【ネタバレあり】ワルい漢の生き様に惚れる!ゴッドファーザーのあらすじと解説

ゴッドファーザー チラシ

こんにちは、エンタメブリッジライターのとーじんです。

本日は、世界的にその名を知られている傑作マフィア映画『ゴッドファーザー』のあらすじと感想について書いていきます。

マフィアという社会の暗部に潜む「悪」の生き様が映画ファンに衝撃を与え、本作は記録的な大ヒット映画になりました。

この記事では、あらすじを紹介したのちに本作の見どころと感想について触れていきたいと思います。

それでは、本編に参りましょう。

1.ゴッドファーザーの作品紹介

公開日: 1972年7月15日 (日本)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
原作:マリオ・プーゾ
出演者:マーロン・ブランド(Vito Andolini Corleone)、アル・パチーノ(Michael Corleone)、ジェームズ・カーン(Santino Corleone)、ジョン・カザール(Frederico Corleone)、ロバート・デュヴァル(Tom Hagen)
受賞歴:アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・脚色賞・アンソニーアスキス賞・作品賞(ドラマ部門)・監督賞・主演男優賞(ドラマ部門)・脚本賞・作曲賞の9部門受賞。
受賞歴、ノミネート歴他多数。

2.ゴッドファーザーのあらすじ

ゴッドファーザー メインビジュアル
画像出典:https://www.cando.site/the-godfather

ここからは、ゴッドファーザーのあらすじをネタバレありとなしのものに分けて紹介していきます!

2-1.ゴッドファーザーのあらすじ(ネタバレなし)

1945年のニューヨーク。華々しい社交界の陰には、底知れぬ悪が渦巻いていた。

ニューヨークの裏社会を支配していたのはマフィアであり、特に「五大ファミリー」と呼ばれた五つの家が強大な権力を手中にしていた。

その一つがコルネオーネファミリーと呼ばれるマフィアで、ボスのドン・コルレオーネを中心とする強大な一家であった。

そんな彼らのもとに、麻薬ビジネスへの誘いをかける勢力が現れた。

しかし、ドンは麻薬を嫌っているためにこの仕事を頑として受け入れなかった。

この一件が引き金となり、ニューヨークのマフィア界を大きく揺るがす出来事が巻き起こることになる。

2-2.ゴッドファーザーのあらすじ(ネタバレあり)

1945年のニューヨークで、あるマフィアが盛大な結婚式を挙げていた。

彼らの名は「コルネオーネファミリー」であり、ニューヨークを支配していた五大マフィアの一つであった。

ボスのドン・コルネオーネを中心とする数多くのファミリーによって構成されており、非常に大きな富と権力を手にしていた。

ボスの息子は3人おり、長男のソニーと次男のフレドは父の手伝いをしていた。

しかし、三男のマイケルだけは家業を嫌っており、ファミリーの仕事をするのではなく軍隊に所属していた。

ゴッドファーザー フレド マイケル
画像出典:http://sanshimai3.blog4.fc2.com/blog-entry-221.html

そんなマイケルは、彼のことをマフィアの息子だと知らないガールフレンドのケイを実家へと案内する。

マイケルを堅気だと思い込んでいたケイは衝撃を受けるが、彼は平然とファミリーに彼女を紹介してまわった。

その際、家族がどれほどの権力を行使しているかをケイに説明し、有名歌手を権力で助けたと語った。

「どうして彼を助けることができたの?」

と不思議そうに尋ねるケイに対して、マイケルは

「父が断れない提案をしたからさ」

と告げ、家族がどういった世界で生きているかを告白してみせた。

そんなマイケルの嗜好を理解していたヴィトーは、無理にファミリーに関わらせることはしなかった。

こうして絶大な権力を手にしており、政治家や芸能界とも深いつながりをもっていたコルネオーネファミリーは、あるビジネスへの勧誘を受ける。

それは麻薬ビジネスへの誘いであり、確かに莫大な利益を見込めるものであった。しかし、ヴィトーはひどく麻薬を嫌っており、この誘いを頑として断ってしまう。

さらに、ヴィトーはこの誘いの背景には敵ファミリーのタッタリアがついていることを知ると、部下に命じてタッタリアへの探りをかけた。

すると、それを察知したタッタリアによって部下は殺害され、さらにヴィトー自身も襲撃を受け危篤状態に陥ってしまった。

この時期に家へと帰ったマイケルは、いきり立つファミリーたちの様子に抗争は不可避の状態にあることを認識する。

さらに、マイケルは見舞いに訪れた父ヴィトーの様子がおかしいことを見抜き、ヴィトーを守ろうと画策した。

彼の読み通りヴィトーを襲撃する敵一派が出現したが、予測していたこともあり父子共になんとか難を逃れた。

ゴッドファーザー マイケル ヴィトー
画像出典:http://nounai-backpacker.hatenablog.jp/entry/2017/04/19/113000

その後、血気盛んなソニーはタッタリアの跡取りを殺害し、事態はさらなる悪化をみせていくようになる。

こうした状況の中、売人ソロンツォと襲撃者マクラスキーから会談をもちかけられる。

全面戦争も辞さないと息巻くソニーに対し、マイケルはあえて会談に応じその場で二人を殺害することを提案した。

今まではファミリーの仕事を嫌い家を出ていたマイケルから出た提案に、一同は驚きと感嘆を隠せなかった。

そして宣言通り二人を暗殺したマイケルは、追っ手を撒くためにシチリアへと高飛びすることになった。

こうしてファミリー間の抗争が激化していく最中、退院したヴィトーは組織の現状を知り、胸を痛めた。

一方、シチリアへと高飛びしたマイケルは現地でアポロニアという女性と知り合い、そのまま結婚するに至った。

幸せをつかんだマイケルであったが、本国では映画冒頭で結婚式を挙げたヴィトーの娘コニーが夫から暴力を受けていた。

コニーの現状を耳にして義憤に駆られたソニーは車で家を飛び出すが、その知らせは敵組織の罠であり、まんまと誘い出された彼は暗殺されてしまった。

ゴッドファーザー ソニー
画像出典:http://neoapo.com/characters/2341

さらに、マイケルの妻アポロニアもマイケル暗殺を目的とした爆弾の爆発に巻き込まれて命を落としてしまう。

こうした事態を憂いたヴィトーは、ソニーの件で報復に出るのではなく五大ファミリー間の会議で和解への道を模索していく。

会議を通じてタッタリアとは和解し、麻薬の販売に協力する見返りとしてマイケルの身柄を保証させた。

こうしてアメリカへと帰国することができたマイケルは、再会したケイとふたたび婚約する。

さらに、ヴィトーは報復の連鎖を防ぐためにボスの座をマイケルに譲り、相談役として事実上隠居した。

こうしてボスの座を引き継いだマイケルであったが、ビジネスライクな体制が旧臣たちの反発を招くことになった。

それでも自身の路線を曲げないマイケルはラスベガスへと拠点を移すことを計画し、現地の大物モー・グリーンと接触する。

しかし、半ば強引な取引をもちかけたために交渉は失敗し、グリーンを激怒させるという結果に終わった。

それを咎めた兄フレドに対し、マイケルはこう語りかけた。

「フレド、君は兄貴だし愛している。だが、二度と組織に敵対する人間の側に立つな」

このようにマイケルが独自の路線を突き進む最中、ヴィトーが心臓まひでこの世を去ることになった。

ヴィトーの葬儀で組織の裏切り者は古参のテシオであると見抜いたマイケルは、壮大な暗殺計画を実行することを決断する。

マイケルは五大ファミリーのボスやモーグリーン、果てはコニーの夫カルロや裏切り者テシオをまとめて暗殺した。

こうして完全に権力を手中に収めたマイケルであったが、ケイは強大になりすぎているマイケルの権力を不安に感じるのだった。

3.ゴッドファーザーの見どころ・感想

ゴッドファーザー ヴィトー
画像出典:https://www.tadamonkugaiitakute.com/21367.html

ここからは、知っていると映画をより楽しめるゴッドファーザーの見どころと感想について書いていきます!

3-1.漢が惚れる悪人の生きざまがカッコいい!

本作の魅力は、なんと言っても「マフィア」という社会の暗部に生きる悪人たちの生き様でしょう。

一般的な映画であれば、「正義」の側を生きる堅気の側にスポットライトが当たると思います。

しかしながら、本作ではヒーローの真逆ともいえる「極悪人」たちの生き様がこれでもかと描かれています。

彼らは暴力・暗殺・恐喝・密売など、思いつく限りの悪事を極めています。

それにもかかわらず、彼らのしぐさやセリフ、調度品の一つ一つに至るまでが本当に魅力的に感じられます。

これはやはり、我々の心の奥底には「悪」に憧れる気持ちがあり、それを全面に押し出して行動するマフィアの姿に目を奪われてしまうからなのでしょう。

特に、あらすじでも紹介している本作の

「断れない提案をしてやる」

というセリフには「悪」ならではの魅力が凝縮しているようにも感じられます。

また、彼らは悪人ではありますが、一方で「醜悪なことはしない」という点も魅力的です。

どこまでの悪を「醜悪」と表現するかは異論があるかもしれませんが、行なわれる悪は徹底的にスマートでアッサリとしています。

仮に彼らがオレオレ詐欺で老人をだまし、女や子どもを脅して利益を得ていたらこれほどまでに魅力的には感じられないでしょう。

3-2.「悪」として生きることとしっかりと向き合っている

ここまで、本作が「悪」を魅力的に描いているという点を見どころとして挙げましたが、本作の優れている点はそれだけではありません。

むしろその対極ともいえる、「マフィアとして生きることの難しさ」という一面もしっかりと描き切っています。

例えば、ソニーがコニーの夫によるDV被害を受けていることを知って飛び出していくシーン。

このシーンは、マフィアの魅力を描くだけの陳腐な映画であればソニーがコニーを救うか、あるいは暗殺された後にヴィトーが復讐に乗り出しているでしょう。

しかし、本作ではソニーが暗殺されたのち、ヴィトーは復讐の連鎖を防ぐべく報復行為には出ません。

ゴッドファーザー ヴィトー 晩年
画像出典:https://gqjapan.jp/culture/celebrity/20141114/godfathers-house-for-sale

この描写には「マフィアとして生きることの難しさと痛み」が凝縮されています。

彼らは極悪人ではありますが、組織を維持するためには人情と勢いだけで動くことは許されず、息子が死んだとしても敵と交渉に乗り出さなければならないのです。

マフィアをただの「カッコいい悪人」として描くだけでなく、彼らの生きている世界の現実や厳しさも同様に描き出しています。

こうした映画の内容がゆえに「マフィアを礼賛している」という否定的な見方がなされることもありますが、それは早合点というものでしょう。

本作にもみられ、特に続編となる「ゴッドファーザー2」でより強くなっていく傾向ですが、マイケルはマフィアの世界に染まっていくたびに孤独かつ不幸になっていきます。

権力を握ったにもかかわらず堅気の頃よりも不幸になる人物が主人公に据えられている映画が、マフィア礼賛の為に作られているとは到底思えません。

4.ゴッドファーザーはこんな人におすすめ

ここまでにも何度か触れてきましたが、本作には「悪」に憧れる気持ちを刺激する要素があります。

そのため、スマートな悪人に魅力を感じたことのある人にはぜひ見てほしい映画といえます。

日本の仁侠映画を見るのとはまた違ったアメリカ的な悪人像は、いつまでも色あせることのない魅力に満ち溢れています。

さらに、「悪」に生きることの難しさや痛みも教えてくれる映画なので、安易にその道を選択することもないでしょう。

また、本作は映画の「オールタイムベスト」などのランキングで常に上位に顔を出す作品でもあり、本作を見ずに映画を語ることはできないほどに高い評価を受けています。

映画の尺自体は非常に長いですが、アカデミー賞を多数獲得し歴史的にも高く評価されている傑作なので、映画史を知るためにも教養として押さえておくことをオススメします。

さらに、本作の続編にあたる「ゴッドファーザー2」も史上唯一続編ものでアカデミー賞を獲得した作品なので、今作を視聴された後は続編も必見です。

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