映画「海底47m」のあらすじと感想【ネタバレあり】現実と幻覚の狭間は?

こんにちは。エンタメブリッジのごーです。

今回は海中パニック映画「海底47m」を紹介します。

「海底47m」は海で休暇を楽しむ姉妹の物語です。

旅行中、大自然を対象にしたアクティビティに参加したことがきっかけで、姉妹は恐怖のどん底に叩き落されます。

47m海底まで叩き落されるんです。

制作費は少額ながら、興行収入は制作側の予想をはるかに上回る好成績を得た作品になりました。

数多くあるサメもの映画ですが、他の同種映画とはすこし趣向が異なります。

この記事ではそんな新しい趣向のサメ映画、「海底47m」はどこまでが現実の話だったのか解説も入れています。

それでは始めていきましょう。

1.「海底47m」の作品紹介

公開日: 2001年11月3日 (日本)
監督: ヨハネス・ロバーツ
原作者: ヨハネス・ロバーツ、アーネスト・リエラ
原作: メメント・モリ
出演者:クレア・ホルト、 マンディ・ムーア、 クリス・J・ジョンソン、 ヤニ・ゲルマン、 サンディエゴ・セグーラ

2.「海底47m」のあらすじ


画像出典:https://video.unext.jp/

続いて「海底47m」のあらすじを紹介します。

「海底47m」のあらすじは非常にシンプルですし、登場人物も少ないため流れを把握するのは容易でしょう。

しかし最後はリサの幻覚オチになります。

このオチに至るまでには様々な伏線も用意されています。

「海底47m」のあらすじ(ネタバレなし)」

メキシコにバカンスを楽しみに来ていたリサとケイトの姉妹。

本来の計画ではリサの彼氏も一緒の3人旅行のはずでした。

しかしながらケイトはリサから彼氏の都合が悪くなり、姉妹だけの旅行になったことを伝えられます。

リサは元カレに振られてしまい、傷心旅行となってしまっていたのでした。

気分を変えるためにケイトはリサをクラブに誘い、その場で出会った男二人に誘われるままシャークケージダイビングに挑戦。

しかしながら、姉妹が入ったケージを支えていたクレーンが突如破損。

ケージは海底へと沈んでしまいます。

エキサイティングで、楽しみに満ちたバカンスになるはずだった姉妹の運命はいかに…。

「海底47m」のあらすじ(ネタバレあり)

「海底47m」の始まりは、メキシコの高級リゾートホテルのプールのシーンから始まります。

リサとケイトの姉妹は、メキシコでのバカンスを楽しんでいるのでした。

しかしその晩、リサは一人ベランダで落ち込み涙を流しています。

何があったのかと不思議に思い、リサに理由を尋ねるケイト。

リサが傷心してしまったということを、ここで知ります。

活動的なケイトはリサの気分を高めるために、ナイトクラブへと誘います。

大音量の音楽の中、テキーラを飲みながら姉妹は朝まではしゃぎ通します。

そこで出会った南米系の男二人。

ケイトはすぐに仲良くなりますが、リサは元カレのこともありなかなか打ち解けることができません。

リサは自分の殻を破るためか、旅を楽しむためか、出会った男とキスをして距離を縮めます。

二人の男はリサとケイトを、シャークケージダイビングに誘います。

船長が知り合いで、100ドルという友達価格で体験ができるというのです。

乗り気のケイトと、乗り気ではないリサ。

ケイトの説得により、リサも渋々ではありますが挑戦してみることに。

シャークケージダイビングの当日になっても、決心が出来ていないリサ。

ケイトはそれでもリサを盛り上げようとします。

ケイトはリサに、元カレのことを忘れさせようとしているのです。

大海原に出かけるボートに乗り込む二人。

リサはダイビングの経験がありませんでしたが、船長に対して経験があると嘘をついてしまいます。

大海原の真ん中で停泊したボート。

サメの姿は全く見えません。

そこで南米系の男は、禁止されている撒き餌を海に放り込みます。

するとすぐに、6mを超える巨大なサメが近づいてきます。

野生の巨大なサメの姿に興奮するケイトと怖がるリサ。

姉妹の前に南部系の男二人が挑戦します。

船上にいる船長と無線でやり取りができるマスクを装着しているため、会話が可能です。

船長との無線のやりとりで、興奮している男たちの声が聞こえてきます。

そしてリサとケイトの順番がやってきました。

ダイビング用の機材を装着し、記念撮影用のカメラを持ち、いざケージへと潜ります。

ケージが海中に入ると、そこには透明度の高いメキシコの海が広がっています。

魚群や太陽の光が非常に美しく、サメはどこにもいませんでしたが興奮する姉妹。

サメをおびき出すために、撒き餌を海に投げ込む船上の男。


画像出典:https://video.unext.jp/

興奮する姉妹は海中で記念撮影を試みますが、手が滑ってしまいカメラを海中に落としてしまいます。

カメラが落ちていく方向を見ていると、突如サメが出現。

落としたカメラを飲み込みます。

大迫力のサメに興奮するケイトとおびえるリサ。

ケイトは興奮のあまり、サメに触れてみたいと言い出します。

巨大なサメは鉄でできたケージを、食い破る勢いで噛みついてきます。

リサは恐怖のあまり、ケージを船上に上げてもらうように懇願。

ケージは引っ張り上げられます。

しかし突然ケージを吊っていたクレーンが折れてしまい、姉妹を入れたままケージは海底へと沈んでいきます。

ここからは、海底で起きる数々のハプニングが間を開けずに襲ってきます。

海底で気を失てしまっていたが、ケイトに起こされ目を覚ますリサ。

恐怖に取り乱してしまうが、ケイトが必死にリサを落ち着かせる。

興奮してしまうと空気の減りが早くなってしまうのです。

ケージは海底に沈んでおり、船との無線が届かない場所まで落ちていることを知ります。

ケージの出入り口はクレーンによって、開かない状態になっています。

船上と連絡を取るため、そしてクレーンをケージからどかすためにケイトはケージの隙間から抜け出そうとします。

ケージの隙間は女性の体が、やっと出られるくらいの大きさでBCDとマスクを外さなければ出られません。

ケイトは全てを外してケージの外へ。

ケイトによってクレーンはどかされ、船上の人々に無線で連絡をつけることにも成功します。

船上からはケージ内で待機するように指示が出ます。

息をひそめてケージの中で救出を待つ二人。

二人は船のエンジン音が遠ざかっていることを知ります。不審に思い、再度船上とコンタクトを取ろうとするケイト。

船上とのコンタクトはなかなか取れません。そんな中、突然ケイトをサメが襲ってきます。

間一髪ケージに逃げ込むケイト。

何度もサメがケージを食い破ろうとします。

置き去りにされたと勘違いしていた二人ですが、上方からライトの光が近づいてきます。

救出に来た人に違いないと思い、ケージを叩き大きな音で自分たちの居場所を知らせようとする姉妹。

しかし、ライトの光はケージとは違う方向に離れていってしまいます。

残りの空気の残高も減っていきます。

ケイトはこれまで、海底内で動き回っていたためリサよりも空気の残量が無くなっていました。

そのため、今回はリサが救出者のライトの方向に向かって助けを求めに行くことを決意します。

ケージから出るリサをいきなり襲うサメ。

ケイトの知らせにより岩陰に隠れて何度か回避。

ライトの方角へ進んでいきます。

しかしライトは崖の下。

勇気を振り絞って崖の下まで降りてライトを拾うリサ。

ケージに戻ろうとしますが、自分が迷子になってしまったことを悟ります。

ケイトとコンタクトを取りながら、何とか方向を突き止めるリサ。

救出に来たハビエルと合流しますが、出会った瞬間にハビエルはサメに食われてしまいます。

ハビエルが持っていたスペアのワイヤーと水中ガンを持って、ケージに戻るリサ。

船上とも無線で連絡が取れて、ワイヤーをケージにつないだため徐々に船上に引き上げられていきます。

ゆっくりではあるが、確実に海上へと上がっていっている二人は喜びを抑えきれません。

しかしこのスペアのワイヤーも突然切れてしまい、再び姉妹は海底へと真っ逆さま


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リサは片方の足をケージに挟まれてしまいます。

この時、ケイトの空気残圧は5バー。

もって後数分。

会場とコンタクトを取り、新しいタンクを落としてもらいます。

ギリギリでしたが、ケイトは何とか新しいタンクに交換することに成功します。

助かったと思った瞬間サメがケイトを襲います。

 無線で何かが起きたことを悟ったリサ。

ケイトをなんとか助けようと必死にケージから脱出しようとするリサ。

空気の残圧も減っています。

水中ガンを利用して、タンクを引き寄せるリサ。

手のひらにケガを負ってしまいますが、何とかタンクを交換することに成功するリサ。

一度、深呼吸をして自分を落ち着かせます。

⇒ここからはリサの幻覚。

ケイトからの無線の声が聞こえてきます。

何とか生きているようです。

瀕死の状態のケイトを落ち着かせようとするリサ。

BCDを利用して、ケージを少し持ち上げ下敷きになっていた足を引き抜くことに成功。

ケイトの救出に向かいます。

ケイトと合流し、自力で浮上を試みる二人。

海底20m地点で、待機をする二人でしたが発煙筒をつけると二人の周りにはサメがたくさんいます。

発煙筒でサメを追い払うも、最後の発煙筒を使い切ってしまいます。

海上からは

BCDを外して、全力で逃げろ

との指示。二人は全力で浮上し海上に出ます。

ボートから浮き輪が投げ入れられます。

リサがサメに食いつかれるも、サメの目を手で突き何とか逃げきります。

船上に引き上げられた二人は、喜びをあらわに大きな声で笑います。

しかし、不思議なことにリサの手から滲み出している血はゆらゆらと漂っています。

⇒ここからは現実。

海底のケージの中で、笑い続けているリサ。

湾岸警備隊のダイバーが助けに来ます。

それでも現実に帰らず、大声で笑い続けるリサは救出されて海上へ。

ここで物語は終わります。

3.「海底47m」のみどころ


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「海底47m」の上映時間は約90分。

そして、その3分の2は海中です。

そんな同じようなシチュエーションの中でも、たくさんのみどころがあります。

ここからは「海底47m」のみどころを紹介します。

海中の美しい映像と野生生物の迫力

「海底47m」の見どころとして、初めに挙げなければならないのは美しいオーシャンビューでしょう。

物語の舞台ほとんどは海中になりますが、ダイビングスポットにたどり着くまでの海の映像は一面が光り輝く大海原になっています。

人間が乗っているボートと比較することによって、大海原のスケールが際立っています。

海中の映像もCGを駆使して、まるで自分たちも海中に潜っているかのような気分にさせてくれます。

大きな野生のサメの迫力はもちろんですが、魚群や海中へ差し込む太陽の光も映画のワンシーンを美しく彩っています。

両極端な性格の姉妹のやりとり

「海底47m」の物語の進行に重要な要素は、両極端な性格を持ち合わせた姉妹の言動や行動です。

姉は内気な性格で慎重なタイプ、妹は社交的で活動的なタイプです。

真逆の性格を持った二人が旅行に出かけて、海底に閉じ込められてしまいます。

ダイビング経験もある活動的な妹が昇進している姉を誘い、シャークケージダイビングに挑戦します。

トラブルが起き、海底に落ちた後も率先して危機から脱出しようとするのは妹の方です。

妹は姉の気分をリフレッシュさせるために、このアクティビティに挑戦することを選択したのです。

落ち着いて二人が話をしている内容から察すると、姉は妹に若干の嫉妬を覚えていたような節があります。

しかし妹は全くそんなことを気にしていません。

活発でいる人は、あまり他人のことを気にしないものなのでしょう。

ただしお互いはお互いに対して愛を持って接しています。

海底から脱出するために、二人とも自分だけが助かろうという言動も行動も一切見せません。

お互いがお互いを気遣い、二人で乗り越えようとする姿には姉妹愛を感じます。

一人だけで助かろうということであれば、二人を襲うハプニングはもう少し減っていたはずです。

それでも二人はお互いのために全力を尽くし、励ましあうのです。

海中で姉妹を襲うアクシデントの数々

ハプニング映画には当然のことですが、ハプニングがたくさん起こります。

しかしながら「海底47m」にはハプニングが起こりすぎて、見ている間はずっと息が詰まります。

ほとんどが海中のシーンですから、本当に息が詰まってしまうのです。

そして救援も来ないまま、刻一刻とタンクに残された空気の残量は減っていきます。

空気が無い状態になれば、泳いで早く海上に上がりたいもの。

しかしケージの外には体の大きなサメの群れ。

一口で人間をも飲み込んでしまうほどの大きさです。

それならばサメのスキを見て、一気に泳いで浮上すればいいじゃないかと思いますが、そうもいきません。

スキューバダイビングで、最も危険な行為は急浮上なのです。

急浮上をしてしまうと窒素が脳に入ってしまい命を落とすか、急な水圧の変化で内臓が破裂してしまうのです。

泳いで浮上するにしても、中間点で5分ほど留まらなければいけないのです。

しかしそんなことをしていたらサメに襲われる。

つまり二人は、海底で八方ふさがりの状態なのです。

そんな状況の中で足を挟まれてしまったり、ケージからの出口がクレーンで妨害されて開かなかったり、トラブルが連続して起こります。

トラブルが起こるのは、ほとんど数分に一回。観ている方のハラハラドキドキが止まりません。

4.「海底47m」私の視点


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「海底47m」は極限状態の人間を描いた映画です。

何もしなければ、死が待っている状況。

何かをしても、死ぬかもしれない状況。

そんな状況で人間はどのような行動をとるのでしょうか。

ここからは私の個人的な視点で「海底47m」を解説します。

失恋を乗り越えようとするリサ、励まそうとするケイト

リサがケイトを誘って旅行に出かけた理由は、彼氏に「飽きられて」破局してしまい傷ついた心を癒すため。

しかしリサは、ケイトに自分が失恋したことを打ち明けられずにいます。

メキシコ旅行1日目の夜。

一緒に寝ていたはずのリサがいないことに気づいたケイトは、ベランダで悲しみに暮れているリサを見つけます。

リサからの告白により、全てを悟ったケイトはリサをナイトクラブに誘います。

メキシコ滞在中も元カレのことが気になるリサ。

メールの内容は部屋から荷物は全て運び出したと、非常に冷たく気持ちの入っていない返信でした。

リサは元カレがまた自分に気持ちが戻るのではないか、という淡い期待を抱いています。

未練が残っているのです。

ケイトはリサの気分を転換させるために、クラブやアクティビティに誘います。

はじめシャークケージダイビングに乗り気でなかったリサは、元カレからのアドバイスを引き合いに出します。

すかさずケイトは

彼はクズよ

というセリフと共にリサの引きずっている失恋を一蹴。

ケイトはリサの恋愛が二度と戻らないことを悟っていたのです。

ケイトは若干軽いような性格に見えますが、姉を思っての行動なのでしょう。

そしてリサの将来のために、新たな出会いに導こうとしているのだと思います。

スリルを楽しむのが人の性

人間は古い時代から、スリルを求める性を持っているのでしょう。

バンジージャンプにスカイダイビングなど、世界中には一つ間違えば命を落としてしまうようなアクティビティが数多く存在しています。

不慮の事故による死亡者は後を絶ちませんが、それらが衰退するということはありません。

シャークケージダイビングは実際に行われているアクティビティで、数多く人がネットやSNSに動画をアップしています。

水族館ではなく、間近で野生の大きなサメを見られると人気のアクティビティです。

サメにとっては目の前に餌(人間)があれば、鋼鉄のケージなど関係なく大きな口を開けて襲ってきます。

そして観客たちはこれに興奮を覚えるのです。

実際にシャークケージダイビング中にサメがケージを破り、ケージ内に侵入するという事故が起こっています。

幸い中にいたのはベテランのダイバーであり、けが一つなく無事にケージから抜け出しました。

しかしこの事故も運が悪ければ命を落としています。

これらのスリルあるアクティビティの人気が衰えないのは、スリルによって退屈な日常から抜けだしたいという欲求が人間に備わっているからなのです。

「海底47m」に出てくる二人の姉妹がシャークケージダイビングに挑戦したのも、これまでの自分から脱出するためでした。

生きるために最善を尽くすということ

人間は最悪な状況の中でも、何とか生き残る方法を見つけ行動しようとするものなのです。

さらに近くに愛すべき人がいたならば、その人を守るために最善を尽くすのです。

「海底47m」はそのタイトル通り、太陽の光もほとんど届かない海底へと落とされてしまいます。

タンクに入っている空気には限度があり、海上に浮かぶにもサメの恐怖や窒素病などによって制限されてしまっています。

陸上と違い自由が利かない海底では、様々なトラブルが起きます。

トラブルが起こるたびに二人の姉妹はお互いを励ましあい、生き残るために知恵と気力を使い切ります。

ダイビングが初めてだった姉のリサも、ケイトがトラブルに巻き込まれた後は自らトラブルの改善に動きだします。

多くの条件により相当な恐怖があったはずですが、生き残るために恐怖を克服しつつ解決策を模索するのです。

制限された状況でも、数少ない身の回りにある道具を駆使して脱出を試みます。

究極状態に置かれた人々が考え出す、解決策の数々は人間の底力を教えてくれます。

5.「海底47m」をおすすめしたい人


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「海底47m」はもちろん海が好きな人におすすめです。

しかし、この映画は最後のシーンに謎も残します。

ハプニング映画として観ることが出来ますが、ミステリー映画としても観ることが出来ます。

それでは「海底47m」をおすすめしたい人を紹介します。

実際にシャークケージダイビングを楽しみたい人

シャークケージダイビングは「海底47m」の舞台となったメキシコだけではなく、ハワイやオーストラリア、南アフリカなど大型のサメが多く生息する国々で実際に行われています。

Youtubeでもたくさんの動画がアップされています。

実際に潜って間近に巨大なサメを見れば相当な迫力があるでしょう。

海外旅行に行った際にシャークケージダイビングを楽しみたいと思っている人は、事前に「海底47m」を観て海中の恐怖を知っておくのも良いのではないでしょうか。

最悪は命を落とすというリスクを知る、という意味はもちろんです。

さらに最悪を知ればスリル感が増し、本番ではもっとエキサイティングに楽しめるかもしれません。

一方でシャークケージダイビングには、乗り気ではない人もいるでしょう。

そんな人でもこの映画を観れば、実際に体験したかのような迫力ある映像を観ることができます。

サメ映画やハプニング映画が大好きな人

「海底47m」はサメ映画ファンにとって、必見の映画でしょう。

サメ映画はスリラーからおバカ映画まで、さまざまなテイストのものがあります。

そのため「サメ映画」と一つのジャンルとして語ることができます。

しかしこの「海底47m」は、他のサメ映画とは少々趣が異なります

それは一般的なサメ映画と違い、ハプニングの多くはサメ以外でもある点です。

サメは二人の姉妹を海底に閉じ込める、舞台装置だといえます。

もちろん、ところどころにサメは登場し、救出に来た人を食べてしまったり、姉妹を襲ったりもします。

サメがたくさん見たいという人を飽きさせるわけでもないので、安心してください。

この映画が他のサメ映画と一線を画している点は物語の進行がサメとの戦いではなく、状況から脱するという点に重きを置いているということです。

最後にサメを倒すということではなく、意外なオチを用意しています。

ハプニングだけでなく、謎解きも楽しみたい人

「海底47m」の最後はリサが幻覚を観ていたという他の映画には無い、観る人を驚かせるオチがついています。

それではリサの幻覚はいつから始まっていたのでしょうか。

このことを考えれば「海底47m」を二回目に観る人でも楽しむことが可能になります。

映画の中ではタンク内の空気圧がなくなっていきますが、船上からの救出は間に合いません。

新しいタンクを渡すと、窒素病にかかってしまう恐れがあったため渡すことを躊躇していたのです。

足をケージに挟まれながらも、知恵と勇気を振り絞りながらなんとか新しいタンクを手に入れるリサ。

船上からの連絡で

窒素病で幻覚を見ていないかお互いに確認しろ

という指示がありました。

このセリフは最後のオチの伏線になっていたのです。

リサが見た幻覚ではケイトはサメに襲われ傷を負っているものの、存命しています。

そして、そのケイトを助けリサは何とか海上へと浮かび上がり、助かります。

船の上に引き上げられハッピーエンドに思えたその瞬間、リサの手から流れているはずの血は宙をヒラヒラと漂っています。

不思議に思うリサですが、それでも自分が幻覚を観ていることに気づきません。

自分が既に助かったと思っているのです。

海底では幻覚を見て、嬉しさのあまり笑い続けているリサの姿が映し出されます。

そこに海岸警備隊が助けに来て、本当に助かります。

夢オチなどはよくある手法ですが、「海底47m」の幻覚オチは伏線も張られていてアッと驚かせる最後です。

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