映画『魔女の宅急便』キキが運んでいたものとは?

こんにちは。エンタメブリッジのごーです。

今回は宮崎駿監督の「魔女の宅急便」を紹介します。

皆さんもご存じの通り、この映画は世界的にも大ヒットした数多くある宮崎駿監督の一つです。

実は、私は宮崎駿の作品はほとんど観ていて大好きでもあるのですが、どのようなレビューをすればよいのかわかりませんでした。

一つ目の理由としては、数多くの人がレビューをしているため、ほとんどの感想や考察は書き尽くされていると感じていたからです。

また、二つ目の理由として、「魔女の宅急便」を私が書くとつまらないものになってしまわないかと思ったからでした。

この記事を書いているのは2020年の3月中旬です。

現在、コロナウィルスが世界中に蔓延し収束の見通しがついていません。

また、コロナウィルスの影響や様々な要因によって世界恐慌も叫ばれています。

つまり、世の中がどんよりとした暗い雰囲気で覆われています。

そんな中で観た「魔女の宅急便」によって、私は私が出来る社会貢献の方法を考えさせられたのです。

むしろ、真剣に考える勇気やきっかけを与えてもくれたのです。

そのため、私が「魔女の宅急便」から受け取ったメッセージを私なりに、他の人に届けることが出来たらよいと思い今回は筆をとりました。

と、いうことで作品紹介から始めたいと思います。

作品紹介

公開日: 1989年7月29日 (日本)
監督: 宮崎駿
原作者: 角野英子
原作: 魔女の宅急便
出演者:高山みなみ、佐久間レイ、戸田恵子、山口勝平、加藤治子
受賞歴:第13回日本アカデミー賞話題賞。第44回毎日映画コンクールアニメーション映画賞。第7回ゴールデングロス賞最優秀金賞、マネーメイキング監督賞、予告編コンクール賞。絵ランドール賞特別賞。キネマ旬報・作品賞・日本映画監督賞。文化庁優秀映画製作奨励金交付作品。

1,あらすじ


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ご存じの方も多いかもしれませんが、ここからは「魔女の宅急便」のあらすじを紹介します。

初めて見る人も中にはいると思いますので、ネタバレなしのあらすじも紹介しています。

初めての人はこちらをご覧ください。

また、既に見ている人で、内容をすこし忘れてしまったという人はネタバレありの方を読んでください。

ネタバレなし

魔女のしきたりでは独り立ちするために、知らない街に出て修行を積まなければなりません。

お父さんから借りていたラジオの天気予報で、晴れだと知りそのまま修行の旅に出ることを決意するキキでした。

母親から箒を受け取り、黒猫のジジと共に南へ向かって飛び立ちます。

キキは海で修行生活をすることを望んでいたのでした。

天気予報とは異なり、突然の嵐になりますが、運よく通った列車に一時的に非難しました。

朝目覚めると外は快晴。

キキは自分が望んでいたような海に浮かぶ町を見つけたのです。

魔女がいないことを確認したキキは、この町で修行生活を送ることを決意しました。

降り立ってみたはいいものの、町の人々のキキに対するまなざしは冷たいものでした。

誰一人相手にしてくれませんし、親と同伴していないキキはホテルに泊まることすら出来ません。

さぁ、キキはこの町で無事に修行生活を送れるのでしょうか。

ネタバレあり


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父親に借りたラジオで夜の天候を聞いていると、夜は快晴との知らせ。

魔女として生きていこうと決意していたキキはすぐに修行に出かける決意をします。

魔女のしきたりで、子供の魔女は他の魔女のいない町に住んで、修行をするのです。

キキは自作の箒を持っていこうとしますが、お母さんに年季の入った箒を渡されます。

友達や家族、馴染みの人々がいる前でキキは飛び立ちます。


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キキはまだまだ若く、不器用な飛び方ではありますが無事に地元を出ていくことが出来ました。

快晴の夜の中を飛んでいると突然の嵐。

キキは仕方なく列車の中で雨を避けながら一晩を過ごします。

列車の中で目を覚まし、外を見てみると外は快晴。

そこには大きな海に浮かぶ大都会が見えました。

望み通りの美しい町にキキは感動し、この町で修行することを決意します。

キキが町に降り立つと、人々からの注目を浴びます。

この町の人々にとっては、魔女は珍しいものだったのです。

人々は奇妙なものを見る目をしています。

キキは町の人々に歓迎されていなかったのです。

しかし、空を飛んでいるキキを興味津々で見ていた少年がいました。

トンボです。


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馴れ馴れしく話しかけてくるトンボに対して冷たくするキキ。

キキはホテルを探しますが、親の同伴が無いため泊まることが出来ません。

行く当てもなく、とぼとぼと歩いていて行きついたのが一軒のパン屋でした。

パン屋のお客さんの赤ん坊がおしゃぶりを忘れてしまっています。

困っているパン屋のおソノさんのために、おしゃぶりを届けてあげるキキ。

おソノさんはお礼に空いた部屋をキキに貸してあげます。

キキはこの時に宅急便の仕事を思いつきます。

おソノさんと相談してお客様をとるようになったキキにはすぐにお客さんからの注文がきます。

鳥かごに入った黒猫のぬいぐるみを届けるという仕事です。

配達の途中で突風にあおられてしまい、大切なぬいぐるみを森の中に落としてしまいます。

ぬいぐるみの代わりにジジを入れて、キキは森の中にぬいぐるみを探しに行きます。

森の中にある一軒の小屋でぬいぐるみは見つかります。

そこで出会ったのが画家のウルスラ。

親切なウルスラが破れてしまったぬいぐるみを直してくれます。

かわりに一生懸命部屋の掃除をするキキ。

ウルスラに直してもらったぬいぐるみを持って、身代わりになっているジジの元へ。

無事、荷物を渡しジジも救出することができました。

キキが店番をしているとトンボが来店。

パーティに誘われます。

キキはその日、仕事がたくさんあったので大慌てで仕事をこなします。

ある老婦人からの仕事は、孫にプレゼントするニシンのパイをパーティ会場に届けるというものでした。

オーブンが壊れていて困っている老婦人の手伝いをして、無事焼き上げたニシンのパイを持って孫の元へ急ぎます。

雨の中ニシンのパイを無事に届けることが出来ましたが、孫は「わたしこのパイ嫌いなのよね」という一言。

翌朝目を覚ますと、キキは風邪をひいてしまいひどい熱が出てしまいます。

元気になったキキがおソノさんのお使いをたのまれていった先はトンボの家でした。

トンボは自慢のプロペラ付きの自転車にキキを乗せて凄いスピードで駆け抜けます。

自転車のコントロールが出来なくなって、トンボとキキは芝生の上に転げてしまいます。

芝生からは大きな飛行船が見えました。

家に帰ったキキは自分の重大に変化に気付きます。

ジジとの会話が出来なくなってしまっていたのです。

突如魔法の力を失ってしまったキキは、得意だった飛ぶことすらできなくなってしまいました。

飛べなくなってしまった以上、宅急便も出来ません。

キキは落ち込んでしまいます。

そんなタイミングでウルスラがキキの元を訪れます。

落ち込んでいたキキはウルスラの家に泊まりに行きます。

ウルスラの小屋でみた絵画に感動するキキ。

キキはウルスラにこの絵のモデルは自分だと聞かされます。

キキはウルスラに悩みを打ち明けます。

ウルスラの答えは「じたばたするしかない」ということ。

翌朝、キキは老婦人に呼ばれて家に行くことになりました。

そこで老婦人からプレゼントされたのは、キキが空を飛んでいるデコレーションがされたチョコレートケーキ。

突然のプレゼントに感動して泣いてしまうキキでした。

そんな中、テレビでは飛行船の中継がされています。

なんと、飛行船は強風に煽られてしまい飛ばされてしまいます。

ワイヤーで飛行船を抑えようとしていたトンボは飛行船もろとも飛ばされてしまいます。

テレビ中継で見ていたキキは、トンボを助けるために老婦人の家を飛び出します。

箒をもっていないキキはおじさんにデッキブラシを借りて空に飛び出します。

不安定ではあるが、何とか飛行船に捕まっているトンボの元にたどり着きます。

危機一髪トンボを救出するキキ。

この救出劇はすべてテレビで中継されていましたし、町中の人々が見守っていました。

このことでキキは一躍人々の人気者になります。

町の人々に迎え入れられた瞬間でした。

それからもパン屋で魔女の宅急便を続けるキキは両親に手紙を書きます。

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」


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3,見どころ


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ここからは「魔女の宅急便」の見どころを紹介します。

すでに何度も見た人も、初めて見る人も共感できる部分は多いと思います。

ここでは、筆者の感じた特殊な「見どころ」も紹介します。

宮崎駿特有の壮大な舞台の演出

宮崎駿のアニメ映画には壮大な舞台演出が施されています。

「魔女の宅急便」の舞台を描くのに参考にしたのロケ地はスウェーデン。

キキが修行のために選んだ町はバルト海に浮かぶ町です。

海に囲まれた街の中央には高い時計台があり、物語の中でも印象的に演出されています。

キキが働いているパン屋からは海を眺めることが出来ますし、広い街並みを一瞥することも可能になっています。

その映像は絵画のように美しいだけではなく、キキが成長していく姿をきちんと描き出せるように工夫が施されています。

「魔女の宅急便」の見どころは何と言っても宮崎駿監督の美術設計にあると言ってよいでしょう。

主人公のキキが人々との触れ合いによって急成長していく様

主人公のキキは慣れ親しんだ家から一人で修行の旅に出ます。

この修行によって、キキは小さな魔女から立派な魔女へと成長を遂げるのです。

キキは当初、修行の旅に出かけるタイミングも自分勝手に決めています。

つまり、わがままでお転婆な小さな娘なのです。

しかし、自分の修行の旅に出かけることによって、様々な人々と触れ合い社会の中に自分の存在を見出そうとします。

宮崎駿が描いた思春期の女の子は、人々や新しい経験の中で苦悩と共に成長していくのです。

「魔女の宅急便」の物語自体がキキの思春期を切り取っているため、急成長していくキキの姿はこの映画の見どころの一つと言ってよいでしょう。

トンボを助けるためにキキが電気ブラシで飛ぶ名シーン


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「魔女の宅急便」で最も有名なシーンは、キキが電気ブラシを魔女の箒代わりに飛び立つシーンでしょう。

キキは得意としていた箒での飛行が突如出来なくなってしまいます。

しかし、操縦が利かなくなってしまった飛行船には友人のトンボがぶら下がっています。

大ピンチに至っているトンボを助けられるのは箒で飛ぶことが出来るキキだけです。

通りすがりのおじさんにデッキブラシを借りて、飛び立ち不器用ながらトンボを救出する一連のシーンは「魔女の宅急便」の中でも最も見ごたえのある迫力満点のシーンになっています。

映画の物語自体は、トンボを無事に救出したところで終わりますが、エンドロールが流れているあいだにデッキブラシを魔女の格好をした女の子がキキの前を通るカットがあります。

こういった、細かい演出は宮崎駿の遊び心が光っています。

【見どころおまけ】キキの異常な父親愛


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まずはこの画像を観ていただきたいと思います。

父親に抱えられたキキの表情です。

修行の旅に出る前に、自分の父親に魔女の姿を見せているシーン。

キキはハニカミつつ、頬が赤くなっていることに気付くでしょう。

さて、この眼差しは単純に父親に対する表情の演出として、この映画にフィットしているのでしょうか。

実は、私はこの映画を初めて見た時、このシーンで非常に違和感を覚えたことを覚えています。

「気持ち悪い」のです。

父と娘はこんな感じで恋人同士のようにくっつくのでしょうか。

この父と娘の愛情の演出には無理があるように感じます。

魔女の宅急便の舞台はヨーロッパであり、もしもこの家族が日本人ではないとすれば、そういうものなのだとして観ていられます。

しかし、どうしても日本人の私にはこの行為が恋愛のように見えてしまって気持ち悪くなってしまいます。

実際にキキは父親にそっくりな男性との恋愛をすることになっています。

この話は次章の「【おまけ考察】キキとトンボはお互いのどこを好きになったのか」、で独断と偏見に満ちた解説を行います。

4,ライター視点


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ここからは、私が「魔女の宅急便」を観てどのような感想を持ったのか、また「魔女の宅急便」が何を私たちに伝えたかったのか。

こういった点を筆者の極めて主観的な感想で考察と解説をしていきます。

「見どころ」と同様に最後に【おまけ考察】も用意しています。

賛否両論あると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

考察①キキが受けた修業とはどのようなものだったのか

魔女は若い時代に修行として、他の町にいって生活をしなければなりません。

この修業とは、様々な人々に会うことによって自分自身を研磨するということです。

「十人十色」という古いことわざもあるように、人はそれぞれに考え方や性格、見た目も異なります。

世界には60億人以上の人が住んでいる以上、それだけでも60億通りの考え方や性格を持っている人、見た目の人もいます。

魔女の仕事は、魔女にしかできない人々にとって役に立つ仕事。

キキのお母さんは日々薬を発明して、腰痛のおばあちゃんの役に立っていますよね。

人の役に立つ仕事をするためには、人々を触れ合い人間を学ばなければなりません。

また、その触れ合いを通して自分自身についても学ぶことになるのです。

キキは生まれながらに不器用ではあるものの、すぐに箒で飛べるようになりました。

しかし、ある時期から飛べなくなってしまいます。

キキは何のために箒で飛んでいたのか?自分自身を理解することが出来なくなってしまった瞬間です。

キキは修行していた町で、自分自身が何のために飛んでいるのか悟ることになるのです。

キキ自身が魔女として存在していることへの問い。これこそが魔女の修行なのです。

考察②キキが宅急便として届けていたものとは


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キキは人からのメッセージを受け取り、もう一人の人へ届けるという仕事をしています。

キキが宅急便を始めようと思ったきっかけは、忘れ物の赤ちゃんのおしゃぶりを届けたことです。

キキが下宿することになったパン屋は町の高台にあります。

そのため、妊娠しているパン屋のお母さんにとっては、追いかけるのはかなり大変なことです。

しかし、キキにとっては容易なことです。

なぜなら、キキは魔女で空を飛べるのですから。

この時に、キキは自分が空を飛べるという特異性を活かしてビジネスをすることを思いつきます。

キキは誕生日プレゼントの人形や、孫に渡すためのニシンのパイなど様々なものを運びます。

中には送られたニシンのパイに対して、悪態をついたりする人もいますが、基本的には人々に喜ばれます。

プレゼントは送り手と受け取り手がいます。

キキが毎日のように運んでいたのは、人から人への思いやりなのです。

考察③一般の人々にとって魔女とはどのような存在だったのか

キキは小さな魔女。都会で生活する人々にとっては非常に奇異な存在として受け取られています。

キキが初めて修行する町に降り立ったっときに、この町に魔女がいないということを知ります。

このことはキキにとっては、修行の地にしても良いという意味ではありますが、一方で町の人々は魔女に対する免疫がないということでもあります。

初めて魔女を観る人の反応は様々ですが、基本的には関わり合いを持ちたくないという人々が多数を占めています。

そのことは、交通違反で警察に捕まるシーン、通行人たちやホテルの受付スタッフに相手にされていないという点で理解することができます。

一般的な人にとって、奇異なる存在としてキキは迎えれるのです。

キキは当初、歓迎されるものと思っていたのでしょうが現実はかなり創造とギャップがありました。

町に降り立った時の、初めての意図しない歓迎にキキは落ち込んでしまいます。

人はマイノリティや奇異な存在に対して敬遠しがちです。

キキは奇異な存在として観られる、マイノリティな存在だったのです。

考察④魔女の宅急便でキキが魔法使えない理由

キキは突如として魔法が使えなくなります。

相棒のジジと会話が出来なくなるばかりか、生まれてすぐに出来るようになった飛ぶことすら不可能になってしまいます。

この原因はこれまでに多くの人が考察や解釈をしてきました。

たとえば、「思春期にさしかかったから」、「トンボに恋をしたから」、「人間の世界になじみすぎたから」などです。

私はキキが魔法を使えなくなったのは成長の過程、つまりスランプだと考えます。

どんな世界でも伝説になったり有名になったりした人の多くはスランプを経験しています。むしろ、経験をしてい

ない人はいないと言っても過言ではないでしょう。

実は、アニメ映画の巨匠となった宮崎駿でさえも、スランプを乗り越えて今があるのです。

宮崎駿は若い時代に、何を描いても昔誰かが描いたものそっくりになってしまう時代があったそうです。

自分自身のオリジナルな絵が描けないために、苦しんだ時代です。

そして、宮崎駿はこの作品で自分に似たキャラクターを用意してキキを励まします。

そうです。

カラスと共に山小屋に住んでいる画家のウルスラです。

ウルスラは魔法が使えなくなったキキにアドバイスを行います。

描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうち急に描きたくなるんだよ

キキのような魔女が猫と話すことが出来たり、箒で空を飛んだりできるのは「血」によるものです。

本能的に備わっているのです。

魔法は魔女のキキを他人ではないキキとしての存在を保証するもの。

スランプはそんな長所でもあり、他との差別化が可能な魔法を鍛えるものだったのです。

【おまけ考察】キキとトンボはお互いのどこを好きになったのか


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映画「魔女の宅急便」では描かれていませんが、原作ではキキとトンボは結婚することになっています。

見どころでも話した通り、キキの父親への愛情は異常な部分もあります。

もちろん、非常に優しいお父さんではありますが、おっちょこちょいな人物でもあります。

キキのために車でキャンプ道具を運んできた時も、ロープに引っかかってしまい転んでしまいます。

そんなドジで優しい父親をキキは異常なほど愛しているのです。


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そして、トンボはそんな父親にそっくりな男の子です。

一方で、トンボの方はというと初めてキキを見たのは、キキが町に降り立った時です。

飛んでいるキキを見て興味津々になるのです。

ところで、トンボは「空を飛ぶ」ことに関しては異常なほど執念を燃やしている男の子です。

飛行船をキキに見せたのもトンボですし、「鳥人間コンテスト」に出てきそうな、人力で飛ばす飛行機のモデルはそれらを表現している部分でもあります。

そうです。

キキはトンボに「父親」を見て、トンボはキキに「空を飛ぶ」ところを見て惹かれていくのです。

残念ながら、映画の中には二人の恋の成就は描かれていませんが、二人が二人とも執着のある部分を見出していることは間違いありません。

5,おすすめの人


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続いて、映画「魔女の宅急便」をおすすめしたい人を紹介します。

特におすすめしたいのはキキと同じ年頃の女の子ですが、それ以外にもおすすめの人は多く存在します。

ここからは「魔女の宅急便」をおすすめな人を紹介します。

「魔女の宅急便」は、ここで紹介していない人にも多くの人におすすめできる作品です。

自分の夢が見つからない思春期の人や就職・転職活動している人

「魔女の宅急便」は自分の夢が見つからない思春期の人や就職・転職活動をしている人におすすめです。

「自分の夢がわからない」という人の多くが、とりあえず就職活動をしています。

また、夢がない若者も増えているということがニュースで取りざたされています。

キキは自分が将来どのような人間になっていくか、ということに対して葛藤をしています。

キキは初めての環境、初めての人間関係の中に自分が役に立てること、自分が得意としていること、そして自分がやりたいことを見出そうとしています。

「楽しいこと」や「得意なこと」、既存の職業。

全てに一致した将来が見つかるのはほとんど奇跡に近いことでもあります。

しかし、それでも時間や環境は刻一刻と変化しています。

そんな中で、自分にピッタリな将来を見つけていかなければならないのです。

苦しみながらも自分の将来の道を見出そうとしているキキの姿に、自分自身の未来を苦しみながらも見出そうとする勇気を貰えるはずです。

キキは映画を観ているあなたにも、メッセージを届けているのです。

人間関係や都会の喧騒に疲れてしまった人


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学校での人間関係や会社での人間関係、都会の喧騒に疲れてしまった人に「魔女の宅急便」はおすすめです。

キキは初めて生活する都会の人間関係に落ち込んでしまう部分があります。

特に表現されているのは、ニシンパイを届けた時でしょう。

パーティ中にニシンパイを受けとった少女は、おばあちゃんとキキが一生懸命作ったにも関わらずニシンパイに悪態をつきます。

このシーンで皆さんは何を感じたでしょうか。

人が人に対して行った行為に対して見返りを求めるならば、せっかくに孫のために作ったニシンパイに悪態をつくという行為は最悪だと感じるはずです。

キキは孫に対して何も言葉にしませんが、ジジは何となく言葉にしています。

本当にあの人の孫なの?

人は自分の親切に見返りや報酬を求めると、相手の反応に落ち込んでしまうこともあります。

キキは雨の中、配達をしたということで風邪をひいてしまいました。

雨に濡れてしまったことと、気分が落ちてしま他ことが相まった症状だったのでしょう。

その後、キキは魔女の力を突如失くしてしまいます。

特に学生や社会人の人はスランプを感じたことはないですか。

キキにもスランプが訪れたのです。

キキのスランプを救ったのは、おソノさんやウルスラ、そして優しい老婦人など、これまでにキキが触れ合ってきた人々でした。

人は人によって傷つけられるものの、人によってのみ癒されるものなのです。

自分の人生に意味を持たせたいと思っている人


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「人は一人で生きていけない」という言葉はよく聞く話ですが、その言葉と同様に自分一人では自分の人生に意味が持たせることが出来ません。

自分という存在を証明してくれるのは、自分以外の人だからです。

ウルスラはキキをモデルに絵を書いています。

老婦人はキキをモデルにデコレーションケーキを焼きます。

キキが修行生活をするために降り立った町に住む人々は、魔女を「異人」としてみる人々が多くいました。

しかし、そんな中にもキキを温かく迎えてくれる人もいたのです。

キキが宅急便を始めたきっかけは、おしゃぶりを渡すということ。

単なる小さな思いやりですが、それはパン屋のおソノさんも赤ちゃんのお母さんも大変喜びます。

キキが出来る人々へのサービスは物を届けるということだったと気づきます。

キキは宅急便をする中で、自分のそ温材の価値や自分が好きなことに気付いていきます。

このことが思春期であるキキの成長を大きくさせる要因だったのです。

キキは最後、ピンチに陥っているトンボを助けます。

ただただ友達を助けたいという一心です。見返りなど求めていません。

この救出劇は人々に称賛されキキは「偉人」として称賛されます。

町を救った魔女となるのです。

キキがかかわった人々の多くはその後、幸せになっています。

それはキキが人々の「思いやり」を人々へと届けていたからなのです。

キキ仕事は「思いやり」を人から人へ渡す仲介業だったのです。

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