映画「グリーンブック」【作品賞受賞】人種問題だけじゃない二人の勇気と友情の物語【ネタバレと見どころ】

グリーンブック フライヤー

こんにちは。
エンタメブリッジライターの小紅春子です。

第91回アカデミー賞授賞式が2月24日(現地時間)行われました。
皆さんの予想はどれくらい当たりましたか?

今回ご紹介するのは作品賞受賞の「グリーンブック」。
実話をベースに作られたこの映画をさっそくご案内していきましょう。

1.「グリーンブック」の作品紹介

公開日: 2019年3月1日(日本)
監督 : ピーター・ファレリー(メリーに首ったけ、愛しのローズマリー)
脚本 : ニック・ヴァレロンガ 、ブライアン・ヘインズ・クリー 、 ピーター・ファレリー
音楽 : クリス・バワーズ
出演者:ヴィゴ・モーテンセン(トニー・”リップ”)、マハーシャラ・アリ (ドン・シャーリー)、リンダ・カーデリーニ (デロリス)
受賞歴:作品賞受賞 / 助演男優賞受賞 マハーシャラ・アリ / 脚本賞受賞(第91回アカデミー賞、ゴールデングローブ賞映画部門)

この他に主演男優賞、編集賞にノミネート、トロント国際映画祭では観客賞を受賞。

2.「グリーンブック」のあらすじ

グリーンブック 説明
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html
それでは『グリーンブック』のあらすじをご紹介します。

「グリーンブック」ネタバレなし

1962年、ニューヨークのナイトクラブ、”コパカバーナ”で用心棒として働くイタリア系のトニー・”リップ”・ヴァレロンガ。


画像出典:https://natalie.mu/eiga/news/317957
この秋、コパカバーナが改装工事に入りるため2か月間無職になってしまった。

以前働いていた場所では上司を殴ってクビになり、このキャバレーでも面倒な客をたたきのめしてしまう。
ところがその腕を買われたのか、ある”ドクター”の運転手になるようボスに勧められた。

その仕事の面接会場はカーネギーホール

しぶしぶ部屋に通されるトニーの前に現れたのはスマートな黒人男性。
様々な民族調の骨董品に囲まれ、自らも民族衣装に袖を通している。

彼の名前は”ドクター”・ドン・シャーリー(以下ドク)。
医者ではなく、博士号を持つ世界的ピアニストだった。

グリーンブック 面接中 ドク
画像出典:https://natalie.mu/eiga/news/319934

「演奏旅行で中西部から西へ向かい、さらに南部まで8週間契約したい。
クリスマスまでに戻る。ただの運転手としてだけではなく、身の回りの世話、演奏会場での楽器の確認や様々な手配が仕事だ」

つまり、運転手兼マネージャーを求めているのだ。
威厳ある態度のドクター・シャーリーの申し出を一度はしぶるトニーだったが、給料交渉をして契約を結ぶのだった。

グリーンブック 見送るドロレス
画像出典:https://movie.jorudan.co.jp/cinema/36495/

ドクから直接かかってきた電話を受け、家計を助けるために了承したものの、クリスマスまで離れ離れになることを寂しがる妻のドロレス。

これから向かう中西部のもっと先の南部で黒人が泊まれる宿を載せたガイドブック、”グリーンブック”を片手に

必ず手紙を書く

と約束して、トニーはターコイズ・ブルーのキャデラックに乗り込みドクター・シャーリーを迎えに行く。

トニーとドクは何につけても正反対。

下町でイタリア系の一族に囲まれ賑やかに暮らすトニーは、実は黒人嫌いで喧嘩っ早くそして愛妻家。

一方のドクター・シャーリーは幼少期からクラシックの英才教育を受けた。ロシア語なども堪能で、普段は執事と静かな暮らしをしている。

人種差別が激しいという南部までの旅。
これから二人に何が起こるのか…。

「グリーンブック」ネタバレあり


画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

完全に食い違う二人の会話。

ドクは言葉使いをただそうとし、”リップ”のあだ名を伏せるように求めるが、トニーはことごとく断る。
トニーが”地名にまつわるジョークを披露しても、ドクには全く通じることがない。

ドロレスがドクのためにと作ったサンドイッチに手を出し、運転しながらやかましく話すトニーをドクは後部座席から冷ややかに見ている。

突然車を停止させおしっこをしてくると言い残してトニーは出ていくが、すぐに戻ってダッシュボードに手を伸ばす。
そこにはトニーの財布がおかれていた。
じろりと視線を送りあう二人。

グリーンブック ひそかに感動
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

トニーは会場の舞台裏でドクの演奏を初めて聴く。
チェロとベースを率いてドクがスタンウェイのピアノを奏でる。

その音に感動し、さっそくトニーはドロレスへその様子を手紙で知らせるのでした。

しかし、夜、滞在先のホテルで他のメンバーと合流しても、ドクは一人で酒を飲むだけ。

ある屋敷での演奏した時のこと。

会場の窓の外から他の黒人運転手と一緒に演奏を聴いているトニー。隣の彼に話しかける。

「この演奏はバーチュオーソだ」

ドクから教わって覚えたての音楽用語。
でもイタリア語だからすぐに意味がわかる。

すごくうまいってことだ。

ある日移動中のカーラジオで聞く黒人音楽。
トニーは詳しいようで、ドクに誰が好きかと尋ねるが彼は全く知らず、トニーをひどく驚かせた。

そうしていくうち、やがてお互いの身の上を知っていく。


画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=54LYdlY4yD4

なぜトニー・”リップ”と呼ばれるのか。
ハッタリが得意だったからだ。
つまり嘘つきか。
”嘘つき”じゃない、”でたらめ”だ。

ドクには兄がいたが、今は連絡を取っていないこと。
かつて妻がいた。しかし夫とミュージシャンの両立は難しかった
、ということ。

立ち寄った土産物屋で売り物のヒスイをポケットに入れたトニー。
ドクに知られ、戻すようきつく叱られ、落ちていたと言い訳するトニーに、教師のように厳格な態度をとるドクなのでした。

グリーンブック 夜逮捕前
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

次に立ち寄った街では、スタンウェイのピアノが用意されず、ごみのだらけのおんぼろピアノをあてがわれます。
しかしドクはスタンウェイのピアノしか弾かないと契約書もそう交わされているはずでした。

それで十分だろ?

そしてトニーがイタリア系であることもからかってきた劇場関係者をトニーは殴りつけ、スタンウェイを用意させるのでした。

ドロレスへの手紙。

音楽を知り、この国の自然が美しいと知る。

ケンタッキー州につき、ケンタッキー・フライドチキンの1号店に大はしゃぎするトニー。
フライドチキンを食べたことのないドク。

フォークとナイフなしで食事をすることはありえない、とかたくなに断るドクにトニーはチキンを押し付けます。

ぴんと張った両手の指先でチキンをつまみ、そっとかじりつくドク。
その味をとても気にいるばかりか、骨を車の窓から投げ捨てるトニーを驚きながらもとがめず、自らも真似します。

グリーンブック 車内
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

二人そろってすっかりいい気分になったその時、トニーがジュースの紙コップまで窓の外へ放り投げ、ドクの険しい顔があっという間に戻ってきてしまいます。
トニーに拾いに戻るよう指示するのでした。

レイビルという街についたとき、いよいよ差別があからさまになります。

ドクが泊まれたのは黒人オンリーのモーテルだけ。
トニーが別で泊まるホテルよりずっとみすぼらしく、貧しい黒人たちがたむろしています。

トニーにドクを助けてほしいと連絡が入ります。
バーで地元の白人にドクが絡まれ、トニーがハッタリともつかぬ交渉でなんとか救い出します

トニーはドクに、自分から離れて行動するなと忠告します。

グリーンブック 農夫たち
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

移動中のこと。

途中車が故障し路上に降りたドクの目の前には広大な農地と貧しい格好の黒人農夫達がいました。
彼らは怪訝そうな顔でドクを見つめ、ドクは何とも言えずただ彼らを見返すのでした。

ノースカロライナ。
大きな屋敷のサロンでの演奏をした日のこと。

この屋敷の使用人はすべて黒人でした。
観客はもちろん白人だけで、用意された食事のメインディッシュはフライドチキン。
主人は趣向を凝らしているつもりなのでしょう。

グリーンブック サロン
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

休憩中、手洗いを借りようとして、外のみすぼらしい小屋を勧められたドク。
なんど尋ね直しても屋敷の主人は悪びれもせず、自分の洗面所を貸そうとしません。

それでも演奏後には、にこやかに挨拶を交わしているドクの振る舞いをトニーは不思議に思うのですが、同行しているチェロ奏者から、ドクは自らの意志で南部へ行こうとしていると知らされるのでした。

グリーンブック 手紙指導中(秋の空)2
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

昼間の移動中のこと、誤字脱字だらけのままドロレスへの手紙を書くトニーを見かね、ドクにより手紙の添削が始まります。
いわれたとおりにつづりに気をつけながら、詩のような手紙を書き連ねたトニーはいいます。

ロマンティックだ!

ジョージア州 メイコン。

いいスーツ屋を見つけ、トニーはドクに勧めますが店では試着を拒否され、ドクは丁寧に挨拶をしてその場から去るのでした。

その夜、ドクがトラブルにあっているとトニーに連絡が入りました。

向かった先の施設シャワー室では、二人の警官の前に裸のドクと白人の若い男性が床に座らされ震えていました。

その扱いにショックを受け、強い口調で警官に詰め寄るトニーでしたが、やがてはったりと軽くちらつかせた金で説き伏せはじめます。

助けられ、解放されたというのに、金を渡したことをたしなめるドク。
こんなところは見られたくなかった、と弱さを見せるのでした。


画像出典:https://eiga-board.com/posts/images/1032?num=5&media_id=14687

メイン州

到着したホテルで、トニーはイタリア系の友人と出くわします。
ドクについて軽蔑した様子を隠さず、イタリア語で、あとで他の仕事を紹介してやるからという友人たち。

それを見ていたドクから

正式にマネージャーとして契約したい

と、突然オファーされます。
給料も上がるとトニーを説得しようとするドクに、友人たちの仕事の話は断る、と言ってトニーは彼をなだめます。

その後、2人で酒を飲みながらドクの幼少期からの話を聞くのです。

小さなころ才能を見出され、フロリダからレニングラードへいったこと。
クラシックの教育を受けたのにレコード会社の説得でポピュラーを弾いている、というドクにトニーは

あんたにしかできない演奏がある

そう励ますのでした。

アーカンソー州からミシシッピー州へ、そしてルイジアナ州へたどり着きました。

その夜はひどい雨。突然のパトカーが近づき2人の警官の尋問にあいます。

グリーンブック 警官と
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後部座席にいるドクを車外に出すよう年上の警官が言います。

この州では黒人の夜の外出は禁じられている。

若い警官はためらいつつ命令に従うしかありません。そしてトニーがイタリア系であることを”ハーフニガー”と罵り、トニーが彼を殴ってしまいます。

二人は牢屋の中へ。
トニーに向かってドクは厳しく諭します。

暴力は敗北、品位は勝利

であると。

グリーンブック 逮捕されてふてくされ 2
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弁護士に連絡したいというドクを警官たちは無視しますが、あの若い警官だけが当然の権利だと認めます

ドクは電話をかけることができ、その後、警察署長に電話が入ります。なんと州知事から二人を釈放する命令がくだったのです。

釈放されアラバマに差し掛かった二人。

ドクが電話した相手はロバート・ケネディ司法長官。
自分のつまらないことで手を煩わせてしまったとひたすらドクが後悔しています。

すぐに相手に殴りかかるトニーを責めるドク。
自分の身の上にたいして、あんたはずっと恵まれていると言い返すトニー。

「あんたは黒人の文化も知らない。
ニューヨークであくせく働いている俺のほうがよっぽど黒人だ!」

ドクは車の外に出ます。

グリーンブック ドクの気持ち
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ピアノの演奏がなければ自分は白人にとってただの黒人だというのに
黒人にも受け入れられないんだ。
私はいったい何者なんだ!

ドクが初めて発したストレートな叫びに、トニーは何も言い返すことができませんでした。

やがて黒人用のモーテルに到着。
ドクターの部屋にトニーも一緒に泊まることにします。

そして、会話をしているうちに和解するのでした。

グリーンブック 新聞とたばこ
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

翌日、会場に到着。

しかし大きな会場でドクに割り当てられた楽屋はただの物置にカーテンを張っただけ。
それでも黙って受け入れるのでした。

先に会場のレストランでトニーは食事をしていると、チェリストとベーシストも同じテーブルにつきます。

そこで聞かされた有名な黒人ミュージシャン、ナット・キング・コールの話。

グリーンブック 会場
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

この州にやってきて演奏をしたところ、白人たちから引きずり降ろされリンチを受けたということ。
そんな場所でドクは演奏することを望んだ。

ドクは勇気をもって変えるのだ、とチェリストは語るのです。

ドクがレストランで一緒に食事をとろうとやってきますが、支配人たちに止められてしまいます。

ここで演奏するのに?

支配人は緩やかで丁寧な表現ではありますが、ここでの食事は遠慮するよう、きっぱり断り仲裁に来たトニーにわいろを渡そうとすりのですが
トニーは廊下で支配人につかみかかります。

ドクはトニーが望めばこういう場所でも引き続き演奏しようといいますがトニーが彼を街へ連れ出します。

グリーンブック スウィング
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

二人がきたのは近くの黒人ばかりのバー。

バーテンの女性がドクのことを不思議そうに尋ねるのですがトニーはドクに向かって、店のピアノで演奏すればわかるといいます。
そしてドクの奏でる曲は他の客をおどろかせ、そして喜ばせるのでした。

グリーンブック 喝采
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

拍手喝さいの中、ステージにはジャズバンドのメンバーが上がってきます。
戸惑うドクにむかってトニーが声援をおくり、セッションが始まります。
ドクターは笑顔で歓声にこたえながらピアノを奏でるのです。

そして北部への帰り道、クリスマス当日。

雪がどんどんひどくなっていきます。
やがて後ろから迫るパトカーに緊張する二人でしたが、警察官はタイヤのパンクを教えてくれたのでした。

クリスマスを祝う我が家にたどり着きたいものの、トニーの表情はもうろうとしつつあります。

次に気づいたときには自宅の前。
ドクが運転を代わり、眠っていたトミーを送りとどけてくれたのでした。

うちのパーティーに寄っていかないかと誘うトニーに断りを入れ、ドクは自宅へと戻っていきました。

トニーの家では一族が集まり、とてもにぎやか。

クリスマスに間に合ったト二ー。
ドロレスは喜び、皆この8週間に何があったか聞きたがりますが、黒人への差別の言葉をたしなめるなどトニーはどこか変わっていたのでした。

玄関のチャイムが鳴ります。
ドアを開けるとそこにはドクの姿が。

グリーンブック 笑顔のドク
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

二人は抱き合いトニーは歓迎して部屋に通します。

突然の来訪に一族は驚きますが、ドロレスがドクのもとに駆け寄ります。
ドクとハグをしながらこっそりと手紙の礼をいうドロレス。

一族もドクをテーブルに招き入れ、クリスマスの宴は続くのでした…。

3.「グリーンブック」の見どころ

「グリーンブック」の見どころはこんな部分にあります!

食事のシーンが多い!特においしそうなのはフライドチキン!!


画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=54LYdlY4yD4

ホットドック、パスタ、フライドチキン、ピザ、ポテトチップス、サンドイッチ…
とにかくおいしそうにほおばるトニーの連続(いつも何か食べている)!
対照的に毎晩カティーサークを1本あける…という印象しかないドク。

そんな二人が一緒に食べる
『ケンタッキー・フライドチキン』!!!

実はかつて黒人のみが食べるものでした。
フォークとナイフなしでは食事をしなかった南部の白人たちが食べずに残した骨の周りや胸肉を黒人があげて調理したのが始まり。
白人のカーネル・サンダースが独自に作りだした料理、というわけではないそうなんです。

交錯する、入れ替わる立場

時に諭し、叱るドク。
ハッタリと、こなした場数を武器にドクをピンチから救うトニー。

主人と、雇われ運転手というだけでなく、ときに先生と生徒、保護者と少年のような関係にも見えてきます。

グリーンブック 牢
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

対照的な二人のルーツ・立場・考え方

  • 黒人⇔イタリア系白人
  • 知的上流階級⇔ 裏町で生きる移民
  • 旧ソビエトでのクラシック教育⇔ ハーフニガーとまで呼ばれる待遇
  • 独りぼっちでの生活⇔ 一族に囲まれた暮らし
  • ルーツを知らずに生きてきた⇔ 結束の中で暮らしてきた
  • 正論、礼儀を重んじる⇔自分の経験、ハッタリを使う

ドクターシャーリーとドロレスの間の心遣い

登場シーンこそ少ないものの、作品の初めから、トニーの妻ドロレスの存在は大きいと思われます。

ドロレスとドクはラストのシーンまでは顔を合わせることはありませんが実はトニーを通して互いに気を配り、心遣いをやり取りしてるのです。

皆さん、作品を観るときにそういうシーンを数えてみてください。

あの少年が映画人に!?脚本にはトニーの息子、ニックが参加。

グリーンブック 待つ家族
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

脚本家の一人であるニック・ヴァレロンガはトニーの実の息子で、父とドクの旅の話を何度も聞きながら成長し、実際に二人にインタビューした
内容を基に、監督のファレリーたちと脚本を執筆しました。

弟と一緒に遊んでいるあの少年が、後のニックなのです!

この旅の後、トニーはコパカバーナの仕事に戻るのですが、客として来店したフランシス・フォード・コッポラ監督と出会ったことがきっかけで、息子のニックとともにクレジットすらないような小さな役で出演しました。

その後トニーは何本もの映画に出演をするようになり、ニックは映画製作の道を歩み、この作品につながっていくのです。

魅力的な二人の俳優

ヴィゴ・モーテンセン

グリーンブック 勘弁
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

ヴィゴはイタリア系じゃなかった!?

彼自身はニューヨーク生まれですが父はデンマーク人、母はアメリカ人。
若いころは映画館に入り浸り、友人や元妻、恋人が脚本家やミュージシャン、芸術家など好きなものはトニーとは対照的なようです。

マハーシャラ・アリ

グリーンブック 農夫を見つめて
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

この人自身もすごいインテリで、ニューヨーク大学大学院を卒業しています。

また、2017年『ムーンライト』で全米映画俳優組合賞を受賞した際、トランプ政権が特定のイスラム国家からの入国を禁じる大統領令を発布したことに対して、自らがイスラム教徒に改宗していることに触れスピーチをするなど気骨のある人物のようです。

マハーシャラ自身はドクと重なる部分が多いように感じます。

4.「グリーンブック」はこんな人にオススメ

この映画をこんな人にオススメいたします。

友達が欲しい人に

グリーンブック 入店拒否
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

大人になるにつれて新しい友達が作りづらくなった、初対面の共通点がない人と話を始めるのも戸惑う、そう考える人も多いのではないでしょうか。
そんなとき、正反対の二人を思い出してみてください。

肌の色も属する生活文化も違う二人が、それぞれの知恵と経験と個性で8週間の旅を切り抜けていく様を。

オープンに心を開くこと、決して交わらず平行線のままであること、すべて飲み込んで二人は奇妙な雇用関係を友情に塗り替えていきました。

アメリカに行ってみたい人に

グリーンブック 車 後ろ①
画像出典:https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

トニーがドロレスにあてた手紙の一節に

「この国の自然の美しさを知る」

とあるように、自然、街並み、建物など、ニューヨークから南部まで、この映画ではアメリカの様々な面を知ることができます。

もし気になった場所があれば「聖地巡礼」の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

離れて過ごしている大切な誰かがいる人に

メールでもLINEでも、なんて書こうかと迷ったら
得意そうな人に相談してみましょうか。

大事なイベントには間に合いそうもないのなら、
手土産とお土産話をもって改めて会いに出かけてはいかがでしょう。

たまには違うジャンルの音楽、趣味に飛び込んで
大切な人が驚くエピソードをストックしてみませんか。

離れているあの人にただ寂しいとすねるだけでなく、
今度会える時はそちらの友達を連れてきて!とリクエストするのもアリかも。

もし連れてきたくれたときには、
ドキドキしながらも「ようこそ!」と歓迎したいですね。

この映画には、大好きな人とつながるためのたくさんのヒントが隠れています。

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