ネタバレあり!映画【感染列島】今観るからこそ分かることとは?

こんにちは。

エンタメブリッジライターriezoです。

みなさん、しっかりStay homeしてますか?

今地球上では、おそらく誰もが生まれて初めて経験するパンデミックのさなかにいます。

世の中の誰もが、こんな大規模なパンデミックに見舞われるなんて思ってもいなかったでしょう。

もちろん、私も。

でも映画の世界では、まるでこの災厄を予知していたかのような作品が過去にいくつか発表されています。

その1つが「感染列島」です。

当時は、ただの架空の物語、こんなことあったらコワイよねっていう話が、今この時期に観るとなんと生々しく思えることか。

今は怖くて観られない、今だからこそ観よう。

いろいろな意見があると思います。

恐怖心を煽るのではなく、今回のコロナ禍の中で得た私たちの知識をもって冷静に観て、現在なすべきことを再認識することが必要かもしれません。

今回レビューする「感染列島」は、2009年の日本の映画です。

コロナウイルスと共通するのは、未知のウイルスによる感染ということ。

「感染列島」のレビューを通して、あらためてコロナウイルスを封じ込めるために私たちができることは何なのか、考えるきっかけになったら嬉しいです。

ほかにも今観るべき!と言われているのが「コンテイジョン」。

こちらは同じくエンタメブリッジライターのしおりさんが、ウイルスの脅威について詳しくレビューしていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

「コンテイジョン」レビューはこちら!

⇒【コロナを予言?】映画「コンテイジョン」からわかるウィルスの本当の脅威とは!【ネタバレ】

1.「感染列島」の作品紹介

公開日:2009年1月17日(日本)
監督:瀬々敬久
脚本:瀬々敬久
出演者:妻夫木聡、檀れい、佐藤浩市、藤竜也、池脇千鶴、光石研、国仲涼子、金田明夫、宮川一朗太、キムラ緑子、田中裕二、他。

2.「感染列島」のあらすじ


画像出典:https://www.amazon.co.jp/

「感染列島」は未知のウイルスの感染による社会の崩壊を描いていると同時に、人と人のつながりや愛を描いた叙情的な作品です。

予告編を観ても分かりますね。

ちなみに瀬々監督は、「感染列島」を撮る前はピンク映画専門の監督だったようです。

なぜピンク映画の監督がパンデミック作品を作ったのか、その辺りも気になるところです。

それではさっそく「感染列島」のあらすじを紹介していきましょう。

細かくネタバレしたくない方はネタバレなしのあらすじだけどうぞ。

「感染列島」のあらすじ(ネタバレなし)


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フィリピン北部の山岳地方で、新型インフルエンザが発生した。

WHOの職員らは、感染者の隔離や感染源と思われる鶏の処分に追われていた。

日本人の小林栄子(檀れい)も防護服を着て、WHOのスタッフの1人として現場で対応している。

そのころ、1人の村人が鶏を持って町へ向かう船に乗っていた。

男は具合が悪そうで、咳き込むたびにウイルスが飛散している。

さらに鶏からもウイルスが飛び散り、船上の人々に飛沫感染が広がっていた。

それから3ヶ月後の東京いずみ野市。

市立病院で働く松岡(妻夫木聡)は1人の患者の診察をした。

発熱し風邪のような症状だが、インフルエンザ検査の結果は陰性。

そのまま自宅療養を告げて診察を終えた。

しかし翌日、その患者は容態が急変し再び病院に搬送される。

これが未知の感染症拡大のはじまりだった。

その頃いずみ野市の神倉養鶏場から、鳥インフルエンザが発生したというニュースが流れる。

「感染列島」のあらすじ(ネタバレあり)


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ふたたび病院に運び込まれた男性患者は、このあと亡くなってしまいます。

さらに男性の妻、麻美(池脇千鶴)も夫から感染しますが、彼女は回復しました。

発症から容態急変、死亡までわずか数日という速さは、コロナウイルスと共通するところですね。

そして、この男性患者の処置をした医師の安藤(佐藤浩市)も感染してしまいます。

院内感染の始まりです。

この時点では新型インフルだと判断されていたので、感染患者の治療にはタミフルを投与していましたが、タミフルが効かない患者も出てきます。

厚労省の感染症対策課は、3ヵ月前にフィリピンで起きた鳥インフルエンザから変異した新型インフルを例に挙げ、もし日本でも同じようなことが起これば、感染者は2500万人、死亡者は64万人にのぼると推計しました。

感染拡大を止めるには、一刻も早く感染源であるいずみ野市を封鎖する必要がありますが、ウイルスの正体が分からなければ、市民の不安を煽るだけです。

ワクチンでなんとかしようにも、ワクチンの完成には6ヵ月以上かかります。

感染のスピードは非常に速く、最初の患者死亡から9日で感染者数は2,310人、死亡者は856人に至りました。

いずみ野市の神倉養鶏場の鳥インフルが原因だというウワサが広まり、養鶏場の娘、神倉茜(夏緒)は学校でいじめに遭い、父親の神倉章介(光石研)は責任を感じて自殺してしまいます。

患者第1号が出た市民病院にはWHOの調査団が派遣され、病院の一部は隔離病棟とされました。

この調査団の責任者はフィリピンにも派遣されていた小林栄子です。

そしてこの栄子は松岡医師の元カノ。

この2人のメロドラマをはさみながらウイルスとの闘いが描かれていきます。

WHOの栄子と病院側の確執があり、なかなか感染症治療の専従スタッフが決まりません。

栄子は病院が決められなければ自分が決めると言いますが、「病院のスタッフを信じてほしい」という松岡の言葉に、専従スタッフは自薦で決めることにします。

病院のスタッフの前で頭を下げる栄子に、1人また1人と専従スタッフを志願する者が手を上げ、WHO、病院側それぞれ一致団結して治療に立ち向かうことになりました。

しかし依然としてウイルスの正体は解明されず。

都内はもはや廃墟の街と化し、感染した家族を匿う人々も出てきました。

感染者の数や死亡者の数もどんどん増えて埋葬が間に合わず、広場に並べられる多数の遺体。

世界中でこの日本の感染症のニュースが伝えられ、ウイルスには「ブレイム(神の責め苦や罰)」という名がつきました。

一方、神倉養鶏場では畜産大学の仁志教授(藤竜也)が鳥インフルの感染元を調べていました。

松岡と栄子は神倉養鶏場の仁志教授を訪ねますが、今回のウイルスについては分からないと言われます。

そしてこの神倉養鶏場で不審者騒動が起こります。

民間企業の研究者だという鈴木(カンニング竹山)という男が、こっそり鳥インフルの検体を手に入れようと不法侵入していたのです。

鈴木はかなりの自信をもって、検体さえ手に入れば確実にウイルスの正体を発見できると言い切ります。

後日、松岡は病院から不法に持ち出した感染患者の検体を鈴木に渡しました。

政府はいずみ野市の封鎖に踏み切り、市民たちはスーパーに殺到して買い占めが始まります。

封鎖を突破して市外に逃げようとする人々で道路は大渋滞。

病院では人工呼吸器が足りなくなり、少しでも軽症の患者の命を助けるために重症患者の人工呼吸器を取り外し、軽症患者に付け直さなければならなくなりました。

重症患者を見殺しにせざるを得ない状況に、治療を続けられなくなった専従スタッフが次々と辞めて行きました。

一方、患者第1号の妻麻美は、病院を抜け出して家に帰ってしまいます。

実は麻美は今回の感染症の原因は自分の父親なのではないかと考え始めていました。

麻美の父親、立花(島田久作)は東南アジアの小さな島で医者をしており、島ではすでに感染症が広まっていました。

正月に麻美たちに会いに日本に来た時にはすでに具合が悪く、この時ウイルスを持ち込んでしまったのです。

松岡はこの父親に会って話を聞くため、仁志教授と2人でフィリピンに向かいますが、立花は既に亡くなっていました。

立花の診療所には、日本の感染症患者と同じ症状の重症患者たちが大勢取り残されています。

松岡たちは、立花の助手をしていた男から立花の診療ノートを受け取ります(この助手も感染しており死亡)。

このノートには島での感染症拡大の経緯が書かれていました。

森の奥まで入った男がウイルスに感染し、そこから一気に広まったようです。

松岡は島の患者から採取した検体を日本に持ち帰ります。

仁志教授は島に残ってウイルス発生の原因を調査し続け、感染源が森の中のコウモリだと発見するのですが、そのまま島で亡くなってしまいます。(仁志教授は癌に冒されていました。)

そして、ついに研究員の鈴木が、ウイルス分離に成功しました。

第1感染者死亡から50日が経過する頃、感染者数は約250万人、死亡者数は約90万人となり、政府も正確な数字をあげられないほどになっていました。

ウイルスの正体は分かったのでワクチンの開発は進みますが、治療法はまだ見つからず対処療法しかありません。

院内感染も止められず、感染した医師や看護師が次々亡くなっていきます。

あの安藤医師も亡くなってしまいました。

栄子は市民病院から長野の病院へと派遣されることになりました。

長野の病院に到着した栄子は自分が感染していることに気づきます。

栄子は、自ら重症患者の看護を引き受けて働いていましたが、やがて容態が悪化。

すると自分を実験台にしてある治療法を試します。

それはブレイムから回復した患者の血清を輸血するという血清治療です。

松岡の病院には神倉養鶏場の茜がブレイムに感染して運ばれてきていました。

栄子からWeb通話で血清治療の話を聞いた松岡は、神倉茜にこの血清治療を試そうとします。

松岡はブレイムから回復した麻美の血液から血清を作り、茜に投与しました。

治療は効果があり、茜の容態は回復しました。

茜の回復を確認すると、松岡はすぐに長野の栄子のもとに急ぎました。

長野の病院では栄子が瀕死の状態でした。

栄子には血清治療は効かず、松岡の目の前で亡くなってしまいました。

長野の病院からの帰り、松岡は栄子との出会いを思い出しながら泣き崩れます。

そして出会った頃栄子が言っていた言葉を思い出します。

たとえ明日地球が滅びるとも

今日君はリンゴの木を植える。

半年後ワクチンが完成し、ブレイムは徐々に沈静化していきました。

最終的な感染者は3,950万人、死亡者1,120万人。

感染症が収束したあと、松岡は市民病院から医者がいなくなった町の診療所で働いています。

3.「感染列島」の見どころ


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今のようなコロナウイルスのパンデミックが起こる前は、感染症予防の知識や医療崩壊に詳しい人は少なかったと思います。

今、感染症予防という観点で観ると「それちょっとダメじゃない?」と思う場面もいろいろ・・・。

感染症拡大の現実に直面している今だからこそ分かる、「感染列島」の見どころを見ていきましょう。

これでいいのか?感染予防


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映画の冒頭、鶏を持って街へ向かう男が船に乗っているシーンでゲホゲホと咳き込んだ男の口から飛び散る飛沫。

そして鶏がバサバサとはばたいて拡散される鳥インフルのウイルス。

目に見えないウイルスを可視化して、周りの人に感染していく様子が描かれているこの映像は、おそらくこの作品の中で一番の見どころなのではないかと思うぐらい、ゾッとするシーンです。

咳エチケットどころじゃないこのシーンは、マスクをして咳やくしゃみの飛沫を飛ばさないことの必要性が良く分かります。

ただ、松岡と栄子が麻美の家に向かう場面で、ウイルスがうじゃうじゃいると思われる街のなかを歩くシーンでは2人ともノーマスク。

映画の演出なのか、当時はそこまで感染予防対策の知識がなかったのか、あまりの無防備さに、見ているこちらのハラハラ感たるや、おそらく監督の意図するものとは違うものになってしまった感じです。

まさに戦場の医療現場


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感染者第1号が出てしまったことで厚労省の管理下に置かれることになった病院。

今まで経験したことのない大勢の患者の処置や、人工呼吸器の不足によって諦めなければならなかった多くの命。

医療現場のスタッフたちは、身体的な疲労だけでなく心理的にもかなり大きなストレスを抱えながら治療にあたってくれています。

院内感染で自分の命も危険にさらされているわけですから、私たちの想像をはるかに超える過酷な現場だと思います。

「感染列島」の中でも最初の患者の処置をした安藤医師や、家にも帰れず治療にあたっていた看護師などが次々と感染し、亡くなってしまいます。

医療崩壊、院内感染と言う言葉を毎日のように聞くことになってしまった現在。

必死で頑張ってくれている医療関係者への感謝や労いの気持ちとともに、「感染しない・感染させない」ことの必要性を強く感じさせられます。

ウイルスによって生まれた死の街


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「感染列島」では、パンデミックによって死の街と化した東京が描かれています。

あちこちで火の手があがり、車がひっくり返り、店は略奪にあったような様子です。

どんな暴動が起こったんだという感じですが、幸いにもこればかりはコロナ禍にある現在とは大きく違っています。

むしろ、実際パンデミック真っただ中の現在の日本は、StayHomeの自粛要請にも関わらず、相変わらず人出の多い場所もたくさん。

確かにウイルスは目に見えない分、危機感を持つことも難しいです。

コロナウイルスがうようよ飛んでるのが見えれば、さすがにみんな外には出ませんよね。

でも映画の最初のシーンを思い出せば、ウイルスは確実に人から人へとうつるのです。

見えないからこそ、慎重に予防対策することが必要なのです。

海外渡航はもってのほか


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作品の中では、感染者第1号が出たいずみ野市の封鎖という、かなり強硬な方策をとっています。

しかしその都市封鎖を突破して市外に避難しようとする人々であふれかえります。

ウイルスは自力では移動することはできません。

人を媒介して移動することを私たちはコロナウイルスで思い知りました。

だから、地域から地域への移動を自粛し、世界中の国が渡航を規制しています。

「感染列島」では、ウイルスの発生原因を調べるために松岡と仁志教授が2人でいきなりフィリピンへと飛んでしまって、えっ!とドン引きになる場面も。

市民病院の医師が行くか?!とか、現地でもWHOを無視して勝手に行動してしまうなどと、かなりフィクションの世界でやりたい放題な展開に、またもや違う意味でハラハラ。

感染して亡くなった人からノートを受け取ったり、マスクなしで近づいたり。

ありえない対応の数々に「はい、NG!」と指摘しながら観ることで正しい感染予防の方法を再認識できるかも?!

感染したら家族とも接触できない現実


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自分の家族や大切な人が感染したら・・・?

今回のコロナウイルスでも感染後亡くなった方がたくさんいらっしゃいます。

実際に感染症で亡くなった場合、家族ですら看取ることもできず、遺骨になって帰ってくるのを待つしかないという現実も、有名人の方の感染、死去で皆の知るところとなりました。

「感染列島」の中ではICUのガラス越しで最期を看取れた家族もいれば、病院内にすら入ることもできない家族もいました。

そんな中、神倉養鶏場の茜の場合は、ICUにボーイフレンドを呼び込んで(防護服は着てるけど)かなり取り乱して看護師たちになだめられるという展開ですが、これは現実にはあり得ません。

感染したら、たとえ家族でも恋人でも、それぞれ隔離して会うことはできない。

そして重症化して亡くなれば、骨になるまで戻ってこない。

これが現実なのです。

人としての真価が問われるとき


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社会が不安になると、必ず起こるのがデマや風評被害です。

神倉養鶏場の鳥インフルがブレイムの原因だというデマが流れました。

神倉養鶏場の鳥インフルが出たタイミングと、ブレイムウイルスによる感染症が起きたタイミングがほぼ同時だったからです。

都市封鎖が宣言されると、スーパーに殺到した買い物客たちが殺気立って買い占めをしていました。

コロナ禍においても同じようなことが起きています。

お湯を飲むとウイルスが死ぬというデマや、トイレットペーパーの買い占めなどです。

特にインターネットによる情報の速さが仇になって、いったん拡散されたウソの情報を終息させることは大変です。

あらゆる情報の氾濫で疲弊し、ウイルスとは別の要因で精神的に追い込まれてしまう人もいるかもしれません。

冷静に、と言っても人との接触もなくなり孤独になる人も多いなか、冷静に正しい情報だけを得ることは難しいでしょう。

しかし、困難な状況になってこそ人の真価が試されるともいいます。

ウイルスのように他人を傷つけるような行動はしたくないですね。

感染者は犯罪者ではない


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「感染列島」のブレイムウイルスの症状は、重症化すると全身から出血して死んでしまう病として描かれています。

感染患者を匿う家族は犯罪者のような扱いになり、赤十字の武装メンバーみたいな一団が家に押し入って、血を流して叫びながら抵抗する患者を連行していきます。

「助けて!」と言いながら連れて行かれる姿に、「病院に連れて行ってもらえるのではないのか・・・?」という新たな恐怖が。

コロナ禍においても、感染した人を「自業自得」と考える人が少なからずいます。

でもいつどこで誰が感染してもおかしくないのがパンデミックの恐怖。

感染者を差別したり咎めてしまう風潮にならないようにすることも大切です。

パンデミックの終息とは?


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WHO調査員の栄子が、病院の医療スタッフを集めて感染症に対するブリーフィングをするシーンがあります。

そこで、感染拡大の抑止として重要となるポイントをいくつか挙げています。

  • ウイルスの正体
  • 感染症が引き起こす症状
  • 感染経路の究明
  • 治療法

これらの項目を1つずつクリアしていくことで感染症を終息に導くのです。

「感染列島」では栄子が自身を実験台にして血清治療の有効性を示しました。

コロナウイルスもアビガンが効くなどいろいろな情報がありますが、1日も早く有効な治療方法が見つかるのを祈るばかりですね。

4.「感染列島」考察(ライター視点)


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「感染列島」は、ウイルス感染のパンデミックを描いた作品です。

しかし感染拡大のメカニズムや抑制のための方法などに焦点を当てているのではなく、パンデミック下での人としての在り方や感情の動きを描いている作品です。

家族や恋人への思いや、医療従事者として何を一番大事にするのかといったことにスポットが当てられているため、現実の感染症対策としては「?」と思える場面もちらほら。

観客側の期待によっては評価が分かれるかもしれません。

自分の体を使って血清治療の実験をすると決めた栄子は

人と人が血でつながってなんとかしようっていうんだから、ウイルスも許してくれるんじゃないかな。

と言っていました。

この言葉は限りなく非科学的で、医療の最前線にいる栄子のような人物が言っちゃうのか?!とも思います。

しかしこの映画が限りなく叙情的な作品だとすれば、結局ここに落ち着くのかなと納得のいくセリフでもあります。

コロナウイルスの脅威はいまだ収束の糸口も見えず、効果的なワクチンや治療薬も開発されていない現在、グローバル化が進んでいた世界はあっという間に分離化してしまいました。

栄子の言葉から学ぶとすれば、ウイルスによって人間同士が分断されてはいけないということ。

ソーシャルディスタンスを保つことは感染予防として重要なことですが、人と人のつながりを絶ってはいけない。

肉眼では見えないウイルスに対して、人間同士が力を合わせて立ち向かうことの必要性を訴えているのかもしれません。

そして、今この時も各国が感染拡大を収束させるための努力をしています。

しかしいずれ収束することになっても、いったん存在したウイルスを絶滅させるのは容易なことではないでしょう。

作品の中では、仁志教授がウイルスとの共存について言及しています。

映画の中ではその答えを出していませんが、人間とウイルスは確実に同じ地球上に存在しており、今後コロナウイルスとも共存しながら生きていかなければならないことは明白です。

上手に共存するには何が必要なのか?

もちろんワクチンや治療薬の存在は必要です。

しかしそれだけでなく、人間側が正しく恐れるということも必要なのではないでしょうか。

感染を拡大させないためにどう行動しなければならないのか、このコロナ禍の経験から学ぶべきことはたくさんありそうです。

5.「感染列島」をおすすめする人


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「感染列島」をおすすめするのは次のような方たちです。

コロナの影響で映画を観ることが多くなった人もいると思いますが、ウォッチリストに入れてみてはいかがでしょう。

コロナウイルスで外出自粛に疲れた人


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もうずっと外出自粛で、さすがに家でやることもなくなってきたという方。

あらめて感染拡大予防の意識を持ち直すためにも、この映画を観ることをおすすめします。

外出できないのは辛いですが、映画の中のような事態にならないためにも、今は家の中にいることが大切。

あんな廃墟のような街になったら復興も大変です。

映画「コンテイジョン」を観た人


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「コンテイジョン」も今話題になっているパンデミック映画です。

しかし「感染列島」よりもう少しリアリティのある描き方で作られています。

「コンテイジョン」で感染拡大のメカニズムや医療現場のリアリティを観た後、「感染列島」でその裏にある人間模様を見る、というのも面白いかもしれませんね。

「コンテイジョン」のレビューはこちら!

⇒【コロナを予言?】映画「コンテイジョン」からわかるウィルスの本当の脅威とは!【ネタバレ】

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