映画「コーヒーが冷めないうちに」有村架純ほか豪華キャストが魅せるタイムトラベル!あらすじ・感想【ネタバレあり】

こんにちは!エンタメブリッジライターの菜々です。

突然ですが、この記事を見てくれているあなたにはもう1度やり直したい過去はありますか?

私にはあります。いっぱいあります…。

あの時ちゃんと話をできていれば別れなかったのに、あの時よく確認しておけば車をぶつけなかったのに、などなど。

「後悔先に立たず」ということわざがあるように、起こってしまったことは取り返しがつきません。

そんな後悔が起こしたいくつかの奇跡を描く映画、「コーヒーが冷めないうちに」をご紹介します。

自分の中の後悔を先に立たせるチャンスになるかもしれません。

それでは早速見ていきましょう!

1.「コーヒーが冷めないうちに」の作品紹介

公開日: 2018年9月21日 (日本)
監督: 塚原あゆ子
原作者: 川口俊和
原作: コーヒーが冷めないうちに、この嘘がばれないうちに
出演者:有村架純、伊藤健太郎 、波瑠、林遺都、 深水基、松本若菜、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子など。
受賞歴:伊藤健太郎が第42回日本アカデミー賞にて新人俳優賞と話題賞の俳優部門をダブル受賞。

2.「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじ

コーヒーが冷めないうちにメイン
画像出典:https://natalie.mu/eiga

続いては「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじをご紹介します。

「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじ(ネタバレなし)

時田数(有村架純)は従兄の時田流(深水元基)と、とある街で小さな喫茶店を切り盛りしています。

その喫茶店にはある不思議な噂がありました。

店内のある席に座ると望んだ時間に戻る」ことができるというもの。

ただし幾つかの面倒くさいルールが存在し、それを守った人だけが叶えることができるのです。

戻れる時間も限られており、コーヒーが注がれてから冷めてしまうまでの間だけ。

そして、過去に戻っても起こってしまったことを変えることはできません。

そんな都市伝説のような噂を聞きつけて、過去に戻りたいと様々な人が訪れます。

もう1度あの日に戻って会いたいと願う人々が体験する、数分間だけのタイムトラベル。

時田数自身にも戻りたい過去があり、後悔に囚われながら日々コーヒーを入れていました。

そんな中での新谷亮介(伊藤健太郎)の出会いから数にも奇跡が…。

そして「あの席」にいつも座る謎の女性とは…?!

「コーヒーが冷めないうちに」のあらすじ(ネタバレあり)

コーヒーが冷めないうちに あらすじ
画像出典:http://coffee-movie.jp/index.html

舞台となるのは、とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」です。

時田数(有村架純)と従兄の時田流(深水元基)が営むそのお店には、「ある席に座ると望んだ時間に戻る」という都市伝説があります。

ただし、非常に面倒くさい約束事がありました。

  1. 過去に戻ってどんな事をしても、現実は変わらない。
  2. 過去に戻っても、この喫茶店を出ることはできない。
  3. 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
  4. 過去に戻れる席には先客がいる。
    席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
  5. 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。

タイムトラベル系は好きな私ですが、ここまで細かいルールを出された映画は初めてかもしれません。

噂の「ある席」には、コーヒーを飲みながら読書をする謎の女性が座っています。

その女性が席を立った時だけ、席に座れるというもの。

過去に戻ったらコーヒーが冷めないうちに飲み干してください。

と数は必ず念押しします。

もし飲み干さなかったら…

謎の女性はかつて亡くなった夫に会うため過去に戻ったまま、「幽霊」となりあの席に座り続けているというのです。

そんな恐ろしいペナルティがあるにも関わらず、「ある席」に座り、過去に戻った勇気のある4人の物語が描かれています。

1人目は、幼馴染とケンカをしたまま別れてしまったOL女性。

2人目は、認知症の妻からの手紙を受け取るために偶然座ることになった看護師の男性。

3人目は、妹を突然事故で失ってしまったスナックのママ。

過去にいくことに成功し、無事現在に戻った3人。

未来はまだ訪れてませんから。それはお客さま次第かと。

数の言葉とともに、どこか吹っ切れたように未来へ向かって歩むようになります。

コーヒーを入れて人を幸せにしてきた数もまた過去に戻りたいと願う1人でした。

「ある席」に座り続ける謎の女性…、実は数の母親だったのです。

そのことを知った恋人の作戦により、数は最後に母に会った日へと戻ることができ、事実を知ることになります。

当時、余命宣告を受けた母は夫に会うためでなく、未来の数に会いにいっていたのです。

その日のことを夢だと思っていた数は、コーヒーを入れた自分のことをずっと責め続けていました。

もう1度母に会えたことにより、ようやく前向きに未来を考えられるようになります。

数と生まれてくる子どもが成長するところまでエンドロールで流れるので、見逃さないでください!

3.「コーヒーが冷めないうちに」の見どころ

コーヒーが冷めないうちに 見どころ
画像出典:http://coffee-movie.jp/index.html

ご紹介する見どころを読めば、この映画を見たくなると思います!

ネタバレを含む内容もあるのでご注意ください。

塚原あゆ子さんの初映画監督作

塚原あゆ子さんは、数多くのTBS系連続ドラマに携わっている演出家です。

これまで手がけたドラマは…、

  • 夜行観覧車
  • 名もなき毒
  • アリスの棘
  • Nのために
  • マザー・ゲーム~彼女たちの階級~
  • 重版出来!
  • 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
  • 砂の塔~知りすぎた隣人
  • リバース
  • アンナチュラル
  • 中学聖日記
  • THEGOOD WIFE/グッドワイフ などです。

私、ほぼ全部見てるやないかい!と自分に突っ込みました。

シリアスなドラマからコミカルなドラマまで、ドラマには欠かせない気鋭演出家と言われています。

2018年10月からテレビ放送されていた「中学聖日記」では、「コーヒーが冷めないうちに」の有村架純さんや吉田羊さんが出演していることでも注目されました。

原作の小説「コーヒーが冷めないうちに」は、2017年本屋大賞にノミネートされたベストセラー小説です。

元々は、作者の川口俊和さんが手がけた舞台作でそれをたまたま見た編集者の方が感動のあまり声を掛けたことがきっかけで、小説化が決まりました。

舞台もまた『第10回杉並演劇祭大賞』を受賞しています。

そんな話題の原作を映画化する際、

この繊細な人間ドラマを撮れる監督は誰か

という議論の中で、1番に名前が上がったのが塚原あゆ子さんだったそうです。

私自身はこの映画の監督を調べて初めて、これほど多くの人気ドラマの演出をしていた方だったことを知りました。

また、脚本を担当されたのは「時をかける少女」や「サマーウォーズ」、「未来のミライ」の奥寺佐渡子さんです。

「夜行観覧車」「Nのために」「リバース」でも塚原あゆ子さんとタッグを組んでいます。

2019年4月現在テレビ放送されている「わたし、定時で帰ります。」も奥寺佐渡子さん脚本。

毎週楽しみに見ております。

さらに、劇伴音楽の担当は映画「ちはやふる」やアニメ「四月は君の嘘」といった数々のアニメ作品を担当している横山克さんです。

どれもこれも個人的に好きな作品です!

そんな面々がタッグを組んだ「コーヒーが冷めないうちに」。

見る前から楽しみになるのではないでしょうか。

「4回泣ける」?!

コーヒーが冷めないうちに 見どころ
画像出典:http://coffee-movie.jp/index.html

この映画のキャッチコピー、「4回泣けます」。

とてもハードルが上がっているような、プレッシャーをかけられているような…。

あらすじでもご紹介した通り、この作品は4つの物語で構成されています。

1つの物語につき、1回泣けばノルマ達成!という計算になりますが、果たして本当に4回泣けるのでしょうか。

個人の結果を言いますと、私は2回泣けました!

ゼロじゃなくて良かったです。

私が泣いたのは、アルツハイマーの妻とその夫の物語。

そして、数が母に泣きながら別れを惜しむ場面です。

目の前の夫が誰なのかを忘れてしまった妻を演じるのは、薬師丸ひろ子さんです。

自分を忘れてしまった妻とどう向き合えばいいのかわだかまりを持つ夫は、松重豊さんが演じています。

私は、2人の演技にやられました。

私の乏しい想像力から、おそらく文章だけでは泣けなかったと思います。

大丈夫だよ、3年後も君はしっかりやれてる。

将来夫に苦労をかけているのではと心配する妻に、大丈夫と言うために未来から来たのだと優しい嘘をつく夫。

妻はそれが嘘だということは分かっているのです。

お互いがお互いを思いやり、切ないけれど優しくもある、そんなシーンで見せる2人の表情にぐっとくるものがありました。

これは小説ではなかなか味わえない感動だと思います。

2つ目の泣けたポイントは、数がコーヒーを飲み過去から現在に戻ろうとする時、

お母さん、お母さん…!

と涙を流しながら別れを惜しむシーンでした。

私は自分の母親のことを思い出しました。

1人暮らしを始め、初めて家族と離れることになった日に見送った母の姿です。

数のこれまでの物語から感動したということもありますが、自分の記憶と重ねて強く共感しました。

2回中1回は演技で涙した私ですが、「4回泣ける」というのはこの映画を見ている人が共感できる回数と言えるかもしれません。

パートナーがいる人、兄弟姉妹がいる人はきっと泣いてしまうと思います。

「フニクリフニクラ」の魅力

コーヒーが冷めないうちに見どころ
画像出典:http://coffee-movie.jp/index.html

インスタ映えするようなお洒落なカフェより昭和感漂うレトロな喫茶店派の私です。

「フニクリフニクラ」が実際あれば絶対行きたい!そう思ってしまうくらい素敵な雰囲気の喫茶店です。

一面の壁には風景の写真・絵画が飾られています。

実は、季節が変わるたびにこの絵たちも変わっています。

これはスタッフさんの遊び心だそうで、監督曰く、「基本的に観客には気付いてもらわなくていいんです(笑)」というくらいの細部にまでこだわりが詰まっています。

ここからは完全に個人の好みですが…良かったら読んでください。

冒頭部分で、これまたレトロで良い感じの時計が並んで壁に掛けられています。

その内の1つが水色(私にはティファニーブルーに見えました)でした。

私、水色・ティファニーブルーが大好きなので「おお!」と思っていたら、数のエプロンも同じ水色なのです。

続いて謎の女性の後ろの壁、カーテン、クッション、キッチンの奥のお鍋…と所々にティファニーブルーが使われています。

原作ではそういった色について書かれていないため、監督の好みなのかなと思います。

もしそうだとしたら、自分の結婚式までティファニーブルーで彩った私にとってはテンションの上がる情報です。

ちなみにティファニーブルーは、こまどりの卵に由来しています。

こまどりは春を告げる、幸せを運ぶと言われているそうで、大切なものを表すときにこまどりの卵の青色が使われていました。

また、古くから青色は真実や高潔さのシンボルでもあります。

清純な数の姿や母親の真実を連想させます。

それほど深い意味はないとは思いますが、良かったら水色のものを探してみてください。

私が1番細かい部分で見つけた水色は、数の恋人・新谷亮介の名刺です(笑)

4.この記事のライター・菜々の視点

コーヒーが冷めないうちに 
画像出典:https://style.nikkei.com/

紅茶よりコーヒーが好き、カフェより喫茶店が好き、そんなことからもこの映画をご紹介することに決めました。

記事を書いている今もアイスコーヒーを飲んでいます。

私がいつも行っている喫茶店。

若者が集まるというよりは、年配の方がお友達同士で集まるような喫茶店で、囲碁を楽しんでいる方もいます。

喫茶店の常連になって顔を覚えてもらうというのは、なかなか難しいと思っています。

同じ喫茶店に居合わせた者同士でさえ、会話するようになるのも滅多にないですよね。(お店の雰囲気や年代にもよると思いますが…)

だからこそ、この映画の「フニクリフニクラ」を見どころの1つにしました。

雰囲気ももちろんですが、お店側とお客さん同士の距離が近くて出会いがあります。

数と亮介が出会い、恋人になるという設定は憧れますね(笑)

私の夫はせっかちということもあり、ご飯を食べたら速攻帰ります。

ゆっくりコーヒーを飲みながら話すということが苦手らしく、たまにしか付き合ってくれません(笑)

この映画の房木夫婦のようになりたい!と思うのですが難しそうです…。

しかし1人でもコーヒータイムは楽しめると思っています。

喫茶店でまったりコーヒーを飲みながら、映画について思い返してみたり、自分の人生を軽く振り返ったりしています。

喫茶店に行かない方でも、日常生活の中で少し立ち止まって、何が大事なんだろうとか普段流してしまっているようなことを見つめ直すきっかけを与えてくれる、そんな映画だと思います。

5.「コーヒーが冷めないうちに」をオススメしたい人

コーヒーが冷めないうちに
画像出典:https://www.tohotheater.jp/

常に前だけ向いて生きるって難しいと思います。

こんな人にオススメしたいです。

素直になれない人

どうしても意地を張ってしまう時、照れくさくて素直に気持ちを伝えられない時ってあると思います。

この映画で数が言っているように「1度起きてしまったことは変わりません」。

そして映画のように過去に戻ることなんてできません。

素直になれなくて後悔したことはありませんか?

この映画を見れば、その時伝えるべきことを伝えなかった代償の大きさが分かるでしょう。

もし、もう会えなくなるとしたら今までと同じように接しますか?

素直に「ありがとう」の言葉から始めても良いかもしれませんね。

後悔がある人

「人生悔い無し!」こんな言葉を言える人はどのくらいいるのでしょう。

私は言えません!

そして過去も変えられません…。

どうしたら良いんだよ!って思われた方、この映画をぜひ見てください。

過去は変えられませんが、自分自身が変わることで未来は変わるかもしれません。

そんなきっかけを与えてくれるのがこの映画です。

小説が好きな人

オススメの理由は、ベストセラー小説が映像化されていること。

そしてもう1つは、作中に実際の本が登場するからです。

「ねじの回転」と「モモ」。

この本が登場するのは1瞬ですが、示唆することを考えるとよりこの映画を楽しめるかもしれません。

最後に…

「コーヒーが冷めないうちに」は泣ける映画であることには間違いありません。

そして、その人自身の気持ちや心の在り方を見つめ直すことで、未来は変えられるということを教えてくれます。

涙のあとにあたたかい気持ちとどこか清々しい気持ちになると思います。

そう感じた人は、すでに前向きに未来へ歩き出せているのではないでしょうか。

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