「パシフィック・リム」芦田愛菜・菊地凛子の日本人キャストの演技に高い評価。ネタバレありのあらすじとみどころ

はじめまして。

エンタメブリッジ、ライターデビューのmarcy(マーシー)です。

2013年、ギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」をご紹介します。

「永遠のこどもたち」や「ホビット」シリーズで知られるギレルモ監督ですが、実は日本のアニメ、特撮映画の大ファンで、造詣が深いことでも有名ですね。

シフィック・リム」は、押井守の「機動警察パトレイバー」から多大な影響をうけたことを自ら語っています。

日本の怪獣映画が好きだった人なら性別、年代を問わず、心から楽しめる映画です。

まだ見ていない方は、ネタバレに注意して読んでくださいね。

1.「パシフィック・リム」の作品紹介

公開日: 2013年8月9日 (日本)
監督: ギレルモ・デス・トロ
脚本: トラビス・ビーチャム
出演者:チャーリー・ハナム、菊地凛子、芦田愛菜、イドリス・エルバ
受賞歴:2013年ハリウッド映画祭において視覚効果賞受賞
第41回アニー賞アニメーション効果賞
第7回インターネット映画批評家協会賞最優秀アクション映画

2.「パシフィック・リム」のあらすじ紹介


画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/

それでは、パシフィック・リムのあらすじをネタバレなしとネタバレありで解説していきます。

「パシフィック・リム」のあらすじ(ネタバレなし)

2013年8月、太平洋グアム沖の海底に異次元と繋がる裂け目「プリーチ」が出現し、巨大なカイジュウ(怪獣)が出現します。

「アックスヘッド」と名付けられたカイジュウはサンフランシスコを襲いますが、アメリカは陸海空の軍隊による総攻撃でようやく、「アックスヘッド」を倒しました。

しかしその後も「プリーチ」から、次々とカイジュウが現れ、太平洋沿岸の都市に襲いかかりました。
パシフィック・リム写真あらすじ2
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm2072945920
沿岸の国々は、「環太平洋防衛軍」を組織し、カイジュウと対抗する巨大兵器イェーガーを建造して、カイジュウとの戦いに挑みました。

イェーガーの活躍により、人類はカイジュウとの戦いに優位に立ちました。

当初、1人乗りだったイェーガーは、パイロットの脳を直接機体のコンピューターとドリフトすることから、パイロットの負担が大きく、2人乗りの形態に変化しました。

イェーガーの活躍で、人類がカイジュウをもはや脅威とは捉えなくなった2020年。アンカレッジをカイジュウ「ナイフヘッド」が襲撃します。

イェーガーのパイロットであるローリー・ベケットは、兄ヤンシー・ベケットとともにイェーガー「ジプシー・デンジャー」で迎撃しますが、戦闘で機体が大破し兄のヤンシーが戦死。

ローリーは、兄の死によるショックと脳への負担に耐え、単独でイェーガーを操縦しナイフヘッドを撃破することに成功しました。

兄の死によりローリーは、イェーガーのパイロットを引退。

増大する一方のカイジュウの襲来に、イェーガーの生産とパイロットの養成が、追いつかないことから、「環太平洋防衛軍」は、イェーガー部隊の廃止を決定し、沿岸部に巨大な「命の壁」を構築する防御作戦に転じることを決定します。

そんなある日、パイロットを引退し、アラスカで「命の壁」の建設工事に一介の労務者として参加しているローリーのもとへ、「環太平洋防衛軍」司令官ベンコストがやってきました。

「パシフィック・リム」のあらすじ(ネタバレあり)

パシフィック・リムあらすじ写真2
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm4136019200

ベンコストはイェーガー部隊の最後の作戦である「プリーチ」爆破作戦に、ローリーにパイロットとして参加することをうながします。

頑なな態度で拒否するローリーでしたが、ベンコストの

「おまえは人類の滅亡をこの壁でむかえるのか、それともイェーガーのコックピットでむかえるのか!!」

という激にプライドを揺さぶられパイロットへの復帰を承諾します。

ベンコストとともに、環太平洋防衛軍の最後のイェーガー基地、香港のシャッタードームにやってきたローリーは、かっての兄との乗機「ジプシー・デンジャー」に再会。

そして、森マコとの運命の出会いも。

森マコは、機体の修復やパイロットの選定を担当するスタッフですが、戦闘能力にも優れていて、ローリーは「ジプシー・デンジャー」のパートナーに森マコを望みますが、マコの過去をしるベンコストに拒否されてしまいます。

やがて、かってないレベル、カテゴリー4のカイジュウ2体が香港を襲撃。

残存する4体のイェーガーの内、3体で迎え撃ちましたが、「チェルノ・アルファ」と「クリムゾン・タイフーン」が破壊され、「ストライカー・エウレカ」もレザーバックの電磁衝撃波により機能停止に陥った上、パイロットの1人であるハーク・ハンセンが腕を骨折する怪我を負ってしまいまいした。

待機を命じられていたローリーとマコはペントコストの反対を押し切り、回路がアナログ式のため電磁衝撃波の影響を受けない「ジプシー・デンジャー」で出撃。ペアを組んで以来初の実戦ながら、怪獣を2体とも撃破することに成功します。

しかし、ほっとしたのもつかの間、プリーチ付近にカテゴリー4のカイジュウ2体が出現。
負傷したハーク・ハンセンの代わりに自らパイロットとして出撃を決意したベンコストは、環太平洋防衛軍の全員の前で、最後の演説を行います。

今日、われわれはプリーチを爆破してカイジュウとの戦いに終止符を撃つ。勝利するのは我々人類だ!!

パシフィック・リム写真あらすじ3
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm84061184

ベンコストを見つめる森マコの眼には涙が浮かんでいました。

マコは、幼いころ東京を襲ったカイジュウに家族を奪われましたが、危ういところをベンコストに助けられて、娘同様に育てられたのでした。

そして、ベンコストは長年のイェーガー搭乗により、放射線障害を患い、再度のイェーガー搭乗は死に直結することもマコだけが知っていたのでした。

プリーチを爆破し、カイジュウのやってくる異次元からの裂け目を閉ざす最後のミッションに、「ジプシー・デンジャー」と「ストライカー・エウレカ」の2機が出撃します。

「ジプシー・デンジャー」には、ローリーとマコが。「ストライカー・エウレカ」にはベンコストとハークの息子のチャック・ハンセンが乗り込み、プリーチへ向かいます。

2機がプリーチへ向かう最中に、ニュートンとハーマンの二人の科学者がカイジュウの脳にドリフトして調査した結果、プリーチに侵入できるのはカイジュウのみでイェーガーの機体は通過できないことが判明します。

プリーチ付近には、2体のカテゴリー4のカイジュウに加え、初のカテゴリー5となるカイジュウ「スラターン」も出現し、2機のイェーガーと壮絶な戦闘が繰り広げられます。

カイジュウとの戦闘で、大きな損傷を負った「ストライカー・エウレカ」。

ベンコストとチャック・ハンセンは、最後の望みを「ジプシー・デンジャー」に託し、カイジュウ2体を巻き込み自爆しました。

「ストライカー・エウレカ」の自爆によりプリーチ爆破用の核爆弾が無くなったため、「ジプシー・デンジャー」が、カイジュウを抱きかかえたままプリーチへ飛び込みます。

無事にプリーチへ侵入を果たし、自爆装置を起動したローリーは、酸素不足で意識を失ったマコを先に、脱出用ポッドで離脱させます。

そして爆破の効果をより高めるために、自らはギリギリのタイミングでポッドで離脱しました。

海上に先に到達したマコは、遅れて浮上したローリーが息をしていないのに気づき強く抱きしめます。
息を吹き返したローリーは、マコに「強すぎて息が出来ないよ。」と語りかけます。2人は脱出カプセルの上で微笑みを交わすのでした。

2人の頭上には救出に駆け付けたヘリコプターの編隊が。

そして香港のシャッター・ドームでは、ベンコストの後を継いだ司令官であるハーク・ハンセンがゼンスタッフに対して宣言しました。

プリーチは爆破され、人類は勝利した。カイジュウカウンターをリセットしろ!!」

シャッター・ドームに歓声が響き渡りました。

3.「パシフィック・リム」の見どころ

パシフィック・リムの見どころ写真1
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm2089723136

見どころ満載の「パシフィック・リム」ですが、ここでは4つに絞って解説していきます。

菊地凛子と芦田愛菜。森マコを演じた日本人キャストの演技が秀逸

紆余曲折を経て「ジプシー・デンジャー」のパイロットとなる森マコ。

森マコの少女時代を演じた芦田愛菜ちゃんは、東京を襲ったカイジュウに家族を奪われます。

必死でカイジュウから逃げるマコを救ったのが、ベンコストでした。廃墟の東京で恐怖に怯える森マコを演じた芦田愛菜ちゃんは、この映画でハリウッドデビューを果たしました。

彼女の迫真の演技は、ギレルモ監督も絶賛したと言われています。天才子役の面目躍如ですね。

また成長した森マコ役は、菊地凛子。

菊地凛子さんは演技力には定評のある女優で、この映画でも主演級のハリウッドスターたちに全く見劣りしない素晴らしい存在感を示しています。

でもびっくりしたのは、「彼女ってこんなに奇麗だった!?」っていうこと。

とにかく今まで出演したどの作品よりも彼女の女性としての美しさが際立った映画ではないかと思います。

美しい菊地凛子さんを見るだけでも価値ありですね。

パシフィック・リム写真みどころ2
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm1485743360

イェーガーのメカ感がとにかくカッコいい!!

カイジュウと闘うイェーガー。名前の由来はドイツ語で狩人を表しています。

とにかくこのイェーガーがカッコいいんですよね。

主人公のローリーが操縦する「ジプシー・デンジャー」をはじめとして、ロシア製の「チェルノ・アルファ」中国の「クリムゾン・タイフーン」そして「ストライカー・エウレカ」の4体のイェーガー達。

まさに狩人の名にふさわしいイェーガーですが、その巨大な質感やメカのリアルさが見るものを圧倒します。

ヘリに吊り下げられて出動する出撃の設定や、2人のパイロットの機乗するコクピットなど怪獣映画やロボットアニメのファンにはよだれが出るようなシーンが、CGとは思えない迫力で迫ってきます。

パシフィック・リム見どころ写真3
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm1636738304

個性的なイェーガーのパイロットたち

4機のイェーガーもとても個性的なのですが、パイロットたちもその出身国のプライドと、地球を守るプライドをあわせ持った個性的な面々です。

「ジプシー・デンジャー」の主人公、ローリーと森マコ。そして「ストライカー・エウレカ」のハンセン親子とベンコスト司令官については、ここでは述べずに、ロシアの機体「チェルノ・アルファ」を操縦するサーシャとアレクシスのカイダノスキー夫妻。

奥さんのアレクシスは怒るととても怖いのですが、夫のサーシャとともにコサック兵さながらの果敢な操縦でカイジュウと闘います。

パシフィック・リム写真みどころ4
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm2106500352

そして中国製の機体「クリムゾン・タイフーン」を操るタン3兄弟。

通常は2人で操縦するイェーガーですが、「クリムゾン・タイフーン」は三つ子のタン兄弟が3人で操縦します。よって腕も3本あるとてもユニークな機体ですね。

タン兄弟は基地の中ではいつもバスケットに興じていてとても無口ですが、いざ乗機するとぴったり息のあった、まさに血を分けた兄弟にしかできない見事な操縦を披露してくれます。

パシフィック・リム写真見どころ4
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm2441520384

勇敢で個性的なイェーガーのパイロットたちもこの映画の見どころのひとつです。

日本の怪獣映画をリスペクトしているギレルモ監督の想いを感じよう

エンディングロールに記されたギレルモ監督の想い

この映画をモンスター・マスターである本多猪四郎とレイ・ハリーハウゼンに捧げる

スピルバーグやジョージ・ルーカスがゴジラ映画に夢中だったことは有名ですが、ギレルモ監督が日本の特撮映画やストップモーションの魔術師ハリーハウゼンを深くリスペクトしていることは、エンディングロールで、上記のように語っていることでもわかります。

そしてこの映画に出てくる異次元のモンスターは「カイジュウ」と呼ばれるのです!!

日本の特撮技術も往年の操演や着ぐるみの技術だけではなく、「シン・ゴジラ」での素晴らしいCG表現を見るとハリウッド映画にそん色ないレベルに達していると思います。

でも、悔しいけれど「パシフィック・リム」は、ギレルモ監督が渾身の想いを込め、惜しみなく制作費をつぎ込んで作った、まさに日本の怪獣映画より一段も二段も飛びぬけた、怪獣映画はこうあるべきといったバイブルと言っても過言ではないでしょう。

ゴジラやガメラ、そしてウルトラシリーズを世界に送り出した日本人が、まさに襟を正して見る怪獣映画ですね。

パシフィック・リム写真みどころ5
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm1789831936

4.「パシフィック・リム」はこんな人におすすめ

パシフィック・リムおすすめ写真1
画像出典:https://www.imdb.com/title/tt1663662/mediaviewer/rm1838064896

「パシフィック・リム」をまだ見ていない方。

個人的には、老若男女問わずすべての方に見ていただきたい傑作です。

その中でも特におすすめな人について書いていきます。

昔の日本の怪獣映画やハリー・ハウゼンのモンスターが好きな人

今や全くCGが使われていない映画を探すのは難しいですよね。

そして現在の「スター・ウォーズ」シリーズよりもCGが使われていなかった最初の「スター・ウォーズ」3部作(3作目には一部CGが使用されましたが)の方が好きな方も多いのではないでしょうか?

言い換えるとあまりに進化しすぎたCGに食傷気味の方にも「パシフィック・リム」はおすすめです。

カイジュウもイェーガーもCGで描かれているのは当然なのですが、まるで往年の日本の特撮映画やハリー・ハウゼンのモンスター映画のような質感が全編に溢れています。

まさにギレルモ監督の日本の特撮映画への愛情と深い理解から生まれた、最高級の怪獣映画です。

最新のCG映画だからと見るのをためらっているあなた。迷う事はありません、是非ご覧ください。

アクション映画が好きな人

「パシフィック・リム」はSF映画であり特撮映画であり、怪獣映画でもありというジャンルに分類されますが、「第7回インターネット映画批評家協会賞最優秀アクション映画」を受賞しています。

カイジュウとイェーガーの戦闘シーンは、まさに圧巻。

アクション映画ファンのあなたにおすすめです。

また、ローリーの副操縦パイロットを選ぶシーンでは、菊地凛子演じる森マコのカンフー試合も見どころのひとつ。

シャッタードームが香港にある基地という設定もあり、ブルース・リーのカンフー映画を思い起こさせる演出で楽しめますよ。

あきらめずに困難に立ち向かう勇気が欲しい人に

「パシフィック・リム」のストーリーはとてもシンプルです。

SF映画として、怪獣映画として、そしてアクション映画として、色々なジャンルの性格を持った映画ですが、まさにストーリー展開としては、どんな困難な状況にも負けずに立ち向かう人類の勇気を描く、王道のストーリー展開。

勧善懲悪の物語でもあります。

仕事やプライベートでちょっと落ち込んでいるあなた。

「パシフィック・リム」のシンプルだけど変な捻りのないストレートな物語で、

感動と勇気をもらえること請け合いです。

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