人気ブログ「今日も嫌がらせ弁当」映画化で分かった事ズバリ解説

こんにちは!キャラ弁は作れないriezoです!

今回ご紹介する作品は、高校生の娘に「嫌がらせ」としてキャラ弁を3年間作り続けたお母さんの話、「今日も嫌がらせ弁当」です!

主人公のかおりさんは八丈島に住む実在のお母さん。

反抗期の娘さんへの嫌がらせ弁当をブログに載せ、またたくまにトップブロガーとなった方です。

ブログは書籍化され、そしてついに映画化に至ったというわけです。

かおりさんが作るキャラ弁は、まさにゲイジュツ的な完成度。

私にも子供が2人おりますが、給食があった小学校時代を除き、幼稚園、中学、高校まで、2人分の弁当を通算11年間作り続けました。

冷凍食品の種類に詳しくなったことだけが唯一の成果の私にとって、かおりさんの弁当作りに対する愛情と執念には、尊敬のひと言しかありません。

娘の反抗期への対抗手段として、毎日キャラ弁を作るという発想が素晴らしいし、扱いが難しい反抗期の娘との女同士の戦いにも共感ポイントが満載!

親目線でも娘目線でも楽しめる、コミカルでホロリとさせられる作品です。

それでは映え映えなキャラ弁の画像もご紹介しながら、母娘の愛ある闘いをレビューしていきます!

1.「今日も嫌がらせ弁当」の作品紹介

公開日: 2019年6月28日(日本)
監督: 塚本連平
原作者: Kaori(ttkk)
出演者:篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤隆太、佐藤寛太他
公式サイト:http://www.iyaben-movie.com/

2.「今日も嫌がらせ弁当」のあらすじ

画像出典:https://eiga.com/movie/

映画の中に出てくるお弁当はシャレが効いていて本当に素晴らしい。

その時その時の時事ネタや、流行っている芸人さんの似顔絵などもキャラ弁化されています。

ブログやニュースでこのキャラ弁のことを知っている人には、だいたい想像がつくストーリーかもしれませんが、詳しく知りたくない方はネタバレありを飛ばして見どころに読み進んでくださいね。

「今日も嫌がらせ弁当」のあらすじ(ネタバレなし)

画像出典:https://eiga.com/movie/

八丈島に住む持丸かおり(篠原涼子)は2人の娘を持つシングルマザー。

お菓子工場や居酒屋そして内職と、朝から夜遅くまで仕事をしながら家族を養っています。

長女の若葉(松井玲奈)は高校を卒業すると1人暮らしを始め、かおりと同じお菓子工場で働いています。

次女の双葉(芳根京子)は絶賛反抗期真っただ中の高校1年。

小さい頃は「ママが一番好き!」なんて言ってたのに、今ではロクに口も聞きません。

毎朝何度起こしても起きてこない、やっと起きてきたと思ったら機嫌悪い、なのに学校まで車で送っていけと、目の前にいるのにスマホからメッセージを送ってくる。

何しろ家の中でしゃべらないんです。

まさに反抗期!

そんな双葉の態度に腹を立て、なんとか対抗手段がないものかと考えたかおりは、双葉が態度を改めるまでキャラ弁を作って嫌がらせをすることに決めました。

果たして双葉の反抗期は終わるのか?!

かおりから双葉へのメッセージが詰まっているお弁当の中身とは一体?!

「今日も嫌がらせ弁当」のあらすじ(ネタバレあり)

画像出典:https://www.youtube.com/

まずはかおりと娘たちについて、ざっと紹介していきましょう。

主人公の持丸かおり

  • 旦那と死別し、2人の娘たちを育てているシングルマザー。
  • 朝から晩まで働き詰め、でも明るく頑張り屋な性格。
  • パート先の居酒屋で常連客の友人たちに子育ての悩みや愚痴を聞いてもらいながら、ひとり親の子育てに悩んでいる。
  • もともと料理が上手なので、お弁当には一切出来合いのものを使わず、作るキャラ弁のクオリティも天才的。

反抗期の娘、持丸双葉

  • 高校に入学したとたん可愛いキャラものには興味がなくなったとクールさをアピールする女子高生。
  • 母親であるかおりとはほとんど口を利かず、反抗的な態度でかおりを苛立たせる。
  • 幼馴染の達也(佐藤寛太)にひそかに思いを寄せつつも、なかなかその思いを伝えられず。
  • 日頃クールなキャラを演じているものの、実はこっそり少女チックなポエムをしたためているという側面も。

双葉の姉の持丸若葉

  • 高校の頃には同じように母親に反発したようだが、高校を卒業後独り暮らしを始め、今は母と同じお菓子工場で働いている。
  • 双葉とは正反対の性格で、よくしゃべる。
  • ふんわり天然ぽいキャラだが、母親と喧嘩した双葉にとっては若葉の家は緊急避難場所。
  • 双葉の気持ちも理解しつつ、姉としてやんわり説教する一面もあり。

さて、そもそもなぜかおりはキャラ弁という対抗手段を思いついたのでしょうか。

その発想のきっかけは、ある晩反抗期の双葉に頭を悩ませていた時、目の前に神の啓示のごとく浮かび上がった1つの物体でした。

それは月の光に照らされて白く輝く弁当箱。

これを見た瞬間に閃いたのが、「双葉の態度が直るまで思いっきりメルヘンなキャラ弁を作って嫌がらせする」という作戦でした。

(この作品、わりとこういうベタなギャグタッチの演出がちらほら見受けられるのですが、監督の塚本連平さんは、テレビドラマを数多く手がけてらっしゃる方だという情報を得て、なんとなく納得。)

こうしてかおりと双葉のキャラ弁を介した親子の対決が始まります。

双葉もキャラ弁ウザイと言いながら、食べなければ負けた気がするので毎回完食。

でもかおりにとってみれば、カラの弁当箱は勝利の証。

クラスメイトの間でもかおりのキャラ弁は話題となり、いつの間にか弁当箱をあける双葉の周りには、担任の先生までもが集まってくる、ランチタイムの恒例行事となりました。

当初は態度が悪い娘に腹が立って作り始めたキャラ弁ですが、毎日作り続けるうちに、かおりにとってはやめられない日課となります。

かおりにしてみれば、ひとり親だからきちんと躾けられなかったと言われないために、子育てを必死にがんばっている証が弁当作りでもあったのです。

そして、キャラ弁は反抗期で口を利かない娘との唯一のコミュニケーションツールになっていきます。

ですから、たとえそれがキャラ弁に対する文句でも、かおりにしてみれば、

「よし。しゃべった!」

という作戦の「成果」だったのです。

そして実はもう1つ、かおりにはキャラ弁を作るモチベーションがありました。

それは作ったキャラ弁の写真をブログに載せること。

一生懸命作ったキャラ弁を誰かに見てもらいたい、そんな気持ちで始めたかおりのブログは、どんどん人気が出て読者も増えていきました。

そしてこのブログを通じて、かおりはシングルファザーの岡野信介(佐藤隆太)と知り合いになります。

信介は息子の健太郎のためにがんばってキャラ弁を作ろうとしたのです。

そこで、かおりからアドバイスをもらうようになり、メールの交換が始まります。

この展開は、かおりと信介のほのぼのラブストーリーに発展か?!と思いきや、2人はメールのやりとりだけで直接会うことはありません。

持丸家の話と並行して信介親子のエピソードも盛り込まれています。

画像出典:https://eiga.com/movie/

5秒でわかる岡野家の反抗期エピソードがこちら。

ママを恋しがる健太郎。

健太郎のために頑張ってキャラ弁を作る父信介。

不気味なキャラ弁で幼稚園の友達を号泣させる。

パパに反抗しはじめる健太郎(第一次反抗期)。

ママはボクの話を聞いてくれたのに!パパなんか嫌いだー!

健太郎の気持ちに気づいてやれなくてごめんな。

ぼく、パパのお弁当食べるよ!

第一次反抗期の子どもと、ひとり親のサンプルをもう1つ欲しかったのか。

この親子エピソード、わざわざ入れなくても、、、と思ったの私だけ?

さて、高校3年になった双葉たちは、いよいよ進路を決めなければならない時期になりました。

でも、双葉は高校を卒業して何をしたいのか自分でも分かりません。

友達がそれぞれ自分の進路を決める中、1人取り残されたように感じる双葉は、そんな気持ちをこっそりポエムにしたためます。

みんなが自分の道をみつけていくのがまぶしい。

宇宙の中、私はひとり、、、。

宇宙規模の孤独感に浸っております。

そんな時、幼馴染で片思いの相手の達雄が、高校を卒業したら東京(本土)に行くということを知りました。

達雄は八丈島の郷土芸能である八丈太鼓の太鼓打ちでもあります。

将来は八丈太鼓で世界を目指すという夢を持っていました。

そのためにはまず東京に行くというのです。

それを知った双葉は、自分も東京に行って仕事をしようと決めました。

そして、達雄に自分の気持ちを伝えるため、お弁当を作ることにした双葉。

母にキャラ弁の作り方を教えてほしいと頼みます。

かおりはそんな双葉にお弁当の作り方を伝授します。

大事なのは美味しく食べてという気持ちを込めること。

母として、娘の初恋を応援します。

そして、いよいよ勇気を出して達雄にお弁当を渡しに行く双葉。

しかしなんと、達雄は他の女子と付き合っていたのでした。

もちろん弁当は渡せずじまい。

さらに失恋に追い打ちをかけるように、東京の会社の試験に落ちたという連絡が。

落ち込む双葉をなぐさめようとするかおりですが、逆に大喧嘩になってしまいます。

何やったって無駄なんだよ!!

そう叫んだ双葉の頬に、平手打ちを食らわすかおり。

バシッ!!

無駄なことなど何もない!

かおりは双葉にどうしてもそれを伝えたかったのです。

しかし双葉は家を飛び出し、若葉の家で一晩過ごします。

翌朝双葉が帰宅すると、かおりは双葉の部屋を仕切っている襖を燃やしていました。

さらに襖を焼くその火を無駄にすまいと、焼き芋を焼いていたのです。

やることが激しい母。

そして再びこう言います。

「無駄なことなど何も、ない。」

双葉が謝るまで襖はつけないと怒りながら、ぶぉぉぉん!と掃除機をかけるかおり。

仕方なく双葉は母に謝り、再び東京の会社の就職試験を受けることにします。

こうして東京で面接を受けた双葉は、ついに就職が決まりました。

卒業まであと数日となり、かおりの弁当作りもいよいよ終わりに近づきます。

画像出典:https://www.youtube.com/

ところがそんな時、かおりは脳梗塞で倒れてしまいます。

命は取り留めましたが、卒業まであと少しだというのに入院しなければなりません。

キャラ弁も作れない!

そんな母の姿を見て、双葉は東京に行くのをやめると言い出します。

八丈島に残って、子どもの頃に言っていたように親子でレストランをやろうと言うのです。

しかしかおりはここで双葉を突き放します。

いい加減にしなさい。

今さらやめるなんて、あなたを選んでくれた人たちに失礼でしょう。

ここにあなたの居場所はありません。

まさか母にこんなこと言われるなんて。

双葉はショックを受けて病室を飛び出して行くんだけど、親だって辛いのよ、こんなこと言うのは。

でもそうしないと子どもは成長しないからね、、、。

そうこうするうちに、双葉の卒業までもうわずか。

このまま仲直りしないで別れてしまっていいのか?!

最後のお弁当作りは?!

一度は諦めた弁当作りですが、やっぱり双葉のために最後の弁当を作りたい!

そう思い直したかおりは若葉に協力してもらい、最後のキャラ弁を作るために病院を抜け出します。

脳梗塞の後遺症で思うように動かない手を叩きながら、必死でお弁当を作るのです。

一晩かけて完成させた弁当は、両手でかかえるほどの大きさの弁当箱。

かおりが作ったお弁当は、無事卒業式に向かう双葉に手渡されました。

最後のキャラ弁。

それは双葉に向けた表彰状でした。

あなたは嫌がらせのお弁当を残さずに三年間食べ続けました。

その忍耐を称えここに表彰します。

思い通りに動かない手で一文字一文字海苔を刻んで作った表彰状です。

双葉は号泣。

双葉じゃなくても号泣。

そしていよいよ双葉が東京に行く日。

かおりは入院中で見送りには行けません。

そんな母に双葉は手作りの弁当と手紙を残していました。

夜中まで仕事をしているのに、朝5時ぐらいからお弁当を作ってくれたこと、実は感動していました。

お母さんの料理が大好きです。

直接会うと素直になれない双葉は手紙にして母への感謝の気持ちを伝えたのです。

心の底から尊敬しています。

お母さんのようになりたいと思います。

3年間、お弁当ありがとうございました。

私のためにやってくれたことすべてに感謝しています。

手紙を読んだかおりはいてもたってもいられず、双葉の見送りに行きたいと言い出します。

若葉の運転で港に急ぎますが、出航には間に合わず。

すると、1人船に乗って旅立った双葉のスマホにメッセージが。

「左を見ろ。」

双葉が船の左舷方向に目をやると、岸壁に立って手を振る母と姉の姿が。

双葉ーー!愛してるよーー!

愛してるよー!

双葉も船から思い切り手を振り返します。

元気でねー!

行ってきまーす!

こうして反抗期だった双葉は無事卒業して親元を離れ、かおりの子育ても終わったのでした。

3.「今日も嫌がらせ弁当」の見どころ

画像出典:https://www.youtube.com/

思春期の娘とその家族の交流を描いたファミリームービー。

親目線で見るか子ども目線で見るかによって、抱く感想や気になるポイントも違うはず。

そんなわけで、親子それぞれの立場から見どころを解説していきます。

もちろん、作中に登場する色々なキャラ弁もこの映画の見どころなのは間違いないです。

ムカつくけど子供は愛おしい(親目線)

画像出典:https://eiga.com/movie/

かおりは双葉に腹をたててキャラ弁を作り続けたわけですが、もちろん本気で嫌がらせをしようというのではありません。

その根底には娘への大きな愛があってのことです。

持丸家はひとり親家庭ですが、親から子どもへの愛情には、両親がそろっている家庭であろうと、母親だけ父親だけの家庭であろうと違いはありません。

妊娠してから無事生まれるまでは、「男の子でも女の子でも、とにかく無事に生まれてくれればそれでいい。」

無事に生まれてくれば、「勉強なんてできなくても健康に育ってくれればそれでいい。」

でも子育てって、当然のことながら「子ども」っていう別の人格との関わりなわけですから、当然親が描いたプラン通りには進んでくれません。

言葉を覚え初めの頃には「えっ!?今ママって言った!?」なんて感動したのもつかの間、2歳になるころには嵐のようなイヤイヤ期が始まり、幼稚園、保育園に行きたくないと駄々をこねる我が子と毎朝格闘する風景も珍しくありません。

小学校に上がればなかなか宿題をやらない子どもにキレそうになったり、ランドセルの底から出土する、これいつのだよっていうクラス便りに白目になったり。

いつの日か、「無事に生まれてくれればそれで、」なんていう聖母マリアのような気持ちもどこかに忘れ、言うことを聞かない我が子にイライラすることばかり。

そしてついにやってくる第二次反抗期。

あんなに素直で可愛かった我が子が、ある日突然口を利かなくなったりするのです。

周りの人は「反抗期だね。そのうち終わるよ。」なんて適当になぐさめてくれますが、渦中の親は、育て方がダメだったんじゃないだろかと自らの子育てに自信を失っていくのです。

子どもの権利を振りかざしつつ、放っておいてくれと大人ぶるクソガキ我が子。

どんなに可愛い我が子でも「本気でつぶしたろか!」とハラワタが煮えくり返ることもたびたび・・・。

育児っていうのは、子どもが赤子の頃は、やれミルクだ、おむつだ、夜泣きだと、どんどん体力的なエネルギーを吸い取られるシステムです。

しかし成長するにしたがって、体力よりも精神的なエネルギーを消耗するプロジェクトへと移行していくのです。

親は子どもが突き付けてくる理不尽な難題をクリアするために、精一杯のパワーをもって対処しなければなりません。

しかし親にとってやっかいな反抗期も、子どもにとっては自我の発達、自立のための必要な成長過程。

だからそんな子どもの成長を、親はバッチ来いの精神で受け止めなければならないのです。

かおりは双葉の事を、「憎くて憎くて仕方ないんだけど、どうしようもなく愛おしい」と言っています。

親が子どもに抱くアンビバレンツなこの感情。

多くの親御さんが共感できることではないでしょうか。

分かっちゃいるけど素直になれない(子ども目線)

画像出典:https://www.youtube.com/

では子どもの目線で見たときはどうでしょう。

双葉ぐらいの年齢の子どもの気持ちを代弁してみましょう。

親ってウザい。

今やろうと思ってることを、口出ししてくる。

「うるさいなーもう!今やろうと思ったのに!」

こんなことの繰り返し。

もう子どもじゃないんだから放っておいてほしいんだよね。

私だってちゃんと色々考えるんだから!

学校もツラい。

高校も2年を過ぎたころから自分の進路=人生について、突然お前はどうするのかと選択を迫られる。

小学校の卒業文集には「将来の夢:ケーキ屋さん」なんて書いたけど、そんな夢みたいなこと言ってるような年でもないし。

進学に就職に、周りの友達がどんどん進路を決めているのに自分だけ決まらない。

友達と一緒に笑っていても心のなかでは笑えない。

そんな状況でさらに親から口うるさく言われたら、頭にくるの当然だよね!

やっぱり親ってウザい!

こんな感じでしょうかね。

でも、親だって自分のことを心配してくれてるんだってことは、少しは分かってはいるんですよね。

分かってはいるけど素直になれない、それが反抗期。

自分の思いすら自分でコントロールできない時期なんです。

破壊的な行動や暴力的な態度をとってしまうこともある。

でもそういう苦しい時期に、きちんと受け止めて見守ってくれる親がいたら、ちゃんとまた戻って来れる。

絶対的な味方である親がいてくれるからこそ、子どもは巣立っていけるし、帰る故郷を持つ大人になれるのだと思います。

まさに、双葉にとってかおりというのはそういうお母さんなのです。

毎日完食されるキャラ弁

画像出典:https://www.youtube.com/

もちろんこの映画の大きな見どころの1つは、かおりが作ったキャラ弁の数々です。

ゲッツ!やダメヨダメダメなど、あの頃を懐かしく思い出させてくれる一発ギャグも再現。

それぞれのネタ弁当紹介のシーンでは、芸人ご本人がアフレコでナレーションをしたりしています。

もっといろんな作品(キャラ弁)を見たい!

そう思った方は映画の原作となったブログを見れば、”ホンモノ”のキャラ弁の写真を見ることができますよ。

このブログの影響もあってか、一時期すごいキャラ弁ブームになって、幼稚園によってはキャラ弁禁止なんてところもあったようですね。

かおりが作るキャラ弁は、可愛いだけじゃないところがナイスです。

弁当箱から飛び出さんばかりの貞子がいたり、自分が食べた茶碗を片付けない双葉に腹を立てて「皿は片せ!」というメッセージを書いたり、そのアイデアは秀逸です。

それにしても私には絶対作れないキャラ弁。

うちの娘が幼稚園だったころは、タコさんウインナーが精一杯。

そして娘が高校生の頃、喜ぶかなと思って宇宙人ウインナーなるものを作りましたが、娘は友達の失笑を買ったそうで、2度と作るなと指令がくだりました。

4.「今日も嫌がらせ弁当」から確信したこと

画像出典:https://www.youtube.com/

いきなり結論から言うと、「男も子どもも、胃袋を掴んだらこっちのもの」ということです。

私もひとり親のワーキングマザーとして、子どもたちに寂しい思いをさせてきた母親のひとりです。

子どもと関わる時間が圧倒的に少ない中、これだけはと思って続けたのが、毎日のご飯作りでした。

これは子どもたちの胃袋を満たすためだけでなく、子どもに寂しい思いをさせてしまっているという罪悪感をなくすため、自分自身のためでもあったのですが。

自分が作ったものを食べて子どもが大きくなる。

あなたの体は私が作ったもので出来ているのよ、って、ちょっとコワい言い方だけど、だからいくら反抗したって、「あ。ご飯食べた。」って安心するのです。

当時私は、ご飯を食べに家に帰って来るうちはセーフ、っていう考え方でした。

ほんとうに壊滅的に親子断絶みたいになったら、私が作ったものなんか食べないだろうと。

だから、双葉がキャラ弁を完食してくることにかおりが満足していたのを見て、「あ!やっぱり正しかった!」と確信したのです。

めんどくさい言い方すると、自分が作ったものを食べるというのは、食べ物を介してその人のパーソナルスペースに入り込むっていうこと。

嫌いな人が作ったものって食べたいと思わないですよね?

だから、親子の間をつなぐものって意外に「ご飯」だったりするのではないかと思うのです。

共食=食べ物を分け与えて一緒に食べる、ということは家族の関係を強固にする、人間特有の習性です。

キャラ弁はかおりと双葉のコミュニケーションツールでもあったけど、親子の絆を作り上げるための役割も果たしたのです。

別にキャラ弁みたいに手が込んでなくたっていいんですよ。

たとえこっそり冷凍食品チンだって、インスタントラーメンだって。

親が作ったもので子どもが腹いっぱいになって成長する。

すごくシンプルな愛情の表現だと思うのです。

てことで、「男も子どもも、胃袋を掴んだらこっちのもの」っていうことなのです。

5.「今日も嫌がらせ弁当」をおすすめする人

画像出典:https://www.youtube.com/

子を持つ親ならほとんどの人が同じシーンで涙腺崩壊間違いなしの作品ですが、親じゃなくても観て損はないと思われる「今日も嫌がらせ弁当」。

こんな人に観ていただきたいです。

これから反抗期に突入しそうな年頃の子を持つ親

画像出典:https://www.youtube.com/

この作品は、八丈島の実在のお母さんのブログが原作となっているので、まったくの作り事ではありません。

ですから、自分の子どもが双葉のような反抗期になったときに、どう対応していったらいいのか参考にできることもあるのではないでしょうか。

もちろんキャラ弁を作れというわけではありません。

ただ、親としての悩みや子どもへの愛情など、決して自分1人が抱えている問題じゃないんだと、明るいかおりの姿から元気をもらって、これからやってくる闘いの日々に備えていただければと思います。

すでに反抗期を脱した親子

画像出典:https://www.youtube.com/

もう反抗期も終った子どもを持つ親御さんは、あの当時を振り返って懐かしがって観ていただけるのではないでしょうか。

ぜひ親子一緒に観ていただいて、鑑賞後にお互いややこっぱずかしさを抱えながらも、うちもあんなだったかねぇなどと言いながら鍋でもつついていただきたいです。

シングルマザーでがんばっているお母さん

画像出典:https://www.youtube.com/

ひとり親としてがんばって子育てしているお母さんにとっては、かおりの気持ちにさらに共感できる部分が多いんじゃないかと思います。

今日1日が大変でも、みんな同じようなことを思っているんだなー、と明日からまた頑張る元気をッツ!してもらえばと思います!

かつて反抗期で親に心配かけた人

画像出典:https://eiga.com/movie/

双葉の反抗期なんて、まだまだ可愛らしいもんだよ!なんていう反抗期経験者の猛者の方にも観ていただきたいです。

あの頃自分の親も、かおりのように心配して悩んでいたんだろうな、なんてことがほんの少しでも分かってもらえるのではないでしょうか。

映画を観終わったら、久しぶりにお母さんを誘って一緒にご飯でも食べに出かけてみたくなるかもしれませんよ!

映画化の原作となったかおりさんのブログはこちら!

kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ

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