【ネタバレあり】傑作SF映画!バック・トゥ・ザ・フューチャーのあらすじ・見所

こんにちは、エンタメブリッジライターのとーじんです!

今回は、1985年に公開されると、全米に「フューチャー現象」と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こした大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)のあらすじと、見所について書いていきたいと思います。

それでは、さっそく本編に入りましょう!

1.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の作品紹介

公開日: 1985年12月7日 (日本)
監督: ロバート・ゼメキス
脚本:ボブ・ゲイル、ニール・カントン
出演者:マイケル・J・フォックス(Marty McFly)、クリソトファー・ロイド(Dr.Emmett “Doc” L.Brown)、トーマス・F・ウィルソン(Biff Tannen)、リー・トンプソン(Lorraine Baines McFly)、クリスピン・グローヴァー(George McFly)、クローディア・ウェルズ(Jennifer Parker)
受賞歴:アカデミー賞では音響効果編集賞を受賞。ヒューゴー賞では最優秀映像作品賞を受賞。ノミネートはアカデミー賞のオリジナル脚本賞・音響賞・オリジナル歌曲賞の三部門

2.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のあらすじを紹介(ネタバレなし)

BTTF メインビジュアル
画像出典:https://comicbook.com/movies/2018/07/16/back-to-the-future-part-IV-robert-zemeckis/

1985年のある日。変わり者の天才科学者ブラウン博士(ドク)の手によって、一台の自動車がタイムマシンに改造された。

しかし、その歴史的瞬間を目撃したドクとマーティーは、不幸にもテロリストに襲われてしまう。

テロリストから逃れるべくタイムマシンに改造された自動車「デロリアン」に乗り込んだマーティーは、過去へとタイムスリップしてしまう。

3.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のあらすじを紹介(ネタバレあり)

1985年、カリフォルニア州に住む陽気な青年マーティー・マクフライは、科学者であり友人でもあるエメット・ブラウン博士(ドク)の実験を手伝い、彼が開発した自動車型タイムマシン「デロリアン」を始動させた。

ドクのペットである犬のアインシュタインを乗せたデロリアンは、一分後の未来へとタイムトラベルを果たし、見事にドクの実験は成功した。

こうしてタイムマシンの誕生という歴史的な瞬間を目撃したマーティーとドクであったが、リビアの過激派テロリストをだましてタイムマシンの燃料をであるプルトニウムを入手していたため、彼らの襲撃にあってしまった。

テロリストの凶弾に倒れるドク。このままでは自分の命も危ないと判断したマーティーは、とっさにデロリアンに乗り込み逃走を図る。

しかし、誤ってタイムマシンを起動してしまったために、彼は30年前の1955年にタイムスリップしてしまうのであった。

BTTF デロリアン
画像出典:https://www.merchoid.com/product/back-to-the-future-1-21-gigwatts-limited-edition-collector-s-artwork/

こうして1955年にタイムスリップしてしまったマーティーは、なんとかして元の時代へと戻るために奔走する。

しかし、燃料であるプルトニウムを使い果たしてしまったために、タイムマシンを起動させることができなくなってしまった。

そこで、1955年に生きる過去のドクに会うことで、事態の打開を図った。

最初は半信半疑であったドクも、彼独自のタイムマシン理論をマーティーが知っていたことでタイムスリップの事実を認め、数日後の未来に落ちる雷の電力を利用してタイムマシンを起動させる計画を立案した。

なんとか未来へ帰る算段をつけたマーティーであったが、ここでもう一つの問題に直面する。

ちょうど1955年のこの時期に、マーティーの両親が結婚のきっかけを見出していたのだが、それをマーティーが妨害してしまう。

本来は父ジョージが車にはねられることで、母ロレインが一目ぼれするというきっかけで二人は結ばれた。

しかし、はねられそうになったジョージをマーティーが助けたことで、この出来事は発生せず代わりにマーティーが惚れられる結果となってしまった。

こうなってしまうと、マーティーの両親は結ばれなくなってしまう。そのため、必然的に未来はマーティーが生まれない歴史に書き換わってしまうのである。

BTTF マーティー 2
画像出典:https://www.wbur.org/artery/2016/12/30/boston-pops-back-to-the-future

そのため、この事態を解決し、さらに計画通りタイムマシンを始動させるという困難なミッションを果たさなければならなくなったマーティー。

そこで、落雷の当日、臆病者であったジョージが不良のビフを撃退する手助けをし、ロレインがジョージに惚れるという歴史を取り戻した。

その後、なんとか計画通りに未来へと帰ったマーティーであったが、ドクの救出には失敗してしまう。

悲しみに暮れるマーティーであったが、そんな彼を尻目にドクがゆっくりと起き上がった。

そう、ドクは自身の末路をマーティーに教えられていたため、入念な銃弾対策を施していたのである。

その後自宅へと戻ったマーティーは、自宅の変わりぶりに驚かされることになる。

ビフを倒したことで臆病な性格を克服したジョージは、小説家として大成していたのであった。

こうしてハッピーエンドかと思われた矢先、デロリアンに乗ったドクが現れ、未来で重大なトラブルが起こったことを告げる。

解決のために同行を依頼されたマーティーはデロリアンに乗り込み、ふたたびタイムスリップしていくのであった。

4.『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の見所・解説を紹介

BTTF マーティー&デロリアン
画像出典:https://movieweb.com/back-to-the-future-movie-facts-trivia/

近未来を感じさせる魅力的なSF設定の数々!

なんといっても、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ最大の見所は、近未来を感じさせる魅力的なSF設定の数々ではないでしょうか。

タイムマシンのデロリアン・タイムスリップ・タイムパラドックス・「ジゴワット」「プルトニウム」といった科学用語…etc

男子であれば、人生で一度はこうした設定にロマンを感じたことがあるのではないかと思います。

もちろん、昨今の設定を極限まで練ったようなリアリティにこだわったSFかといえば、そうではありません。

そもそも、上記の「ジゴワット」という電力単位は「ギガワット」の誤りであるとされており、これだけではなくとても現実的とは思えないSF設定も多いです。

しかし、この映画はそうした厳密な科学考証を行なうのではなく、より観客が楽しめるような「エンタメ性」に力を入れています。

そのため、SF映画という一見難解に思えるジャンルながら時代や国家を超えた大ヒット映画となり、現在まで語り継がれているのです。

中でも、自動車型タイムマシンの「デロリアン」は絶大な人気を誇り、映画公開前「失敗作」という烙印を押されていたデロリアンの実在モデルカー「DMC-12」は希少なクラシックカーとして今でも愛され、再生産の計画がもちあがることもありました。

作品の出来に対して、賞レースや映画関係者は過小評価気味

エンタメ作品として非常に高い完成度を誇っているという今作は、その興行収入の高さからもわかるように、観客の満足度が非常に高いことで知られています。

もちろん、これは私の個人的な評価だけでなく、世間一般の評価でもあります。

例えば、2019年2月現在、アメリカの映画評論サイト「IMDb」では10点中8.5点を獲得し、公開済の全映画を対象とした映画ランキングでも42位にランクインしています。

他にも、同じくアメリカの映画評論サイト「Rotten Tomatoes」ではトマトメーターが96%、オーディエンススコアが94%と、非常に高い水準を誇っています。

しかしながら、アカデミー賞などの賞レースや、映画関係者が選出するオールタイムベストなどのラインナップには、あまり選出されないことが多いように感じます

実際に、これだけの大ヒットを記録しながら、アカデミー賞を受賞したのは音響効果編集賞の一部門のみです。

もちろん、アカデミー賞に選出されるだけで大変な名誉であることは疑いようもない事実ですが、作品のオーディエンス評価と比較するとどうしても物足りないように感じてしまいます。

オスカー像
画像出典:https://jp.reuters.com/article/ent-oscar-idJPKCN0RV3K820151001

他にも、AFI(アメリカ・フィルム・インスティテュート)が選出する「アメリカ映画100年シリーズ」にもその名前を確認することができないなど、過小評価されている印象を受けました。

この理由を個人的に考察してみたのですが、もちろん映画として面白いのは事実です。

しかしながら「衝撃を受ける」というタイプの映画ではないことがこうした評価につながっているように考えました。

分かりやすくいえば、「エンタメ」を重視して大衆好みの映画には仕上がっているのですが、その一方で「価値観を揺るがすような要素」や「芸術性」に欠ける部分があるということです。

もちろん、これが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という映画の評価を貶めることにはつながりません。

そもそも、そういった映画を作ろうという意図で製作されたものではないので、「娯楽映画」として楽しむ分には全く問題ありませんし、むしろ大半の映画ファンに高い評価を下されているという事実のほうがずっと大切です。

BTTF ライブシーン
画像出典:https://www.broadsheet.com.au/melbourne/event/back-future-howler

ただし、裏を返せば「価値観を揺るがすような要素」や「芸術性」を目的にこの映画を観てしまうと、当然肩透かしを食らうことになります。

仮にそうした要素をこの映画に期待するのであれば、映画の魅力を感じられないかもしれません。

そのため『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観る際には、肩の力を抜いて、のんびりとした気持ちで観ることを推奨します。

先ほども述べたように、SF面にも論理的な穴がありますし、そうした矛盾などを突き詰めてリアルタイムで推理しながら観るような性質の映画ではありませんので、そこは鑑賞前に抑えるべきです。

しかし、それは同時に「ネタバレがあまり痛くない」という意味ももち合わせているので、「まだ映画を観ていないのにこの記事を先に読んでしまった!」という方も、是非一度観てみてほしいところです。

エンタメ作品のお手本のような安定感のあるシナリオ

シナリオ面は、エンタメ作品のお手本といっても過言ではないほどしっかりと練られています。

教科書通りに起承転結がセッティングされており、仮に全くSFに興味がなかったとしても、エンタメ映画として十二分に楽しめるほどに抜群の展開が用意されています。

とくに、両親の出会いを妨害してしまったところから、何とか元の関係に戻そうと奮闘するマーティーの行動は、「結局、絶対解決できるんでしょ?」と思いながらもハラハラドキドキさせられます。

BTTF 魅惑の深海パーティー
画像出典:https://www.generic-ninja.com/entry/bttf_music_scene

このように、王道なシナリオをつくっているぶん、展開としては正直読みやすい部類に入ります。

たぶん、この映画を観ながら「本当に未来に帰れないんじゃ…」とは思わないと感じました。

実際、この映画のシナリオを要素ごとに書き出しただけなら、どこにでもある出来のいいシナリオどまりかもしれません。

仮にそこどまりであったならば、おそらく現代になっても語り継がれる映画にはなっていなかったでしょう。

しかし、この映画の場合、そういった映画とは決定的に異なる点があります。

それは、エンタメとSFが絶妙なバランスで調和されているため、ありきたりなエンタメ要素が一風変わったテイストに仕上がっている、という点です。

先ほども触れた両親の中をとりもとうと奔走するシーンを例に解説していきます。

このシーンをシナリオ上の要素だけ抜き出すと、弱気な青年の恋をサポートして、困難を乗り越えた末に女性を振り向かせた、というものになります。やはり、ここだけ見れば「よくあるシナリオ」の域は出ていないように感じます。

しかし、この映画の場合は、マーティーが両親の恋路をサポートしなければならないSF的な理由がしっかりと存在します。

未来の自分の存在を消さないために、数日後の落雷までの短い間で両親の仲をとり持たなければなりません。

つまり、SFの設定が入ることで、「必然性」と「時間制限」という観客を楽しませる要素を違和感なくシナリオに盛り込めているのです。

ここには、監督や脚本の力量を感じます。実際、ここまで絶妙なバランスを保つには、製作するうえで細心の注意を払わなければならないからです。

その証拠に、この映画で監督を担当したロバート・ゼメキスは、この映画をリリースしたのちに売れっ子監督となり、1994年には『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー作品賞・監督賞を受賞するなど、その実力を証明しています。

 

 

 

 

 

 

 

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