キャストにも注目!映画「町田くんの世界」徹底解説【ネタバレあり】

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こんにちは。

エンタメブリッジライターのhappaです。

今回は同名の少女漫画が原作の学園青春映画「町田くんの世界」をご紹介します。

と、ここまで読んで、「少女漫画が原作の恋愛映画とか、どうせよくあるパターンのヤツでしょ。」と思った方、絶対いますよね。笑

確かに今の日本の映画業界では、少女漫画原作の恋愛映画が量産と言っていいレベルで作られています。(少女漫画原作といってもいろいろですが、ここでは、キラキラ青春映画と揶揄されがちな映画のことですね。)

しかし、だからこそ、作り手たちはその中でどうすれば他の作品に埋もれることなく、面白い作品にするか、知恵を絞る必要があるのです。

こんな書き方をすると、原作漫画が面白くないと言っているみたいに見えるかも知れませんが、そんなことはなくて、私は漫画としての面白さと映画としての面白さは別だと思っているので、あくまでも“映画としての面白さ”をどう表現するかということです。

例えば廣木隆一監督は少女漫画原作の映画(「ストロボ・エッジ」、「PとJK」など)とそうでないそうでない映画(「ヴァイブレータ」、「彼女の人生は間違いじゃない」など)にかなりの作風の差がある監督です。

しかしその少女漫画原作という制約(と、あえて書きます。)の中でどう作り手らしさを出し、映画として成立させているのか、その努力を見てみるのも1つの面白さではないでしょうか。

さて、では本作「町田くんの世界」では、石井裕也監督はどうやって少女漫画の世界を映画として成立させ、作り手らしさを表現しているのかさっそく見ていきましょう。

1.「町田くんの世界」の作品紹介

公開日:2019年6月7日 (日本)
監督:石井裕也
原作者:安藤ゆき
出演者:細田佳央太、関水渚、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子、ほか。

2.「町田くんの世界」のあらすじ

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画像出典:https://eiga.com/movie/90602/gallery/

それでは映画「町田くんの世界」のあらすじを、ネタバレなしとネタバレありに分けてご紹介していきます。

最初に言っておきます。

突飛です。このお話。

なので、何が来ても覚悟しておいてくださいね。

さらに、この物語は町田君を取り囲む人や彼を見ている人たちの視点も実は重要な要素です。

そこに関しては、みどころ等で詳しく書くので、あらすじでは町田君と猪原さんの恋の行方をメインで書きます。

「町田くんの世界」のあらすじ(ネタバレなし)

主人公、町田君は学校でも有名になるほどの“いい人”です。

そんな彼はある時、不登校ぎみの同級生の女の子猪原さんと出会います。

そこで恋が始まるのかと思いきや、実は町田君、恋する気持ちが分からない少年なのです。

一癖ある猪原さんと、初めての感情に戸惑いっぱなしの町田君、一体2人はどうなるのでしょうか…。

「町田くんの世界」のあらすじ(ネタバレあり)

この物語の主人公、町田君は5人兄弟の長男です。

妊娠中の母を助けるために、家では家事を引き受け、通学電車では老人を見かければ離れたところに座っていても必ず席を譲る、そんな絵に描いたような“いい人”です。

といっても実は町田君、いい人ではあるけれど勉強は苦手で、ちょっと不器用。

ある時、美術の時間に彫刻刀で怪我をしてしまいます。

さて、そこで向かった保健室で、猪原さんという同級生に遭遇します。

彼女は保健室で授業をサボっていたのです。

それには彼女なりの理由があります。

アナウンサーをしている彼女の母親の不倫報道が世間を騒がせたのです。

思春期の娘にとって、親のそういう面ほど見たくないものはないですよね。

彼女は殻を作って世間から距離をとっていました。

しかし、そんな彼女の前に現れた町田君は、彫刻刀で切った指からポタポタ血を流しながらいつまでも来ない保険の先生を待ちます。

見かねた猪原さんは自分のハンカチを使って手当をします。

猪原さんを走って追いかけてまでお礼を言った町田君に、彼女は

私は人が嫌いなの。

と言います。

ちなみにこのシーンで発覚するのですが、町田君は走り方が変!

誰でも必死な時はカッコ悪いものですよね。

本来なら一番カッコ悪さを気にする年頃のくせにそれを気にしない町田君、強いです。

さて、そんな猪原さんと町田君ですが、ある出来事がきっかけで距離が近づきます。

密かに猪原さんに恋心を寄せていた同級生の西野が、猪原さん宛てのラブレターを間違えて町田君の靴箱へ入れてしまったのです。

常に全力町田君は、西野が自分のことが好きだと勘違いして全力でお断りします。

そんなこんなでなぜか西野と猪原さんのお試しデートに町田君が付き合うことになったのです。

猪原さんにぞっこんな西野の様子を見て、町田君は彼に

恋ってどんな感じ?

他の好きとどう違うの?

と尋ねます。

西野は

ちょっとしたきっかけで好きが爆発するんだ。

と答えます。

デートの終わりで、西野は猪原さんに振られてしまいますが、西野はきちんと向き合って考えてくれたことに感謝します。

西野が帰った後、町田君は西野が用意した花束を持った猪原さんに、

すごく綺麗だ。

猪原さんがここにいてくれて良かった。

と言います。

読んでいて、突然何!?と思った方、私も観ていて思ったので大丈夫です。笑

そしてそう思ったのは猪原さんも。

不思議っ子町田君が気になって仕方ない存在になります。

それと同時に猪原さんは、町田君を観察する同級生の女の子栄さんたちとも関わるようになり、学校にも徐々に馴染んでいきます。

そして実は、町田君の知らないところで彼を観察している人物がもう1人います。

バスで彼の親切さをたまたま見かけた週刊誌の記者の吉高です。

彼は自分の今の仕事に不満を持っていました。

さて猪原さんのモヤモヤを尻目に、町田君は今日もいい人全開で、イケメン同級生氷室に振られて泣いている後輩のさくらちゃんの頭をポンポンして慰めます。

猪原さんはそれを目撃してさらにモヤモヤイライラ。

町田君に、どうして誰に対しても親切なの?と尋ねます。

町田君は、

誰かのためって、みんなそうじゃないの?

僕は小さい頃井戸に落ちて1度死んだ。

意識を取り戻した時、何人もの温かさを感じたんだ。

と答えます。

町田君にとって、世界は優しく美しいものなのです。

対して、親の不倫報道で世間の醜い部分に苦しめられ、またその醜さを自分の中にも見出している猪原さん。

正反対にも見える2人。

そこでそんな2人をさらにかき回すのがさくらちゃんで、町田君に告白したり、お弁当を作ったりします。

猪原さんは猪原さんで、氷室に母の不倫のことを言われたり、ちょっかいを出されたり…。

猪原さんも町田君も

分からない。

どうしたらいい?

が最高潮に。

そんな2人の元に、町田君のお母さんに陣痛が来たと電話がかかってきます。

猪原さんにも“何か分からないこの感情”を伝えたいし、でもお母さんの元にも行かないといけない。

混乱した町田君は猪原さんを追いかけたり、今度は猪原さんが町田君を追いかけたり。

いやもう、文章で書くとわけ分からなさが増しますが、そうです、分からないんです。

彼らも、それを観ている側も。笑

わけ分からないついでに、その時町田君が言ったセリフもご紹介しておきます。

生まれるんだ、新しい町田。

さて、そんなこんなで(無理矢理まとめました。すみません。笑)町田君は猪原さんを置いてお母さんの元へ。

生まれた赤ちゃんを抱っこして、

母さん、これは奇跡だよ。

好きな人ができた。

と言います。

やっと、恋に気付いたわけですね。

町田君のは全力で走って猪原さんに会いに行きますが、さんざん町田君のいい人っぷりに振り回された猪原さんは、

誰かに優しくすることは、誰かを傷つけること。

と言って去ってしまいます。

そしてなんとロンドンへ転校するというのです。

諦めきれない町田君は再び猪原さんを、またまた全力で走って追いかけます。

町田君は今まで彼の親切に助けられてきた人たちに今度は自分が助けられます。

氷室とさくらちゃんはよりを戻し、町田君の背中を押します。

途中で風船を木に引っ掛けて泣いている子どもを見つけた町田君。

取ってあげた風船に掴まって空を飛んで猪原さんを探します。

プーさんがよくやってるやつですね。

それを電車から発見したのは猪原さんと、町田君を観察することによって自分自身の仕事や家族と向き合うこととなった記者の吉高です。

2人はビルを駆け抜け、空を飛ぶ町田君を追いかけます

ようやく再開した町田君と猪原さんは、一緒に風船で飛んでいきます。

しかしそんな2人の掴まった風船を鳥が突っついて、2人はまっ逆さまに落ちていきます。

落ちた先は…

雨で水が溜まった学校のプールでした。

2人がよく話していた特別な場所です。

町田君は何を見てるの?

醜いものは見えない?

と問う猪原さんに、町田君は

今は猪原さんしか見えない。

と答えます。

そして猪原さんの元へ、時速1メートルくらいのへんてこなクロールで泳いでいきます。

3.「町田くんの世界」のみどころ

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さて、ここではあらすじではあまり触れられなかった主人公たち以外の登場人物の魅力や役割も含めて、この映画の見どころをご紹介していきます。

また、冒頭で触れた石井監督らしさも私なりにお伝えしていけたらと思います!

この人が脇役!?冒険的な配役

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この映画の主人公、町田君は細田佳央太さん、そしてヒロイン猪原さんは関水渚さんという方が演じられています。

どちらももともとの知名度がほぼ無しという大抜擢です。

主役が観客の集客力に大きく繋がることが多いこのタイプの映画としてはかなり異例で冒険的な試みですよね。

しかし町田くんと猪原さんの「分からない」がポイントとなるこの映画。

新人を起用したからこそ、よりそれを自然に受け止められます。

そしてまた、彼を取り巻く同級生たちの配役にも注目です。

岩田剛典さんに高畑充希さん、前田敦子さん、太賀さんらが務めます。

主役級の豪華さなのもですが、学生役としてはその年齢層の高さもちょっと気になりますよね。

皆さんアラサーです。

監督は、彼らを起用したことに対してインタビューで 、

町田くんという人間離れしたキャラクターを浮き立たせてくれた。

彼らは既に青春を経験しており、青春とは何かを知っている。

だから本当の高校生より高校生らしく見える。

(2019年6月10日付 朝日新聞)

と語っています。

映画を実際に観ていても、その効果を感じました。

そんな同級生のキャラクターもかなり魅力的です。

そんな中から私のお気に入りを1人ご紹介すると、町田君たちを唐揚げ棒片手に眺めながら無表情にグサグサ言いたいことを言う栄さん。

正論なのかめちゃくちゃなのか分からない感じがくせになります。

ちなみに彼女は前田敦子さんが演じています。

余談ですが、ちょうどこの記事を書いている前日に観た「旅のおわり世界のはじまり」という作品でも前田さんが主演されていたのですが、全く異なるキャラクターでこちらも素晴らしかったです。

気になった方はぜひ観てみてください!

大人が正しさを描くこと

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世の中にある正しさや真っ当さ。

大人になればなるほど、私はそういうものに対して信じられなさと同時に照れ臭さを感じるようになった気がします。

この映画の中では、正しい部分、ピュアな部分が常に全力で描かれます。

ちょっとストレート過ぎると思うくらいのストレートさがあるのです。

これは私の勝手な予想なのですが、それって実は正しさを照れや後ろめたさなしには語れなくなった大人たちの全力の照れ隠しであり、残された数少ない手段でもあるのではないでしょうか。

中途半端に正しいことを言うのって結構恥ずかしいですが、開き直って全力で言ってしまえばそれは案外恥ずかしくないかもしれません。

さて、今度はそれを受け取る側がどう捉えるかです。

このストレート過ぎる表現、私がもし登場人物たちと同い年くらいの中高生の時に観ていたら、実はあんまり受け入れられなかったんじゃないかなという気がします。

大人になって、ストレートさの裏側を考えるようになった時、この映画は新しい見方ができる映画です。

また私の個人的な経験で申し訳ないのですが、この間“午前10時の映画祭”で「風と共に去りぬ」を観に行きました。

小学校高学年くらいのときにDVDで観たのが最初なので、そこから考えると10数年ぶりでした。

内容的に面白かったのはもちろんなのですが、小学生の時に観た感想と今の年齢の自分が観た感想が全然違ったのも新しい発見でした。

1番の大きな違いは、メラニーとアシュレーの存在です。

ちょっとご説明すると、メラニーとアシュレーは夫婦ですが、主人公スカーレットはアシュレーにずっと恋をしています。

メラニーは町田くんばりの優しさを持っている上に、賢く完璧な女性です。

スカーレットの気持ちを知りながら、彼女を本当に信用しています。

対してアシュレーはメラニーと別れるつもりはないのに、スカーレットに対しても何度も思わせぶりな態度をとります。

子どもの頃は、メラニーがすごく可哀想で、アシュレーが大嫌いでした。笑

でも今の年齢で観た時、アシュレーの弱さにもちょっと共感できる気がしました。

メラニーはもちろん素敵だと思う半面で、完璧な優しさと正しさを持った人のそばにいるのってすごくしんどいだろうなと思ってしまう自分がいました。

もし高校生のときに観ていればまたちょっと違っただろうし、将来もっと歳をとってから観るとまた違うのかなとも思います。

「町田くんの世界」も観る人の年齢や立場によって捉え方が変わってくる映画だと思います。

ぜひ、それぞれのその時の視点、感覚でこの映画を観てみてほしいです。

恋と世界、もしくは社会。

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この映画をちょっと特殊な恋愛映画にしている要素の1つが、池松壮亮さん演じる吉高という芸能記者の存在です。

彼は、

この世界は悪意に満ちている。

弱いものをいじめ、他人の不幸を喜ぶ。

思いやりなんて存在しない。

そう思いながら暮らしてきた。

と語ります。

上司から「世の中の人は不幸が好きだ。安心するから。」と言われ、世の中にも、それを助長させるような自分の仕事にも絶望しています。

彼は偶然町田君を見かけ、徐々に影響されていきます。

この吉岡という存在は、物語の中に社会という視点を持たせています。

主人公の恋や友情、家族との関わりのみに限定されて描かれがちな物語を、“学園もの”というジャンルを超えて、描いているのです。

実は石井監督は以前にも恋愛と社会を並列させて描くという手法を取っています。

それは、私たちが現実に生きることと、どこか似ています。

私たちは恋愛もするけれど、それだけで生きているわけではないですよね。

ニュースを見てそこに思いを巡らせたり、自分の半径5mだけではない、社会に関心を持ち、関わることも生きていく上では必要なことです。

恋愛映画では排除されがちなその部分を、この映画は描いています。

4.「町田くんの世界」happaの視点

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ひとつ前のみどころでも書きましたが、この映画は恋愛と社会を並列させて描いています。

ここではそこから見えてくるものを、私なりによりじっくりと考えてみたいと思います。

“世界は美しい”のか?

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石井裕也監督は、自分のものの見方や考え方の3割くらいは作家の辺見庸さんから影響を受けていると語っています。

私も辺見庸さんの本はほとんど読んだことがあるのですが、そこではしばしば、私たちが見ないように蓋をして避けているような物事や社会の暗部や裏側が描かれます。

それらの本を読んでいて、何度も自分の足元の地面がなくなるような感覚を持ちました。

その感覚をもし石井監督も共有しているとしたら、町田君が“美しいもの”として見ている世界より、むしろ町田君に“見えていないもの”の存在をこの映画は示唆しているのではないでしょうか。

だからこそ、猪原さんは最後に

町田君は何を見てるの?

醜いものは見えない?

と問います。

世の中には理不尽な暴力や、差別や貧困が存在します。

その渦中にいない人間が、それをひっくるめてしまって世界は美しいというのはあまりにも傲慢ですよね。

町田君の優しさは周りを変えます。

しかし同時に町田君自身は恋を知ることで、周りに気を配れなくなった自分自身も知ります。

誰かを大切に思う感情は、その一方で暴力や争いの理由になったりもします。

世界は美しいのではなく、また醜いわけでもなく、見るものによって異なるそれらが重なり合った複雑なものなのかもしれません。

風船に乗って世界と繋がる空を飛んだ町田君と猪原さんは、そこから2人が日常を過ごした学校のプールへと落ちていきます。

その童話のような落下は、社会や世界は実は日常や生活とつながっていることを示唆しているかのようです。

さてそこで、醜いものは見えない?と猪原さんに問われた町田君の答えとは、

猪原さんしか見えない。

って、素敵だけども。

町田君という主人公の本当の魅力はその優しさと全力さではなく、不完全さなのかもしれません。

彼が本当に社会を知ったとき、どうするのか。

密かに思いを巡らせています。

5.「町田くんの世界」はこんな人におすすめ

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さて、最後にこの映画を特におすすめしたい方をご紹介していきます。

百聞は一見にしかずとも言いますし、普段学園ものは観ないよという方もぜひ!

中高生ではない人

あえて、この映画の主人公たちと同じ中高生ではない大人におすすめです。

みどころでもちょっとご紹介したのですが、大人の視点で見た方がこの映画のストレートさというのは受け入れやすいのではないでしょうか。

学生時代を思い出してほんわかするでももちろんいいんですが、今を生きる私たちと並走してくれる映画でもあります。

中高生、青春真っ只中な人

さっき中高生以外におすすめしておきながら今度は真逆で申し訳ないのですが、やっぱり中高生の方にも観て欲しいです。笑

(実は私がこの映画を観に行ったときは、平日だったかからか、かなり観客の年齢層が高くておじさまばっかりでした。)

中高生の時は特に友達のことや恋愛のことだけが気になりがちで、もちろんそれも素敵なのですが、そこに、この映画のように社会の視点があればもっと面白いと思います。

社会や世界に興味を持つことは、結局は身近な人、大切な人にどう接するかにも繋がるのではないでしょうか。

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