではないし、職員のほとんどが地方公務員試験を突破してから異動で配属される、一般職の人達で、実のところ人気がない部署なのだとか・・・。

実は大阪府では、大阪2児餓死事件が起こる前年の2009年に小4児童が虐待死する事件があり、これを受けて24時間ホットラインを設置、通報後48時間以内にすべての通告の子供に会って無事を確認する、というルールを作りました。

それでもこの事件は起こってしまいました。

さらに、大阪2児餓死事件が起きた翌月からは、「泣き声通報」があれば消防と連携し、まず消防が10分ほどで現場へ急行、児相職員も30分以内に到着して、徹底聞き込みをするルールができましたが、

このままいけば、子供が泣いたら「通報されるから」と口を押さえる親が出てくるかもしれない。

でもそのくらいしないと許してもらえないんです。

と児相職員に言わしめるほど規則だけは厳格になったものの、その効果は虚しく半年後には3歳の子がポリ袋に入れられ虐待死、1年後には7歳の子が暴行で死亡してしまいました。

どんなにルールを厳格化しても防げないのが虐待の本質で、そこにはまず「虐待の芽を摘む」という予防の観点が欠落している日本ならではの体制もあるように感じます。

福祉先進国の虐待防止策とは?

では、福祉の先進国はどのように虐待防止策をとっているのでしょうか?

例としてご紹介したいのは、1979年世界で初めて体罰を法律で禁止したスウェーデン。

スウェーデンの特徴は、まず「児童虐待」をそれ単一の問題としては捉えないことです。

日本のように「報告があって初めて動く」といった事後処理的な取り組みはせず、そもそも各地区に「防止課」という課があり、いじめや非行ともからめつつ、児童が関わる様々な問題に、予防観点から力が注がれています。

非行、いじめをする少年は将来虐待に繋がりやすいと言われるため、その芽を摘むように、防止課も教師も警察も連携プレーでその少年に子供の段階からどんなケアができるか対策を練ります。

これらの職員たちは、パトロールや面談で日ごろから子供たちと接し、顔見知りになって信頼関係を築いておいて、いざ事件が起きたときに「どんな子か?」ということをすぐに把握できるシステムを作っています。

また、親の支援もソーシャルサービス法により定められており、妊婦の段階から助産師やソーシャルワーカーとの面談を何度も受けられます(これは絶対ありがたい!)。

日本だと妊娠期間に受けるケアは、せいぜい自主的に産院の「両親学級」に2~3回行って出産の講習を受ける程度です。

スウェーデンでは、産後から子供が1歳になるまで、保健師が8回も訪問し(日本だと1~2回)、医師や保育士が虐待に気づいたら報告義務があり、報告しないと罰則があります。

虐待をする親には医師、弁護士、心理学者、警察…どのようなアプローチで救済するかを当事者含めて連携プレーで話し、考えていきます。

そして、日中だけ子供が家庭を離れて施設で過ごす、ショートステイ制度も整っているのだとか。

赤ちゃんは24時間介護が必要な存在ですが、日本の場合、高齢者福祉や障害者福祉とまったく質が異なり

親が自分で全部やりなさい。

という非常に重いスタンスです…。

スウェーデンのように、マタニティや非行時代から事前防止にこれほど親身に関わってくれるのであれば、親も子供も双方が楽なのではないか?と感じますね。

4.1児の母ライターしおりの視点

子宮に沈める ネグレクト
画像出典:https://www.netflix.com/

ではここで、実際に育児に東奔西走中の私が、今日本で育児をすることの辛い点を3つ書いてみます。

私は今回虐待問題をこんなに調べるまで「虐待も育児もすべて親の自己責任」と当たり前に思っていましたが、実はそうではないのでは?と疑問を抱くようになりました…。

「これが当たり前」って思いこむのって怖いね…。

虐待はもはや親の個人的な問題だけでなく「日本社会の病理=つまりは改善可能」と言えることを、ぜひ考えていただきたいと思います。

「親から子への愛は無条件」なんて嘘!

本作で監督は、「母親たるもの出産すれば、子供を無条件に愛せるものだ」という母性神話への疑問を描いています。

私も、子供を産むまでは、親から子への愛とは無条件だと思っていました。

しかし、実際に出産して思うことは逆です。

無条件なのは、「子供から親への愛」

親はむしろ、その愛に応えるように行動しなければいけないのだと日々戒められます。

大阪2児餓死事件でも、子供はここまでの仕打ちを受けてもきっとお母さんを憎むことはなかったのでは…?と悲しきかな、思いますね。

私自身、育児をしてきたこの5年の間、どう考えても

うるせーババー!

と蹴っ飛ばされて出て行かれても仕方がないような失態を1度や2度はやったと思います(幸い、手をあげたことは1度もないですが…)。

でも、子供は必ず私のもとへ戻ってきます。

「もっとお母さんが美人だったらいいのに。」

「もっとお父さんの年収が高ければいいのにな。」

なんて他の親と比較することもなく、「親だから」という理由だけで私を無条件に許し、愛してくれます。

この愛に比べたら親の愛など、ああしろこーしろとなんと要求の多いことでしょう!

しかし、無条件に子供を愛せないと悩むお母さん、安心してください。

このような母性神話が強いのは世界では例を見ず、日本だけなのです。

あの「生まれて3年は家で育てるべきだ」という保育園に子供を預けることをためらわせる3歳児神話も、日本政府が明治時代戦略的に作ったものです。

歴史学によれば、この3歳児神話の起源は明治初期の「戸」の制度に基づいたもので、戦後もこの神話を流布し続けたことは「男は仕事、女は育児家事」の分業を制度化し続けておけば、政府は児童福祉にお金をかける必要がないからなのです。

滑稽なことに政府は、1998年版「厚生白書」で

「子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、 子どものその後の成長に悪影響を及ぼす」には、少なくとも合理的な根拠は認められない。

とわざわざ公表までしています(笑)

発達心理学の研究によれば、母性とは自然、当然に生まれてくるものではなく「子育てを経験するなかで育つもの」とされます。

私も、出産したときはホッとした気持ちは大きかったですが、まだ「かわいい」とは思えなくて、「もっと喜んだほうがいいのだろうか…?私変なのかな?」ぐらいに思ったものです(笑)

しかし、翌日初めておっぱいをやったとき、母性がメラメラと沸いてきて「かわいい~」と思えたんですよね。

母性が過程の中で育つものだとしたら、それには浮き沈みだってあるはずで、それを支えるのが本来は父親や親戚、友人、地域、社会、究極は行政の役割でもあると思います。

無条件に愛せない自分はおかしいのか?と母性神話に苦しむお母さんは、自分を責めず、もっともっと肩の力を抜いていいんですね。

保護されるべきは子供でなく親

子宮に沈める 由希子
画像出典:https://www.netflix.com/

私は、児童虐待問題で保護されるべきは、まず親だと考えます。

その根拠は、親子、特に母子というのは連動しているからです。

母が嬉しければ子供も嬉しいし、母が幸せであれば子供も幸せです。

確かに、末期的な虐待が起きている現場は子供保護は最優先でしょう。

日本では「問題解決は子供だけの保護」となりがちですが、そもそもスウェーデンのように親の安全・安心が確保されていれば、親が子供に虐待をする必要などあるでしょうか?

なぜ日本はこれほどまでに虐待事件が絶えないのか?の答えはもちろん1つではないです。

ただ、それだけ親のフラストレーションが溜まっていることだけは確かです。

ちょっと古いですが総務省調査(1995年)によると、「子育てが楽しい」と答えたのはアメリカで68%、韓国で52%、日本はたったの21%…。

虐待「加害者」の苦しみには、核家族化で助けがいない、シングルマザー、産後うつ、貧困世帯などの事情が多く、中でも20歳以下の子供がいる母子家庭のうち、3分の2は貧困家庭です。

「間引き」の風習は飢饉による生活苦が最大要因ですが、貨幣経済にとってかわっても生活苦がそのまま育児のしんどさになることは変わりませんよ。

母子家庭のお母さんの正規雇用がどれほど難しいか、認可保育園の倍率がどれほど高く厳しいかは、わざわざここで言うまでもないですね。

そんな中、今年10月から予算2兆円もかけて実地される「3~5歳の幼保無償化」という微妙な政策しか打ち出せない日本は、もはや、児童虐待の種まきをしているようです。

私の周囲のママたちは、そもそも論最も手のかかる0~2歳で確実に保育園に預けられるようにしてほしい!(つまり2兆円で保育士さんの待遇改善と保育園数の増加を望む)という声が圧倒的に多いですね。

あの辻ちゃんだって0歳児の保育園落ちたんだからな!

そんで、下村被告だって、風俗店で働き始めた日、1日は夜間託児所を利用したんだからね(でもその環境が劣悪だったから止めたらしい)。

また、母親が産後も仕事を続けることの理由の1つに、お金うんぬんに関係なく

家にこもって育児しているよりはマシ。

という「育児からの逃げ」の気持ちがある人は少なくないんですよ(少なくとも私の周囲は)。

子供と接する時間が短くても、子供の前で機嫌よくいられるならば、そっちのほうがいいと私自身も思います。

今の日本では、このように自分からアプローチして上手に逃げ道を作らなければ、冗談抜きに簡単に虐待という穴に落ちてしまうんですよ。

「子宮に沈める」がそうであるように、助けは絶対に向こうからはやってこない!

日本で母親やるって、実はかなり大変なんですよ。

殿様・姫様子育てに苦しむ現代の親

私は妊娠期間中、ある先輩ママから「しおりちゃんにはどんな育児本も読まないでほしい」と言われました。

その意味は、産んでからわかりました。

最近の育児の風潮は「怒らない」――この1点に尽きます。

二言目には「子供の気持ちを考えて○○しましょう」です。

「親の気持ちはどこへやら?」というほど抑圧されて窮屈で、どの本を読んでも子供が殿様・姫様になることがヨシとされるような指針ですよ。

まあ、わからんでもないですよ。

私たちが育ってきた反省をこめ、「毒親にならないようにしよう!ブーム」みたいにこういった育児本は作られてるんでしょうけど、なんだかなぁ…と思います。

この風潮のマズいところは、育児書に沿っていい親になろうとすればするほど爆発を招くこと、そして、親の威厳があまりにもないことですね(由希子もロールキャベツ手作りするようなすんごいママだったんだからね)。

私はとある母子サークルで育児の学びに参加したことがあるのですが、そこでは外国のテキストを使っていて、あるとき

悪いことをしたら怒っていい。

決まったしつけの方法を作っておくべき(肩をギュッとつまむなど)。

とテキストに書かれていたことにすっごくびっくりして、同時に安心もしました。

それまでの自分の育児を思えば、「子供を第1に考えて、親は怒ってはいけない」を実践すればするほど、育児は辛いものでしたよ…。

怒ったら怒った後の対処法、叱るときの言葉の選び方など、他のコミュニケーション方法もきちんと知っていれば、「怒らない」なんて極端な育児に偏らず、もう少し自然体な自分で育児ができると思うんですよね。

いい親になろうと思えば思うほど育児が辛くなる事情は、最近の「叱らない子育て=親の尊厳の消滅」の風潮にもあると思います。

5.子宮に沈めるをオススメしたい人

子宮に沈める キャバクラ
画像出典:https://www.netflix.com/

もっともっと語りつくしたい「子宮に沈める」ですけど、そろそろ次の項へ移ります(笑)

1回観ていただければ十分(というか重すぎて2度目観る気は起きないと思う…)のこの映画ですが、このような方々にオススメしたいです。

集合住宅居住者

集合住宅居住者にはオススメ、っていうか防災訓練感覚で絶対に観てほしい!

私は「子宮に沈める」を観れば観るほど、この部屋の「壁」の存在がとても気になるんですよ。

日本は一昔前にはムラ社会があり、私の地元もそうでしたが「行き交う人は皆知り合い」という自警団的なことが機能している町で育ちました。

そのムラ社会の煩わしさから飛び出し、都市部で生活することを選んだ今、単身だとプライバシーも守られ楽ではあります。

でも、子供ができるとそれも一転して、良くも悪くも地域に根を下ろさざるを得なくなります。

なぜなら、乳幼児健診、小児科、認可保育園、学区…と、地域単位でやることが決められるからです。

「無関心がマナー」の都会で、隣人の名前も知らないまま、地域と中途半端に関わりながら育児が始まります。

これは、親にとっても子供にとっても不安は大きいです。

本作も、「壁」の向こうに絶対に誰かがいたはずですが、気づくことはできず、子供も「隣のお兄さんに助けが求められる」なんて発想もなかったからこそ起きた事件です。

ファミリーマンションだろうが単身向けマンションだろうが、子供の姿をチラリとも見かけたら「挨拶ができるくらいの関係」にはなっていただきたいと、母になった今本気で願います。

プレママ、プレパパ、独身の人

子宮に沈める あやとり
画像出典:https://www.netflix.com/

大学生~20代、30代の独身の人、プレママ、プレパパにはオススメです。

赤ちゃんは昔と違って、「天からの授かりもの」ではなく、親の綿密な計画のもと生まれてくる存在となりました。

中絶も合法な日本ですから、それだけ子供を産めば「自己責任」としてかぶせられる責任も重くなります。

自分で産んだのだから自分でやりなさい。

というスタンスなのでまあ大変ですよ。

子育て最大の恐怖はね、「産んだら絶対に後戻りできないこと」なんですよ。

子宮に沈めるは最悪の事態ですが、こうならないためにどうすればいいのか?を1度観て考えていただきたいですね。

「こんな母親がいるなんて許せない!」と言われてしまう母親の立場に、自分がなってしまう可能性とはどういうことか?・・・という視線を持って観ていただきたいです。

子育てを終えた人

子育てを終えられた方にはオススメです。

子育てを終えられた方は、実孫であれ他人の子であれ、最も現実的に育児を手伝える方だと思います。

私が今まさに育児中の人にこの映画を勧めないのは、観なくても、最悪これくらい荒んだ状況になることは多かれ少なかれわかると思うからです。

子育てを終えらえた世代の方は、この映画の母親には共感はできないとは思います。

でも現代は、子育てのヘルプがないとこれほどまでに孤立してしまう現実があり、皆さんの助けが必要であることをぜひとも知っていただきたいです。

セックスレス夫婦

セックスレス夫婦にはオススメです。

この映画は、夫婦仲を引き裂く最終的な要因に、「セックスを拒絶された妻」となんとまあモダンな要素を持ってきたなと思いました(これは史実とは違うので)。

そして妻由希子はそのまま玄関に座り込んで絶望し、シングルマザーとなり、壮絶なネグレクトが始まります。

今や結婚した夫婦の半数がセックスレスになるという日本。

産後はホルモンバランスが変化し、赤ちゃんがいる環境から、夫婦がセックスレスになりやすいタイミングです。

セックスレスを侮っちゃあいけませんよ。

夫婦が、友人、親子、兄弟・・・どんな関係とも違うのは、その間にセックスがあるということです。

最近の私のママ友トーク会で、幸せそうな夫婦は、セックスライフが充実していると言っても過言ではないように思いました(女のぶっちゃけトークは生々しいw)。

また、私が母子サークルの育児の学びで聞いたのは、

家庭の中心は夫婦で、子供はその愛情のおこぼれをもらう。

ということでした。

日本は子供が生まれたら、夫婦の互いの呼び方さえ「ママ、パパ」なんてなりがちですが、「夫婦はまずパートナー!」これを本当に徹底しなければいけないとひしひしと感じます。

映画「リメンバー・ミー」でも、ラストでママ・ココは夫婦の真ん中ではなく、へクターの横で手を繋いでいますが、日本的な発想だったら間違いなく父と母の間ですよね…。

子供が父親に望んでいるのは「自分の大好きなママである、ママを愛すること」。

子供が母親に望んでいるのは「自分の大好きなパパである、パパを愛すること」。

加害者1人を作らなければ、被害者1人も生まれません。

「子宮に沈める」で私が最も学んだことは、つまるところ

被害者の救出だけではなく、加害者を作らないことも、きちんと目を向けて取り組まなければいけない。

ということだったと思います。

3 COMMENTS

ミギー

はじめまして。
映画ブロガーのミギーと申します。

ものすごく深いレビューで、大変共感しました。
私も1児の父でもありグイグイ読み込んでしまいました。

いま私も本作品のレビューを書いているのですが、
どこかでこちらの記事リンクを貼らせていただいても良いでしょうか?
ブログURL
https://bkyumovie.com/
ご検討下さいませ。

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ririkoharun

ミギー様
ご訪問いただきましてありがとうございます。
お褒めいただき恐縮です。
リンクの件はもちろん大丈夫ですよ。

私も拝読させていただきました。Followrsいいですね!

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